足の指の間が痒くなる心意気

2002年1月17日(木) 「もう7年、まだ7年」

今日で阪神淡路大震災から7年…

あらためて犠牲になられた方々のご冥福をお祈りいたします


あの時、私はべろべろに酔って大阪府吹田市の

自宅のボロアパートの一階の部屋でうずくまるように眠っていた

突如として揺れ動く天井!

「うわーーー。こんなに酔ってるんや…うぐー吐きそぉ…」とあくまでも酔ったせいだと思っていた

そこへ2階の部屋から住人の叫び声!

「あ。これ地震や!うわぁ。」と、とりあえず布団をかぶった。そのまま寝てしまった…

夕方に目覚め、外へ出るとアパートは半壊状態だった…

親や当時の恋人からは留守電に安否を確認する電話が10何本か入っていたっけ。

世間は大変やったんや、とその後テレビを見て驚愕した…



そういえば、地震の翌々年に出た一冊の本

神戸に実家のある無名のライターが出した本

「大震災名言録」(光文社刊:藤尾 潔著)

腰帯のキャッチコピーにいわく「命と引き換えのネタ 忘れるより笑って!」

筆者は前書きで、

「『一瞬でも思い返してください』とお願いするうえでの礼儀として関西的なユーモアは必要、

そして不可欠であると考え」この本を著した、という。


あらためて震災を思い起こすために、5年前に出たこの本から少しネタを拾ってみよう

震災の記憶、呼び起こすために、どうぞ笑ってほしい



[楽観的思いやり]
神戸在住のDさんはテレビを見ていて自身に直撃された。
床に落ちたテレビから、
「落ち着くようにお願いします」
という音声だけが聞こえ、画面は真っ暗なのを見て
「スタジオの照明が壊れたんかなあ。テレビ局はたいへんや」との感想を持った。
実際のところ、壊れていたのは自分の家のテレビのほうであった。


[震災カクテル]
自慢の洋酒コレクションを粉みじんに砕かれた垂水区に住むサラリーマン・Eさん、
こんなことでもなければありえなかったであろう超豪華カクテルの香りに、一瞬陶然とした


[言葉の壁]
外国人ボランティア・S氏は、路上に窒息状態で倒れているおばあちゃんを発見。
医療の心得のあるS氏はただちにマウス・トゥ・マウス(口移しの人工呼吸法)を行ったが、
通りがかりの日本人はそれを変態行為とみなして、S氏に襲いかかり、ボコボコにしてしまった。


[刹那主義]
震災後初めて開催された京都競馬は史上最高の売り上げを記録。
阪神間の人々の人生観がどういう状態にあるかを垣間見せた。
「関西にぜったい地震はない」と言われ続けて地震に遭った人たちが
「ぜったいはありえない」と、大穴狙いを始めた結果だという人もいた




コピペで申し訳ないが、こんなネタが満載のこの本。

きっとこの時期は書店などでフェアが組まれている場合もありえるので、見つけやすいはず。

ぜひ手にとって見てほしい

そして、やはり忘れずにいてほしい

むかし、ここで多くの夢が破れていったことを…

その中には、こんな笑える力もあったことを…

忘れるくらいなら、笑ってほしい


明日18日付の「今日の心意気」はお休みします
仕事で、職場に泊まりこみますので
ええ、もう職場から更新はしません!


おまけ更新
先ほどまで50名を超える人たちの前で研究発表をしてきました
明日は討論の司会が!
くーぅ。胃が痛い…
BBSに書き込んでいただいた方、ありがとうございます
レス付けは明日、改めてじっくりさせていただきます
今は、仕事に専念!     '02.1.17.17:30

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片言隻句

絶対は あり得ないから 今日もまた


キャバ嬢を口説く 男達の街
かあくんさま

諭吉さん手に 銀玉はじく
やすしさま

安心したくて 指切りげんまん
まうまうさま

信じるしかない 毛生え薬
翡翠さま

今日買った車券 また裏目で泣く
志さま


電話の向こうの あなたの声聞く  3太郎
下の句日々ハゲシク募集中です

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