作品ギャラリー
ガンダム100号機パイロット
(THE PILOT OF THE GUNDAM UNIT100)
(2014年作/スクラッチビルド)

 
メイキング その3 建物部分
 
建物部分●

ギャラリー2でも触れましたが、建物については、床面と右側壁は固定式、前、左、後、天井を着脱可能とすることを目指して製作しました。
  

まず、実物大に刷った設計図面を左右に立てて、撮影実験をしてみます。上の写真はメイキングのためではなく、投稿する完成写真の様子を見るためのものです。
 
下の写真のSHADEでのシュミレーションと概ね同じように出来そうです。
  
さっきの実物大設計図(厳密には3%ほど現実と誤差があったので縮小して使用)の上にストラクチャーを乗せて検討します。

鉄道模型の列車の屋上機器(かまぼこ状のパーツ)やら、それらしい部品を色々試している様子。パイロットや他所の部材に干渉しない部位なので、おおらかで楽しい作業です。サーボ(モーター)のカバーもいい感じで採用しました(後にこれが、ABSではなく溶剤に強いプラで、接着剤が効かない事が判明。ちょっと困ってみたり)

前後のアーチ状のブロック柱(レジン製)も置いてますが、これは前後の壁に貼り付ける分で、写真では歯抜けになっている天井側のブロックが側壁に接着されます。このブロックで、前後の壁を支えるという結論になりました。
 
切ったプラ板を透過器で図面にあっているか確認している様子。側面モニターを避ける様にプラ板を配しています。これを、アクリル板に貼り付けるわけです。
大工仕事で、側面の柱と外壁を立てた様子。

ベニヤ板の切り出しはホームセンターの木材カットサービスを利用し、角材の切り出しには、ソーガイドとそれに適したノコギリを使用。ソーガイドとは、ノコ引きをちゃんと垂直に行うための補助器具で日曜大工の強い見方です。
 
側壁内壁側の窪みの部分にデジタルフォトフレーム(液晶モニター)を置き、透明アクリル板でフタをするという寸法です。この頃、側面からの撮影はあきらめ強度を優先する予定でした。一度左右の壁とも接着したのですが、作業が進むうち、強度が確保できそうなので、向かって右の壁を引き剥がし、着脱可能に変えました。
これは、完成品からの写真ですが、側壁にデジタルフォトフレームを差し込んだ様子です。

フォトフレームの横方向に空間的余裕があり、5センチくらい前後にスライドできます。内側から見たサイドモニターの枠より裏にあるデジタルフォトフレームの画面のほうが圧倒的に大きいので、稼動させることで、左右方向にのみ画像の位置調節が可能です。
 
狙った機能ではなかったのですが、アクリル板と画面の間に5ミリくらいの隙間があり、正面から撮影したとき、側面モニターの見え方に不都合が出ることがあるので、かなり重宝しました。
    
これが本件最大の難題、フロントの壁です。本当に実現できるのか疑心暗鬼での作業でした。

プラ板、アクリル板、レジンブロック柱。くっつかないもの同士を、それも最も強度が頼りないレジンを軸に衝撃に弱い瞬着で接合するという…もう不幸な事故しか思い描けない代物でしたが、それぞれを外側から木ネジで強引に食いつかせるという力技で強度を確保。割と信頼性の高いものになりました。
 
後方の板もフロントモニターの壁と似た工法で製作。こちらは、全部プラ板でモニターもないことから裏打ちが可能で比較的容易でした。
側壁に貼るアクリル板は、裏側を、モニター部分だけ残して裏から黒塗装。左側壁は、デジタルフォトフレームの重みと角材の厚みがあるので、定位置にどん!と置くだけで充分安定。
最後に、床にプロストラクトとエバーグリーンのパターン加工のプラ板を貼って完成。

このような撮影セットが完成しました。
 
物理的な工作は完了しましたが、デジタルフォトフレームに投影する画像を作らねばなりません。

まずは、側面モニターの枠がデジタルフォトフレームのどの範囲に相当するのか確認する作業です。
デジタルフォトフレームにマス目状の画面を表示させ、どの位置にどのぐらいのサイズでグラフィックを描けばいいか判断します。

↑ビフォアアフター
オラザク投稿時には、製作が押してモニター画面を作る時間が数時間しかなく、出撃前という設定でインフォメーション画面のみにしました(宇宙の写真はネットにいっぱいあるものの、既存品は著作権がややこしくなるので断念。宇宙の画像を作る方法を調べる時間もありませんでした)
 
しかし、せっかくのモニターで何でも映せるのに、インフォメーション文字だけでは勿体無いので、WEB公開の機会に、フォトショップのフィルター機能を使い、宇宙の画像を自動生成。SDカード経由でデジタルフォトフレームに投影し再撮影しました。やっぱガンダムは宇宙だよ。

フロントモニターに僚機のガンキャノンが先発して飛んでる映像もあったのですが、うるさかったので、そちらは不採用。側面モニターにちょっぴりだけ登場してます。
液晶モニターの映像に使うために作ったHGUCガンキャノン。解像度の相当荒いモニターに映すので、パチ組みでも良いぐらいだったんですが、なんとなく基本的な工程を踏んで作ってみました。

黄色い部分をなくすだけで、ずいぶん地味になるものですね(^^;

グロス塗装以外でロボット模型を作ったのは本当に久々です。最後の半光沢クリアの溶剤の調合が悪くてちょっとザラっとした仕上がりになってしまいましたが、ガンキャノンの立体物はいままで家になかったので、ちょっと嬉しい感じです。(^^)
 
いかがだったでしょう?ガンダム100号機パイロットのメイキングツアー。ご拝読ありがとうございました。
 
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