990720 Tue.
民宿なぎさ5時40分起床。ホントに昨夜はいびきで寝られなかったわい。
朦朧とした状態で、6時30分から朝食。早朝からトレッキングする連中は、食事を終えると急いで出立する。
7時50分、残っている連中で記念撮影。
桃岩荘の別れ 8時10分「なぎさ」を後にする。マイクロバスでフェリー乗り場まで送ってもらい、8時50分乗船。
行きと違って帰りはすごい数の乗客である。そしてまた例のユース「桃岩荘」の面々の騒々しい見送りのエールが繰り広げられる。他の乗客も珍しそうにながめている。
カモメカモメが餌を期待してフェリーの後を追ってくる。エビせんなどを手に持って差し出すと、器用にそれだけ食べる。随分遠くまでカモメ達はフェリーを追いかけてきた。
10時40分、稚内到着。駅前食堂でちょっと早い昼食。ウニ丼もあったが、カニラーメンで我慢する。
駅前の駐輪場に預けていたバイクを、二日分の代金1000円を払い受け取る。

11時25分、稚内を去り宗谷へ向かう。岬は前日に回っていたので、今回は宗谷丘陵へ。なだからな丘陵地帯で、景色も圧巻。

宗谷丘陵から国道238号へ合流すると、後は左手にオホーツク海を見ながら延々と走るのみ。感動的な道路も、それがどこまでも続くと睡魔が襲ってきて苦痛となる。
日の出岬雄武(おうむと読む)の道の駅で小休止。ガムを噛んで眠気を払う。         
雄武から少し南下したところに日の出岬という看板が目に付いたので、左折する。
キャンプ場も併設している公園で、なかなか見晴らしも良いしきれいな公園である。こんな所でのキャンプも良いものだ。
網走湖 さらに国道238号を南下。今夜は網走まで走らなくてはならないので、途中で時間をつぶす余裕はない。サロマ湖も残念ながら素通り、能取湖もパス。途中、ヒッチハイクの若者を追い越し、エールを送る。バイクでなかったら乗せてやるのだが…

16時55分、網走湖畔呼人浦キャンプ場着。
きれいな湖畔のキャンプ場じゃないか。先着の若いライダーにコンビニと風呂の場所を確認して、早速テントの設営に取りかかる。
テントを作ってしまうとホッとするものだ。とにかくねぐらが確保できたわけだから。

キャンプ場から2キロほど走るとコンビニが、そしてすぐ近くにかんぽの宿があって風呂はそこでもらう。きれいな温泉で、入浴料がわずか300円とはうれしい。
さて今夜のメニューは、野菜が不足しているのでコンビニのパック入り野菜セット。カップ麺、揚げ出し豆腐、それとハム。なんとも情けないディナーである。アルコールを唯一のエネルギー源としている状態である。
食事の最中に、三田のトレジム、NASの面々が今夜元インストラクターの三木さんを招いてスペシャルレッスンを受けているので、メンバーに携帯を入れる。三木さんともお話しできて、今夜はレッスンとその後のカラオケでさぞかし盛り上がることだろう。
一方、こちとら一人寂しく夕食を食べていると、灯りを求めて来る夜光虫のように同じ境遇のライダーが二人寄って来る。二人とも20歳過ぎのプーだそうな。このキャンプ場に1週間以上滞在している。

こういうキャンパーはお金を使わないようにしようと思えばいくらでも工夫できる。わずか数万円で何ヶ月も北海道に居着くことはできる。
でもさぁ、早く社会に復帰しろよな。
こうして、静かな網走の夜は足早に過ぎて行く。

本日の走行距離 342.0km


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