2005年白馬トレッキング その10 | |
|
|
2005.7.23 | |
|
|
11:12、大池出発。いやはや、なんとも岩の多い道である。安山岩だそうな。足が岩の隙間にズリッと落ち込まないように、細心の注意を払って上っていく。 | こんな岩場の道筋がず〜と続くのだ。 途中、5歳くらいの男の子とその父親の二人連れを追い抜いた。まるで「巨人の星」の星飛優馬と父一徹のような関係の親子であった。あの子がこれを機会に山が嫌いになるか、百名山を踏破するトレッカーになるか、知る人ぞのみ知る。 |
![]() |
![]() |
|
|
11:40、白馬乗鞍岳山頂到着。同じ乗鞍でも岐阜の乗鞍岳とは違う。ここでも標高2,436mということは、アップダウンを繰り返しながら、ほとんど水平に移動していたということか。誰のスティックか知らぬが、寂しそうに標識にぶら下がっていた。 | 乗鞍岳を少し登って、馬の背を越えると今度は下りになる。すぐにわずかばかりの雪渓を横断する。アイゼンを装着するまでもないが、安全のためかロープが渡されている。 靴をスキー板にして滑っていく調子者は、どこにでも数名はいるものだ。 |
![]() |
![]() |
|
|
思い返すに、今回のトレッキングで一番の難関はこの岩場下りであると断言できる。 行けども行けども、尽きることのない岩下りである。上るより下る方が足にかかる負担は格段に違うとは言うが、この1時間足らずの崖下りによって、両足は強烈なダメージを受けることになった。 |
膝が笑うとはこういうことか、踏ん張りが利かなくなり、幾度も転びそうになる。転ぶと同時に「あ〜、あぶな、転ぶとこやった」と吉本新喜劇のギャグで周りを喜ばす余裕もない。 我ら、心底四苦八苦してこの難所を下って行ったのであるが、途中この岩場をずんずんと上っていく何人もの中年のおっちゃん、おばちゃんらとすれ違った。彼らの体力はいったい全体どこから湧いてくるのか。 |
![]() |
![]() |
|
|
戻る<まだまだ続く |