地方競馬観戦記岩見沢ばんえい競馬場編
『第2章 「さんまの何でもダービー見ていたらこれは基本!」』
理由はこれです。
(写真をクリックすれば大きい画面が見られます)
90年代前半、テレビ朝日系列毎週火曜日午後7時から1時間、「さんまの何でもダービー」という番組があった
ということを覚えていらっしゃるでしょうか?スペシャルでも何度か放送されていた名番組だったんですが、
その番組の名物レースの一つが『人間ばんば』でした。番組内でも本場の人間ばんばを映した様子が放送
されたことはあったんですが、生で見たのはこれが初めて。競馬場に来たのがたまたま予選開催日だったのが
幸運でした。ということで馬券はそっちのけでこの市民対抗ばんばソリ競走に注目することに。
この競走、市民対抗というタイトルがついているとおり、ばんえい競馬場がある各地域で予選が行われます。
たまたま行った岩見沢では本物のレースの合間に予選が開催されたんですが、この予選を突破すれば
9月8日の本選に出場可能になります。そして優勝賞金は10万円。開催場所は岩見沢競馬場の本コースの
手前にある平坦コース100メートルです。人数は4人(決勝は騎手追加で5人)で体重は300キロ未満と決まってます。
ちなみにこの日行われた岩見沢地区予選では大都市札幌に一番近い競馬場のためか、遠く千歳から
来たチームも参加していましたが、基本的には地元の体力に自信ある猛者が来ていました。
さて、コースとなる場所では6レース目が終わってから専用の車を使っての地ならしが行われてました。
人間ばんば専用のソリはどうやって運ぶか、という疑問はこれで解決。本物のばんえいレースとの違いといえば
2つの坂が無いことぐらいでした。
ご丁寧に専用のゴール板を設置する姿がなんとも(^^;
そして7レース終了後、いつの間にやら集まる3組の精鋭たち。馬場を歩かされてスタート地点にあるソリとご対面。
ルールは3組同時にスタートして100メートル先のゴールを目指す、というもの。先着2組に次週の決勝に
出場できます。では以下、『ばんえい競馬の見方』と同じノリでご覧ください。
こう小さく見えても200キロあるソリ。
よ〜い、
どん!
レース中は本番と同じアナウンサーの実況つき!
レース中は観客からも応援の声が飛びました。
ゴール!ソリを最後端を基準にするのも本番と同じ
これを本レースの第8レース終了後にもう1回別の組み合わせで行い、本選(決勝)進出4チームを決めました。
まさか、生で『人間ばんば』を見ることが出来てよかったです。
ちなみにこのレースに参加した彼らはほとんどレースの馬券を買ってませんでした・・・。
今だからいうけど、このレースを馬券発売してくれたら1〜3着まで順番どおりに当てられる自信あったのに・・・。
このコーナー、おしまい。