私のテレビ番組出場体験記
(炎のチャレンジャー「歴史上の人物」編)

その1・「えっ、ぼくでいいの?」

(注)なおこの文章は当時(3年前)に書きつけていた文章を元に結構修正を
加えています。そこら編を御考慮に入れられた上でご覧ください。

 

どうしようもない番組からしばらくして私はいつものような生活をしていた。その中でも火曜日は朝いちに
どーしよーもない授業があるだけで夕方に帰宅。そんでもって7時からはいつもの通り、「ウッチャンナン
チャンの炎のチャレンジャーを見ながら夕食。この番組、僕は第1回から見続けており(というよりその前の
「さんまのなんでもダービー」当時の時間はこのチャンネルと決めている)[注1]、当然のようにその日も見て
いた。でも「炎チャレ」が始まって1年と少し、「面白い」「すごい」と思わせるチャレンジは数知れず。でも自分
が100万円取りそうなチャレンジは一つも無かった。「出てみたい」と思ったチャレンジはあったんですがねぇ。

それがこの日の放送で「ビビッ」と来たのだ。そのチャレンジ名は「歴史上の人物100人答えたら100万円」
一応僕は歴史、特に日本史には自信がある。中・高と一度を除いて90点を下回ったことが無いのだ!「これは
いける!」と思った。さっそく葉書きを書いた。(この当時「炎チャレ」は毎週ビデオにとっていた)宛先も確認した。
ほーほー、六本木なのね。荻野目洋子の「六本木純情派」しか知らない僕にとっては「ふーん」だったんだけど。
そっこーで表を書いた後で、「さあ裏側をどうしよう」。やはりアピールだよなぁ。ということでまず思い付いたのが
「大学名を書こう!」わー、えげつな(笑)。好きで入った大学じゃないのに(爆)。○○○大学・・・・と。次は・・・と、
90点云々を書こう。但し「一度は除いて・・・」はカット。どうせみんな誇張してくるからこっちもそれくらいはしておか
ないと(笑)。そんでもってついでに年齢からして浪人しているのがばれそうだからそれも逆手に取っちゃおう!
「人よりの1年長く受験勉強ができました」とでも書いて置こう。マスコミは私学が多いし「私学は3教科」って
いうのがさりげな〜いアピールになるかも(←いやな奴やなぁ・・・・)。

てな感じで書いていった。そして、とどめは速達で出そう!こうすれば地方からのアピールにもなるだろう。
ちょっと金がかかるけど。でも予選があったらどうしよう・・・。二度手間だよなぁ・・・・。

 

葉書きを出してから数日が過ぎました。でも全く連絡が来ない。しゃれにならない。葉書きを書く手間と速達
料金がもったいない。それに確実さを増す為に中央郵便局に出してもらったのに・・・。
冷静に考えるとカジノザウルスのときとは状況が明らかに違うことに気づく。「カジノザウルス」は番組が
始まって間も無いとき。しかも番組告知がほとんどされない時点で応募できた幸運があった。
一方、「炎チャレ」はすでに放送開始から1年以上。人気も定着しており(視聴率20%前後)しかも一つのチャ
レンジに参加できるのは50人(カジノは200人)。さらにカジノにはあのゲーム内容で予選はないが「炎チャレ」は
知識を求めてくるので多分予選があるだろうということ、その状況でわざわざ地方から呼んでくるだろうか?
それらを考えると「絶望」。どうしてあれを見て「その気」になったのだろう。自分が情けない。

それが10日ぐらい経った頃だろうか。やぶ用を終えて帰ってくると母から「今日、テレビ朝日のなんとかから
電話があったわよ」という。「えっ?」と思っているとまた電話。やった、テレ朝からだ。しかも「炎チャレ」から。
こっちとしては有頂天。向こう(女性)曰く、「交通費はお出しできませんので・・・」といってきても僕としては
『出たいからはがきを出した』のだから交通費が出なくても参加しますって!で、詳しい内容は、

  1. 10月6日に収録が行われます。
  2. 集合は午後5時。テレビ朝日六本木センター第2リハーサル室へ。
  3. 最寄り駅は日比谷線六本木駅、歩いて3〜4分です。
  4. あとは100万円の使い道を考えてください。

と、こんな感じ。最後に「私、○○と申します。またお電話と案内のはがきを出します」と言って電話が切れた。
電話を置いて後ろを振り返ると母が、「また、東京?」とあきれていた。へえ、へえ、こんな馬鹿息子ですよ。
こんな馬鹿なことをして100万円取れたら授業料の負担も減るでしょう?

いやー、ほんとに今年はついている。いや、受験で使われなかった運がここに回っている気がする。それ
なら北大におとなしく合格させてくれたらいいのに。
それと、一生役に立たないと思っていた「○志●ブランド」がこんな所で生かされるとは。どうやら関東以外の大学
ということなら通用しそうだ。[注2]
それにしても「はがきオーディション」だけで予選突破とは・・・。

そうだ、テレビなれする為に他にも出られるときに出ておこう。お、そういえば「アタック25」の予選の告知って
毎週やっているよな。よし、それにも出そう。テレビ局って特殊そうな雰囲気だし「場慣れ」はしておかないと「注3」

 

[注1]第1回のゲストには「シャ乱Q」も出ていました。今ならともかく、あの当時('95・4月)に「あのビッグバンドが
出ているなんて・・・」と素直に思っちゃいました。でも良く考えると彼ら、バラエティー好きな人たちだったんですねぇ。

[注2]ちなみにそんなブランド、存在しません(笑)。「関東以外」でいいところの国立大学には絶対勝てませんし、
それにこの一件以降は全くそんなメリットはありませんでした。

[注3]今から考えれば失礼な考えです。それだけ有頂天だったのでしょう(苦笑)。ちなみにそのはがき、見事に
当選し予選に参加することができましたがそんなえー加減な気持ちが理由だけではありませんでしたがいい
様にあしらわれてしまいました。確か、20問中4,5問しかできなかったと思います。でも予選が「炎チャレ」の
前でしかも朝日放送で予選があって、見事にテレビ局には入れたので僕の思惑通りにはなったのですが。

 

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