• 沢の搬出訓練　１９９８年７月５日　上多古谷支流　・上谷
  参加者　２２名
  　林道終点から杣道を登り、沢の平坦な部分に出ます。ここで、本隊、工作班、回収班の３班に分け訓練を開始します。工作班は、本隊が通過する際の、確保点や、フィックスロープ、チロリアン（ザイルを張って、そこを滑車をとりつけた担架を吊り下げ、負傷者を移動するためのザイル工作）などを本隊の前に作っていきます。回収班は、本隊が通過した後のザイルや、確保点を外し、回収したザイルなどを、前にいる工作班に渡す役割をします。本隊は負傷者をザイルを編んで作った担架に包み込み負傷者と共に移動して行きます。
  　まず、本隊はザイルで、担架を作ります。しかりっと、そして負傷者の腹や胸を圧迫しすぎないように負傷者を包み込みます。そして、６人で、肩から掛けたテープで担架を吊して、移動します。各人の前後はわずかしか空いていませんから、足元は不安定です。工作班が作ってくれたフィックスロープが役に立ちます。また前後に確保者がおり、万一のために確保をしています。
  　大きな滝では、そのまま、移動できませんので、負傷者をチロリアン（本来は、ザイルの固定の仕方の名前です。）で張られたロープに吊し、後ろからは確保、前からは引いて、降ろします。ザイルは、重みで伸びますので、真ん中あたりで止まってしまいます。
  　また、ナメ状のところでは、介護者が２名ついて、３点から確保されたロープでの引き下ろすを行いました。３点からの送り出しのタイミングが合わないと、バランスを崩します。
  　また、杣道の移動では、沢筋以上に、狭い場所もあり、本隊のメンバーの足元は非常に不安定でしたが、フィックスロープを補助にして搬出することができました。

  ---

• 体力測定　１９９８年７月１１日　奈良県健康づくりセンター
  　参加者　１５名
  　指導員の指導でストレッチを行います。次に閉眼片足立ちで平衡性を計測します。次に血圧、脈拍数を計ります。そのあとで、自転車を１０分間、毎分６０回でこぎます。だんだんと負荷がかかるとともに、脈拍を計測し、心肺持久力、推定最大酸素摂取量を計測します。そして、握力で筋力を、垂直飛びで瞬発力を、立位体前屈で柔軟性、全身反応時間で敏捷性を計測します。そして、体脂肪率を計測して終わります。
  　結果は。全国平均からみた５段階評価、総合アドバイス、運動のメニューが個々に示されます。具体的な数値とその評価が出されるので、非常に良いと思いました。

このページの先頭へ