富士登山その4

ご来光を待つ人たち頂上に着いてひとまず腹ごしらえをし、その後ご来光を拝むために指定の場所へ移動します。

日の出は午前4時35分。すでに大勢のギャラリーがその瞬間を待っています。

斜面の途中に細い通路があって、そこを歩いて空いている場所へ向かいます。通路の反対側は急斜面で、ずりっと足を踏み外すと滑落してしまうので、慎重に歩きます。

それにしても待っている間強風が吹き付け、いくら着込んでいても寒さで震えが止まりません。
ギャラリーの中には、降りてから風邪を引く人もいたことでしょう。

待ってました!日の出の瞬間です。



午前4時35分、はるか地平線、いや空と雲の境界線なので雲海線と言った方が正確かも知れません。その境界線あたりの雲から太陽が顔を出しました。

感動の瞬間です。

雲海に浮かぶ日の出

午前4時45分、太陽は完全に姿を現しました。

富士山頂からのご来光で、これだけはっきり見られるのは珍しいんではないでしょうか。

何しろ私以外の3人の去年踏破組は、雨でこの日の出が見られなかったんですから、今年は感激もひとしおのことでしょう。

ギャラリーの中から「万歳!」の歓声があがっていました。

再度朝食です

午前5時、ご来光を拝むと急にお腹が空いてきたので、残っているおにぎりとカップ麺で朝食です。

山頂ではお湯の沸点が80度くらいなので、麺が柔らかくなりません。
ツルツルじゃなく、バリバリって感じです。

きつねそばなんか、輪ゴムを食べているように見えました。

まぁこれも振り返れば思い出の一つですね。
続々と登ってくるツアーの面々
さぁ、これから富士山の火口を一周するお鉢巡りに向かいます。

途中、山小屋に登ってくるツアー登山客の大行列が見えました。
河口湖の裏登山口から登った彼らは、私らと同じく夕方五合目を出発しているのですが、ペース配分を全員に合わせているため、今頃に頂上に到着します。

バスの発車時間があるため、頂上に着いたとたんにすぐUターンと相成ります。
その前にトイレを済ましておこうという人たちで、トイレの前は大行列でした。