足の指の間が痒くなる日記

10月5日(金)
わが国初の時刻表が出版される(1894年)
立教大学登山隊、日本人初のヒマラヤ登頂成功(1936年)
銀座と新宿で土曜歩行者天国開始(1974年)
山口百恵、武道館でラストコンサート(1980年)

今日は山の中でなく大阪市内へ出張

こう見えてもワシは「不登校」「ひきこもり」状態にある

青少年(おおむね16歳〜25歳)たちが

社会生活へ向けてのグループ活動を体験するためのキャンプ活動を担当している


なかなか難しいことも多いが

やはりキャンプを楽しんで帰っていくときの彼らの笑顔は

その苦労に充分すぎるほど報いてくれる


このキャンプで少しでも元気になってくれたら・・・

そして明日からじゃなくてもいいから

きっとそのうちに元気に人と人との間で

自分らしくのびのびと呼吸できるようになれば・・・


今日はそのキャンプの打ち合わせで

いわゆる児童相談所のケースワーカーによる

ともにキャンプに携わる大学生ボランティアリーダーの研修会だった


話が進むにつれ、

深刻なケースがどんどん目の当たりにされていく

・・・虐待、自傷、いじめ、いじめられ、性の悩み・・・

如何に不登校・ひきこもり状態の彼らが、

決して彼らのせいでなくナーバスでナイーブで傷つきやすいことか・・・

学生ボランティアたちも

どう参加メンバーに接していけばいいのか

それがとても繊細な問題であることを感じ始めてくれたであろう

そしてそれが如何に大切なことであるかも・・・


でもどうか、構えないで接して欲しい、先入観を持たないで欲しい

学生ボランティアだけでなく

すべての子どもや青少年の周りの大人たちよ・・・

ひきこもっていようがいまいが、みんなそれぞれ「普通」じゃないか

なぜ待ってやることができないんだ?

どうして「頑張れ、頑張れ」・・・そればっかリ言うんだ?


みんなの温かい眼差しと元気なあいさつがあれば

どれほど彼らを勇気づけることか・・・

どうかもう一度だけでも考えてみて欲しい

そして、どうかもう少しだけ待ってやって欲しい・・・

彼らが自分の笑顔で、素晴らしい笑顔で微笑み返してくれるそのときまで・・・


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