1998.7.22Wed.

435起床。また今朝も曇り空。夕べ買った食パンにバターを塗ってガスコンロで暖める。あと定番のコーヒーと牛乳で軽い朝食とする。

日の出公園の朝
日の出キャンプ場の遠景


さて、今回も早朝の吹上温泉を巡ることにする。600出発。下界は霧で霞んでいたが、高度が上がるに従って次第に青空が広がってきた。620吹上温泉着。先客は若い男二人。後から旭川から出勤前に一風呂浴びに来たという中年のおっさん、娘が70を越えているという老親子(親の方は90近い)が入ってくる。
旭川のおっさん、よほど女好きと見えて老女にしきりに話しかける。70過ぎても話しがしたいかなぁ(?+?)

しばらく入っていると、上で若いアベックが入ろうかどうかと様子をうかがっている。ここは脱衣場がないので若い女性は一瞬戸惑うのだろう。決心がついたと見えて、男の方が服を脱ぐのをバスタオルで隠してやっている。

女の子はバスタオルを身体に巻いて入ってくる。そのうちまた若い女性が二人連れで入ってきた。彼女らもバスタオルぐるぐる巻きだ。旭川氏は当然矛先を老女から若い女の子らに向けて、しきりに話しかけている。出勤の時間をとうに過ぎているのに、一人しゃべりまくっている。はは〜ん、旭川氏は吹上温泉が若い女の子に人気があるのを知っていて、こうして若い女の子とダベリにこの吹上温泉に来ているのだ。
でもさぁ、バスタオルの裾がお湯の中でゆらゆら揺れているのを見ると、男ならムラムラするよなー。

吹上温泉


あんまり長く浸かっていてはのぼせてしまうので、705吹上温泉を後にする。鴬のさえずりを聞きながらキャンプ場へ戻る。

730キャンプ場着。しばらくぼんやりしていると、740に上江州が現れる。まぁ、無事で良かった。聞くところによると、富良野のバイク屋をすぐ見つけて入ったまでは良かったが、バッテリが置いて無くて旭川から取り寄せなければならないという。バッテリが届いて充電し使えるようになったのが夜の10時。それで昨晩は民宿に泊まったということだ。

知床のカメラ落下、和琴の腕時計紛失、そしてバッテリ交換と彼には不運の連続だ。さて、今日の行程は上江州が夕張方面、私は富良野の「北の国から」散策を考えているので、それぞれ別行動をすることにした。今夜はここに連泊なので、上江州もテントを張ることにした。

820富良野へ向けて出発。830あらかじめ雑誌でチェックしておいた国道237号沿いの福田メロン店で自宅へのみやげのメロンを仕入れ宅配で送る手配をした。大玉5個で送料込みの8000円。帰った頃が食べ頃だそうだ。昨年の夕張メロンより格段に安い。

855JR富良野駅前の「北の国から」資料館。さて今回のツーリングの目的の一つである「北の国から」を堪能する幕開けだ。去年はこの存在すら知らなかったんだ。入場料500円を払い中へ。館内はつい先日放映した「98時代」にまつわる展示品が並んでいる。出口付近では「98時代」から過去のビデオを連続で流している。

ここに来てカメラのストロボを持ってこなかったことを後悔した。
かれこれ1時間はいただろうか、いつまでいてもきりがないのでガイドブック、Tシャツ、キーホルダーを買って次の目的地へ向かう。

北の国から資料館


ガイドブックをかいま見ると、純とシュウのアパートというのがJRの裏にあるというので探してみたが、結局見つからなかった。あのガイドブックは少し不親切だぜ。

一路麓郷を目指す。麓郷の市街を抜けてさらに麓郷の森も過ぎ、1045「石の家」着。いやぁ〜、大勢の観光客だ。「石の家」は次回のロケにも使うというので、すぐそばまでは寄れない。50m暗い離れたところの物見櫓みたいなところから眺めるようになっている。大きな風車がカラカラ回っている。「石の家」の左手には五郎が炭を焼いていた小屋がすっかり古くなって存在していた。

石の家


帰りに麓郷を一望できる展望所へ立ち寄り記念撮影。
1130一応麓郷の森に立ち寄る。去年より多い人手だ。丸太小屋だけ見てすぐ引き返す。
麓郷市街へ入ると麓郷小学校の横を通過する。小学校の壁の裾が石で飾られているではないか!これは「北の国から」の「石の家」を模したものに違いない。

麓郷小学校
麓郷小学校


麓郷の交差点を右折し八幡丘方面へ向かう。すぐに中畑木材の事務所があった。ドラマ上では中畑木材だが実際は「麓郷木材」という社名である。しかし、玄関にはしっかり「中畑木材」の看板が掲げてあった(^_^)

中畑木材
中畑木材(本当は麓郷木材


さらに先を進み、ベベルイ、原始ケ原へ通じるルートへ折れていったが、ダートなので残念ながら引き返した。途中、道端の空き地にたくさんの雑割石が野積みされているのを見たが、なるほどあれをヒントに「石の家」が出来上がったんだ。
1220中ノ澤分校跡。元々は麓郷小学校の分校なのだ。今では地区の集会所としてきれいに改造されている。でも外観はかなりくたびれている。

中ノ沢分校


中ノ澤分校を後にして麓郷へ帰る途中に原始ケ原をバックに記念撮影。

藁の輪


1315富良野市内に戻る。昼食はこれまた「北の国から」尽くしの「三日月食堂」へ。ここも昔の「北の国から」でロケに使われた大衆食堂である。しかし、ここの味噌ラーメンは大衆食堂などといってあなどれない!私も大のラーメン党だが、ここのラーメンは確かにうまいのだ(@_@;)

塩分取り過ぎを気にするのに、スープを全部平らげてしまったわい。味噌ラーメンとごはんで700円。
さてお次は「北時計」。ここはシュウ(宮沢りえ)が純に過去を告白する場面の喫茶店。こぎれいなログハウス風の建物である。入り口で可愛い女性ソロライダーと写真の撮り合いをした。小柄な体で大型のアメリカンを操るとは恐るべし(☆_★)

北時計


1440ラベンダー畑で有名なファーム富田。いやぁ〜、ものすごい人、人…

ここで阪神大震災の募金を集めているというスクーターのおじさんがいた。
犬をお供に、スクーターの前のカゴに募金箱を置いて日本全国を回っているそうな。

愛嬌を振りまく犬に誘われて募金をする人もけっこういました。

犬の募金

職場へのみやげを買ってフアーム富田を後にする。

ファーム富田

1545朝の福田メロン店に寄る。メロンを買った客には無料でラベンダー摘みをさせてくれるというので、帰りに寄ることにしたのだ。今年は気候が良くてこの時期ラベンダーはもう枯れかかっていたが、それでも一生懸命蜜を集めている蜜蜂をかけわき少しだけ摘んだ。

1606キャンプ場に戻る。まもなく上江州も戻ってきた。彼はやはり夕張の方を回ってきたそうで、炭坑町の変わり様に思いを新たにしたようだ。彼が言うには、夕張炭坑の全盛期は人口が11万くらいあったそうな。それが今ではわずか2万人。それでも最近少しずつ増えつつあるそうだ。

1750二日ぶりの風呂に行く。近所のフラヌイ温泉。ここはクアハウスにもなっていて、宿泊もできる。
さっぱりして、向かいのスーパーで夕食を仕入れる。今夜は味噌ちゃんこ鍋と刺身、トマト。う〜ん、あまり豪華とは言えないなぁ。
今夜は昨晩みたいに騒がしい連中はいない。しかし色気のないキャンプの夜だ。それもそうだ、中年のテントにどこの女の子が寄ってくるかっ(-_-;)

日の出キャンプ場の夜


2150寂しく今夜も膝を抱いて寝る。
本日の走行距離 162km


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