能登・佐渡島ツーリング 4

1996.7.19〜7.23

7.22(月)

4時起床。睡眠はたっぷり取っているのだが、時間が早いだけにやはり眠い。目覚ましもなしによく目が覚めたものだ。朝食も取らずに急いでテントの撤収にかかる。4:50、波の音しか聞こえないキャンプ場を発つ。フェリー乗り場まではわずか10分足らず、5時に到着。乗船客は少ない。売店で佐渡島のお土産を買う。バイクなのでかさばるものはごめんだ。子供達には佐渡のテレカで辛抱してもらう。これだと全く荷物にならない(^<^)
6:00名残惜しく小木港を出航する。嗚呼、今度来れるのはいつのことやら。船内ではただひたすら寝て睡眠を補充する。

早朝の小木港
早朝の小木港

8:30直江津に到着。国道8号を西進、9:30糸魚川市内でガソリン補給。さて、今夜は高山を宿としよう。糸魚川から国道148号を南下。山道にさしかかると工事用のダンプが異様に多くなる。それもそのはず、至る所で道路工事をしている。迂回路が何カ所も設けられていて、曲がりくねった上り坂で思うようにスピードが出せない。国道は姫川という河川沿いを走っているのだが、護岸が崩れて通行不能になっている箇所がいくつもあって、その復旧工事をしているようだ。後で知ったのだが、95年の集中豪雨で姫川が大洪水になり、土砂崩れで国道がずたずたになったということだ。それにしても相当ひどい被害だ。国道の完全復旧までには2、3年はかかるだろう。信州の松本市と日本海側を結ぶ唯一の国道であるだけに、地元にとっては大きな痛手であろう。JRの南小谷駅(みなみおたりえきと読むそうで、名前は聞いたことはあるが地理的な位置は初めて知った)で休憩。いや〜すさまじい国道だった。次に訪れる時は完全復旧された国道になっていることだろう。いずれにしても早期の復旧を望みたいものだ。

小谷村を過ぎると間もなく白馬村を通過する。国道筋には小粋なペンションが建ち並んでいる。冬になるとこのあたりはスキー客で賑わうのだろう。

さらに国道を南下し松本市に至る。ここは通過、西進し安曇村方面へ。とにかく走りまくっている。安房峠の手前に神の湯という露天風呂の看板を見つけ、ちょっとゆっくりしようということで一風呂浴びることにする。15:30。月曜日だというのに人が多い。入り口には管理人さんがいて、入浴料は500円。温めのお湯だった。

神の湯にて
見て!この引き締まった身体(^<^)


人心地付いて先を急ぐ。このルートは去年通っているからまだ記憶に残っている。
安房峠は相変わらずの混雑度だ。ここも近々トンネルが開通するそうだ。地元にとってはうれしいニュースに違いない。

5時過ぎ、やっと高山市内に入る。高山は去年以来2度目だが、キャンプはもちろん初めて。JRの駅前の観光案内所で最寄りのキャンプ場の位置を確認する。市内からはずれた所に市営のキャンプ場を見つける。一応場所をチェックしておいて、晩飯の買い出しに行く。

キャンプ場は我ら二人だけ。寂しいが今日は月曜日なのだ、一般市民はお仕事なのだ。このキャンプ場は冬はスキー場になるようで、すぐそばにリフト乗り場がある。
今回のツーリングも今夜で最後のキャンプとなる。とはいえ、晩飯は定番の鍋、鍋…焼酎で盛り上げて今夜も酔いつぶれる。

高山キャンプ場
高山キャンプ場にて


                                本日の走行距離 310km