「十一夜物語」ひみつ日記
「与平さん、けっして覗かないでくださいね」トンカラトンカラ



1月18日 続編執筆について〜

昨年八月にようやく発行された十一夜物語。発行にあたって、いろんな人の親切に触れ、そして、モノを作りつたえることの難しさを改めてしった・・ような気持ちになっている。
十一夜は、文字通り十一の短編より出来ている。が、その制作段階で没になった作品・・没というよりは、あえて入れなかった作品が複数ある。そのうちの一つで、わたしが途中まで書いていたものがあるんだけど、どうにもこうにも、その作品自身が私の喉元までやってきて、「出してくれ」とドンドン叩いているんだな〜。
この作品「翔ぶ花」という仮題がついていて、個人的にはもう話は頭の中でかなり出来上がっていて、まあ、データーとしても半分くらいはもう出来上がっているんだけど、ディテールで、始末ができていないところが少々残っていたことと、十一夜に入れた「十九の夏」と表裏一体みたいな話なんで、あえていれなかった。
そういえば、水霧と夢の女も表裏一体ものなんだけどね。
月日を経るにしたがい、ディテールの始末の解決もどうにかめどがたち、なんとか原稿を進めることができるようになった。

アージュヴェダの時代より約100年。現代に甦った12番目の物語が伝えた物はいったいなに??
本編十一夜物語を読んでいない読者にも楽しんでいただけるような構成になってます。
Coming Soon !しばしお待ちを!主要登場人物の、庸平くん30歳次男歯科医が勝手に喋るセリフに振り回されるわたしなのであった



8月2日 本がおうちにやって来た♪〜

あ〜、もう過去なんかふりかえらんとこ。とにかくできました「十一夜物語」このひみつ日記をつけることすらできないくらい過酷な作業の連続でしたよ。(苦笑)結局出版社にだした校正が3回、色校、イラストの校正など、いろいろうるさいクライアントであった私たちですが、出版社の方もめげずに応対してくださり、いいものができた・・とおっしゃってくれました。近場の友達関係には今日手渡ししましたが、遠方の方々には近日中に出版社の方から送付されるはずですので、もう少々おまちくださいね。それで、こんな暑い時期に本を読む気もおこらないかもしれないけど、読んでみてください!お願い!
たくさんある制作の最終段階のエピソードもおいおいページに綴っていきますね。


3月19日 時は流れて留まることを知らない♪〜

なんだか、随分時間がたってしまったような気がする。んで、ひみつ日記なんてもうほぼ2ヶ月なにもかいてない〜。わたしのバカ
十一夜物語に関しては、制作状況のところにも記したとおり、いろいろ作業は進みつつあります。本文作業はほぼ終わって今は広報作業なんかしたりして・・・でも、宣伝文書くのってなんだかこそばゆいですね〜。やっぱり、物語みたいに現実からばさっときりはなされたほうが書いてて楽しいですよねえ。伝え聞くところによると、いろんな方が十一夜物語を予約してくださっているそうで・・本当にありがたいことです。作者としても一刻も早く形にしたいと思う気持ちはつよまるばかりですが、もう少し、もう少しと緻密な作業をすすめていきたいとおもいますので、皆さん楽しみにおまちくださいね。決して待たせた分だけ、楽しんでもらえるとおもいますよおお。(妙な自信だ?)しかし、出版業界に少し触れただけで、世の中には自分の本をだしたい人がたくさんいることがわかりました。そんな中自分たちの本を作れる喜びを体験できたことに感謝。そしてこの作業が最後の山場を迎えようとする今、なんだか寂しさは否めないんですよね。


1月23日 八夜の亡霊状態

 ここ何日か、八夜に憑依され暮していました(ウソ泣)
話のツジツマがあわないとか、セリフ回しが変とか、書けば書くほど長くなるとか、いろんなことに囚われてしまっていました。
でも、なんとか、トンネルを抜け、ようやく「これで、いいか〜」に辿りつきました。
あー、しんどかった。
いあいあ、しんどいといいつつ、楽しんでいる部分はあるんだけどねえ。
印刷もだんだんと仕上がりつつあります。
当然、うちのプリンターは家庭用なんだけど、これがまた、けなげに働いてくれるんだな〜。
御褒美に名前をつけてあげようかなあ??
なまえ・・・おりこうからりおくん一号・・・とかね。(ウソウソ)


1月17日 第八夜とりあえず完成!

 朝の三時まで、粘ってようやく第八夜が一応の完成を見せました。(万歳)
最初はこれ、4〜6ページの短い話にしようとおもてたのに、なんと仕上がったら、ほぼ25ページ。
十一夜物語の中では、堂々第3位の長さとなりました。
ま、ながけりゃいいってものじゃないんですよね。
でも、1日ひなたに干しておいて今日改めてよんでみましたら、やっぱり、説明不足、ツメ不足のところがけっこうあって、
「まーた、加筆かい〜」って感じです。やーれやれ。
思い余って、一つのエピソードをざっくり削って話を半分にしようか??という荒業もかんがえましたが、ここまで温めたものなので、もちょっとがんばってしあげようか・・というところ。


1月17日 さて、第八夜だ!!

 さあて、ようやく第八夜の話がまとまってきた。
今夜こそ書くぞー!!と気合いれてるんだい!!
 今日、序文から、第七夜までをプリントアウトしました。
全部で、114ページ、しかし、八夜から、結文までは長編が多いので、これまた100ページを越える予感。
うちのプリンターはもちろん家庭用なので、ゆっくりゆっくり働いてくれている。でも、いいの、がんばって印刷してくれているんだからね。
第八夜があがれば、明日にでも、残りの話を一気にプリントアウトしたら、ようやく紙版「十一夜物語」(見本)の完成!!よおん
今まで画面上でしか文章が読めなかったので、結構雰囲気とか掴むのがむつかしかったのねえ。
手元にある、印刷されて縦書きになったものをみると、「なんだか、ホントに本みたい〜」と妙に目尻がさがったりするわけで・・・・。
それでは、今から書きます。では、さらばじゃ!


1月15日 イラスト完成は間近?

 midiが、とうとう表紙イラストにとりかかった。表紙といえば、本の顔、がんばって良い物を仕上げて欲しい。
わたしといえば、決まっていた第八夜の前づけ文が、第六夜と差し替えになることになって、第六夜の前づけを一つ新しく書き上げなければならない。
 しかし、主人公であるアージュヴェダと夜毎訪ねてくる花嫁のエピソードを考えるのは結構楽しい作業。
儀式とはいえ、二人が次第に心を通わせていく様子をジグソーのパズルをはめ込むように考え出すのは、かなり楽しい
このエピソードは十一夜ごとにあるが、当初個性があまりない男という設定が徐々に変化し、次第にアージュヴェダという男が立体感をおび、体温を息遣いを感じさせる人物になったことは作者としては嬉しいこと。
 はやく、皆様に読んでほしいなー。とおもう瞬間なのである。
だったら、はよ、書け!」(天の声)・・・・・・・・沈黙。じゅ、じゅんび体操してるだけさ・・・



1月14日 二人作者の意味

 相方midiがすんごいペースで原稿を上げだした・・・うう、スゴイ。
彼女の担当する十一夜・結がほぼ完成。特に、「結」はこの本のキモもしくは心臓部ともいえる大切な話なので、これが決まったということは、かなり大きい。
そして、彼女自身の作品解説も上がった。すごいや〜。
・・・・ああ、わたし、まだ後書きおわってない・・・っていうか、一編未完・・・っていうか、自己紹介文もまだ・・・
えーい、泣いてやる!!

二人作者というものは、なかなか面白い効果を生み出しますよ。
通常、作者と編集さんというコンビで本は作られていく(のだとおもいますが)場合、やはり、作るという意味での当事者は作者一人だとおもうんですよね。
二人作者っていうのは、二重人格者がものを書いているようで・・・なんていうか、「右目と左目で、違うものをみて、そして対象物にぎゅんと立体感がでる/ midi」って感じ。
そして、お互いの作業状態が、スピード、質がかなりの刺激になるわけで・・でも、最後まで作業のこすのは、わたしなんだろうな
・・・と、今からイイワケモードか!!(しょぼん)



1月12日 ひみつ日記登場

 やるせない思いは言葉をこえて・・・それがひみつ日記(イミフメイ)
これを、登場の言葉として捧ぐ(なんやそりゃ)


それはさておき、十一夜物語も原稿がほぼ出揃い作業も佳境に入ってきました。
なのに、なのに、わたしは、まだ、未完原稿を抱えているのよおお。
それも、去年の5月頃から抱えているものが、なんともまとまらず、収集がつかないの。
おまけに、内容がわりと「メロー」なものなので、書いている内にだんだん作品に同化していってなにもないのに、自分の精神状態までメローになっちゃうわけよね。
因果なものよのう。それでも、10日には、一原稿あげたんだよぉ。
これも、去年の2月から抱えていたもので、半年くらい干してあったもの。なかなか思うようにいかず、悩んだ末、ようやく、 「えい、やあ、とおおお」でできあがりましたのよ。おほほ
でき上がった作品は「第四夜 風の謡うたい」抒情詩風の物語。
深夜に「これは、いけるぞ!」というモードになって、書き上げ、仕上がったのは、午前三時をすぎたあたり。
次の日は、朦朧とした頭と、一つ上げた高揚感がありましたね。
(外見的にはかなり、ヨロヨロしていたらしいです)
実は、この話は抒情詩風というだけあって、音楽的な要素を大切にしているんですよ。
テーマみたいな旋律を自分でつくってみたりしました。
作品が仕上がったあと、なにげにピアノでポロポロ弾いていたら、なんだか、組曲「風の謡うたい」みたいになってしまい、ジーンとしちゃいました。
わたしって、けっこうやるやん!ってだれもほめてくれないから、自分で誉めとこう・・・
・・・と、こんな風に自分を鼓舞するページをつくってみたものの、ひみつ日記はなんだかちょっとはずかしいので、文字級数を小さくして、見えにくくしてみましたってあたりがちょっぴりかわいいっしょ。(バカ)




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