作品ギャラリー
ガンダム100号機パイロット
(THE PILOT OF THE GUNDAM UNIT100)
(2014年作/スクラッチビルド)

 
メイキング その2 インテリア(バスタブ)
 
バスタブとシート●

フィギュアはワックス原型のレジン複製品ですが、インテリアのバスタブはケミカルウッドをダイレクトで使用しています。ケミカルウッドは、タンサンせんべいを高密度にしたような質感で、強度もそれぐらい。それなりに丈夫ですが、0.5ミリくらいの厚さになるとちょっとの力でパキッと割れます。切削面はざらざらなので、ポリパテでコーティングします(瞬着での接合、塗装も可能)。
ケミカルウッドにした理由は単純。部品が大きいから。レジンで作ると大量のシリコン型が必要で費用がハンパない上、このサイズになるとレジン素材の数%の揮発収縮も無視できなくなるからです。ケミカルウッドは削ったままを使用するので、その心配をしなくて済みます。
  
インテリアの基礎となるケミカルウッド製(黄色、茶色とも)のバスタブです。

うちのMDX-15の作業範囲が幅15×奥行8×高さ5センチくらい(本当はもう少し広いですが、ボクの使い方だとそれくらい)なので、分割して切削したものをつなぎ合わせています。フロントの黄色い部分でだけで約10パーツくらいです。

後方に2本立つ白いタワーも、ケミカルウッドの切削物。完成寸法より0.5ミリづつ小さめに作り、プラ板を貼ってコーティングしています。平面の場合はパテコーティングより効率的かつ上質に仕上がります。バスタブの外周ももプラ板コーティングです。

灰色の部分は、ピアノブラックになるサイドコンソールでレジンパーツです。原型を減らすため3種のブロックパーツのつなぎ合わせで出来ています。この部分は、研いでピカピカにするため、気泡が少なく下地が強固なレジン製としました。サイドコンソールには、上に乗せるレバー類のハメコミ部分はなく平滑です。これは、フィギュアを座らせた際、レバー類の位置補正が出来るための処置です(レバーやスロットルなどのサイドコンソールの上物は両面テープで固定しています)
 
シートも基本はケミカルウッドです。白い部分は、プラ板コーティング、茶色い座面は写真ではまだ施していませんが、ポリパテコーティングする部分です。プラ板コーティング部分のエッジの黒線は黒い瞬着由来のものです。
ちなみに、完成時についているシート左右のタンクはMGサザビーのプロペラントタンクを少し縮めたものです。
やった事のない物の連続攻撃で不安な製作でしたが、ようやく完成の目処が立ってきた頃です。ただし、この先、周囲の「分解可能な建物」をどうするかという難問が残っています(苦笑)。
    
内装小物●
 
照準器です。構成はジャンクパーツの集合体。
【1】は本番では未使用の部品(後にコトブキヤヘヴィウェポンユニット04のパーツに置き換え)、【2】はMGザク2.0の肩装甲の基部(可動部はHGスカルウェポンを削った物)、【3】はビルドファイターズのHGアームアームズの一部、【4】はMGユニコーンVer.Kaのベースジャンパー(優良パーツの宝庫)の一部、【5】は、ビルダーズパーツのファンネルを3列から2列に切って詰めた物です。ここに、フラットバーニアなど加工してペタペタと貼りました。
メインの緑レンズ部は、HIQのHDプレートにウエーブのレンズパーツを貼った物。発光させようかとも考えたのですが、HDプレートがいい感じで光を反射させてくれるので無発光としました。
 

操縦桿とスロットルレバー部品です。(一部、パイロット用のパーツも同時に注型しています)
 

昭和のカセットレコーダーのような操縦桿基部は、写真左が没のもの。コンソールに置いてみたらしっくりこないので、右の物を作り直しました。なお、操縦桿根元のメッキリングは、ミユキ(手芸用品)のリングビーズを使用しています。

下の写真は、上記部品を作る前に、フィギュアを置いて操縦桿のテストショット(ケミカルウッド)を持たせて様子を見ているところです。レバーの高さは大体あっている模様。複製作業は諸々時間がかかるので、これを見届けてから、ワックス原型を切削し、レジン置換していきました。
 
4ヶ所に使用しているエアロックのような部品(自分でも用途が分からない((笑)))です。
お皿状パーツ2つがビルダーズパーツ・レドームの部品を加工したもの。四角い土台と取っ手の部分はレドームにあわせて作ったレジンパーツ。
 
最後にHIQのネジパーツを置いていくのですが、ネジの足径が約1ミリで、土台の四隅の穴が3mm径。当初大工用のネジを使うつもりだったので、穴が大きすぎました。どうしようかな〜と考えたのですが、直径3ミリ、穴1ミリの手芸ビーズをねじ込むことで解決しました。
 
側壁の円形通風孔です。
ロボット模型ではよく見る表現ですが、問題は外周の大きさで、模型ではこれほど大きいフジツボパーツが見つかりません。MODELAに削らせてもいいのですが、こういった単純な形状は流用した方が仕上りが綺麗です。
 
そこであちこち回って見つけたのがホームセンター用品。家具のキャスターを落とし込んで停止させる床に貼るタイプのストッパー。幸いABSだったのでレジン置換しなくても色が乗りました。
 
ルーバー部分はプラ工作。エバーグリーンの角波板のプラ板をコンパスカッターで丸く切り、この溝に半円断面のプラ棒を斜めに並べて、流し込み接着剤で固めていきます。
  
フロントコンソールです。基礎は、クリアレジンの一体型パーツ。最初は、塗装の利便を考え、5つに分かれた形状でしたが、LEDバックライトの光が均等に回りづらく一体成形品に変更。
6ヶ所ぐらいにピンバイスで穴を開け、高輝度白色LEDを仕込み、裏面をミラーシールにすることで、全体が均一に光るようにしました(LEDの光は広がりにくいので、場所により多少強弱は出ましたが)
 
なお、メーター類の画面は、デカールではなく、A-ONEの光沢透明フィルム(PCサプライ品/品番29394)を使用しています。透明といっても乳白状ですが、今回の用件にはドンぴしゃり。消灯時も中が透けず、点灯時には光が拡散して均一化してくれます。

メインスフィア(中央大きな円)の銀のリングはU・バーニア Lを輪切りにしたもの、2連中メーターはMGリゼルのくるぶし(いや、、、膝だっけ?)の転輪を削いだ物をクリアレジンで複製したリング+レンズ一体物。メッキ表現は曲面追従テープです。1周巻いた継目が目立つかと思いましたが、周囲がメッキパーツだらけで映り込みが多く、ほとんど視認できないので良しとしました。、
3連小メーターのメッキリングは操縦桿でも使ったミユキのリングビーズの少し小径の物です。
  
シートに装着するフットペダルです。
コトブキヤのヘヴィウェポンユニット04の部品でペダル、MGユニコーン・ベースジャンパーの部品でアーム、その隙間にHIQのメッシュチューブ、基部をHGアームアームズの部品(照準器のアームと被るのは避けたかったのですがあまりにサイズがピッタリなので使用)で再現しました。
あれでもない、これでもないとジャンクと格闘するのは楽しいです。締め切りまで時間の猶予さえあれば…ですが(汗)。
 
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