第30回(1998年) 清掃登山報告

1.はじめに
2.概要
3.自治体・後援団体への依頼文書
4.自治体および後援団体との交渉結果
5.決算報告
6.集計表(参加者、ゴミの量)
7.実行委員会および活動報告
8.アピール文
9.各コース別清掃登山報告
10.弥山・立ち枯れ調査
11.不法投棄報告
12.アンケート結果
13.水質検査
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1998年 第30回清掃登山概要

期日 1998年6月7日(日)(弥山は6月6日〜7日)
天候 くもりのち晴れ
実施山域

1)弥山 2)矢田丘陵 3)龍王山 4)葛城山 

5)金剛山 6)生駒山 7)柳生街道

スローガン 『ふるさとの自然を守り育てよう』
参加者数 265名
ゴミの量 507.9Kg
財政 自治体の支援金、賛同者の奇付金、参加費100円(中学生以下無料)
主催

奈良県勤労者山岳連盟

奈良勤労者山岳会、奈良ハイキングクラプ、奈良山友会、

西大和勤労者山岳会、こぶしの会

後援

奈良県 奈良市 生駒市 大和郡山市 天理市 御所市 天川村 五條市

奈良県生活協同組合連合会、奈良県自然保護協会、大台ケ原・大峰の自然を守る会、天河大弁財天社、天川村坪の内区、弥山小屋、日本野烏の会奈良支部、アウトドアフォーレスト、カントリーキッチン大黒屋、朝日新間、毎日新聞、読売新間、産経新間各奈良支局、奈良新間社、NHK奈良放送局、奈良テレビ放送

全国規模

全国の主要な山々で、各都道府県の勤労者山岳連盟が一斉に清掃登山を実施

 ・清掃登山・クリーンハイク成功のためのアビール

 ・第18回近畿いっせい清掃登山アビール

一環事業

1)第8回自然保護セミナーの開催

 (6月20日(土)14時〜)

 講演:地球環境間題と森林の役割

 講師:熊崎実(筑波大学農林学系教授)

2)弥山・八経ケ岳の立ち枯れ調査(清掃登山当日)

3)不法投棄の実態調査(清掃登山当日)

4)谷水の水質検査(8月4日)

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3.自治体・後援団体への依頼文書

後援依頼

1998年4月3日

 

大和郡山市永慶寺3-48

奈良県動労者山岳連盟会長 浦辻長次

 

第30回清掃登山の後援の依頼について

 

陽春の候、貴殿におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

平素より自然を守るためのご尽力に敬意を表しますとともに、当連盟の活動に対するご支接に、厚く感謝申し上げます。

 さて、1974年に曽日高原を中心に始めた清掃登山も、今回で30回を数え、前回までの参加者は延べ4,370名、処理したごみの重量は約9,328kg(第8回からの重量)にもなりました。

 1983年からは、全国の勤労者山岳違盟が手を結び、日本の山々で一斉に清掃登山を行ってきました。

 今回も私達は、奈良の山々からゴミを一掃し、ふるさとの自然を守るたにめ、6月7日に別紙要項のとおり清掃登山を行います。また、一環事業として「第8回自然保護セミナー」の開催、不法投棄および水質の調査も行う予定です。

 つきましては、本趣旨をご理解いただき、下記の事項についてご支援りますよう、よろしくお願いします。

当連盟発行文書・ポスター等への後援の表示

貴殿始め、貴殿関係者の参加と協力

貴機関誌への案内記事の掲載

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1998年4月3日

 

大和郡山市永慶寺3-48

奈良県動労者山岳連盟会長 浦辻長次

 

第30回清掃登山の後援の依頼について

 

陽春の候、貴殿におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

平素より自然を守るためのご尽力に敬意を表しますとともに、当連盟の活動に対するご支接に、厚く感謝申し上げます。

 さて、1974年に曽日高原を中心に始めた清掃登山も、今回で30回を数え、前回までの参加者は延べ4,370名、処理したごみの重iは約9,328kg(第8回からの重量)にもなりました。

 1983年からは、全国の勤労者山岳違盟が手を結び、日本の山々で一斉に清掃登山を行ってきました。

 今回も私達は、奈良の山々からゴミを一掃し、ふるさとの自然を守るたにめ、6月7日に別紙要項のとおり清掃登山を行います。また、一環事業として「第8回自然保護セミナー」の開催、不法投棄および水質の調査も行う予定です。

 つきましては、本趣旨をご理解いただき、下記の事項についてご支援りますよう、よろしくお願いします。

当連盟発行文書・ポスター等への後援の表示

貴殿始め、貴殿関係者の参加と協力

貴機関誌への案内記事の掲載

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4.自治体および後援団体との交渉結果

 

自治体

交渉日

担当者

支援金
協カ内容
奈良県 4/11

農林部治山課

自然公園係

由良(奈良労由)

50000円

協賛
奈良市 4/22

経済部観光課

振興係

鷹野(奈良山友会)

100000円

協賛

ゴミの回収

生駒市 4/13

経済振興課

牧石(こぶしの会)

30000円

協賛、広報紙への掲載、軍手の支給、ゴミの回収
大和郡山市 4/11

清掃センター

庶務係長

島村(奈良HC)

30000円

協賛、広報紙への掲載、ゴミの回収
天理市 4/16

商工観光課

課長

宮岡(奈良HC)

なし 協賛広報紙への掲載ゴミ袋、軍手の支給ゴミの回収
御所市 4/15

総務部総務課

行政係

由良(奈良労山)

30000円

協賛、広報紙への掲載、ゴミの回収
五條市 4/15

生活産業部
農林商工観光課

係長 課長補佐

水越、都築

(西大和)

30000円

協賛、広報紙への掲載、ゴミの回収
天川村 4/15

企画親光課

由良(奈良労山)

30000円

協賛、広報紙への掲載、ゴミの回収
※1998年4月3日付で各自治体、後援団体宛に協賛後援依頼文書を発送済。

後援団体

奈良県自然保護協会、大台ケ原,大峰の自然を守る会、天河大弁財天社、天川村坪ノ内地区、日本野鳥の会奈良支部、奈良県生活協同組合連合会、アウトドアフォーレストカントリーキッチン大黒屋、朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、産経新聞社各奈良支局、奈良新聞社、NHK奈良放送局、奈良テレビ放送

(後援内容:カンパ ポスター、チラシの掲示や配布 報道 参加呼ぴかけ等)

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5.決算報告

収入

支出
支援金 宣伝費

40,650

奈良県

50,000

保険金

13,835

奈良市

100,000

事務費

12,909

大和郡山市

30,000

通信費

44,530

生駒市

30,000

装備費

28,852

御所市

30,000

記録費

78,418

五條市

30,000

交通費

13,510

天川村

30,000

調査費

38,710

奈良県生活協同組合連合会

20,000

学習会

68,900

参加費

22,400

次期繰越し

2,580

前期繰越し

494

合計

342,894

合計 342,894
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6.集計表

1998年参加者数く会員151名、一般114名、合計265名(内こども40名)>
山域 弥山 矢田丘陵A 矢田丘陵B 龍王山 葛城山 金剛山 生駒山 柳生街道 合計
奈良労山 20 2 2 34 58
奈良HC 1 9 9 11 1 2 33
西大和 13 13
こぶし 24 24
山友会 2 21 23

一般

(内こども)

5

4

(1)

31

*1(16)

8

*2(3)

25

(13)

9

26

*3(11)

6

114

(40)

合計 28

15

(1)

40

*1(16)

21

*2(3)

59

(13)

23

50

*3(11)

29

265

(40)

※労山加盟団体以外の団体 *l三郷中学校野外活動部12名 *2斑鳩南中学校写真部2名

*3縁ケ丘中学校野外活動部11名

 

ゴミの量(k g)

弥山 矢田丘陵A 矢田丘陵B 龍王山 葛城山 金剛山 生駒山 柳生街道 合計
カン 48.8 5.0 7.0 5.6 60.0 8.7 9.3 25.9 170.3
ビン 39.6 4.0 0.0 4.5 20.0 4.0 7.5 7.1 86.7
その他 71.2 9.5 11.5 9.5 89.5 15.5 17.0 27.2 250.9
合計 159.6 18.5 18.5 19.6 169.5 28.2 33.8 60.2 507.9
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7.実行委員会および活動報告

3月31日

第1回実行委員会

清掃登山各コース検討、各コース目標人数設定、ビラ(10,000枚)・ポスター(200枚)枚数決定、協賛自治体、後援団体への案内文書発送準備

4月5日 協賛自治体、後援団体へ協賛及後援依頼文書発送
4月8日〜22日 協賛自治体、後援団体との交渉
4月17日

第2回実行委員会

協賛自治体、後援団体との交渉結果報告、ビラ・ポスター発注準備

5月8日

第3回実行委負会

ビラ・ポスター完成、ビラ・ポスター配布分担・日程調整、電話番決定

5月11日〜16日 協賛自治体、後援団体、学校関係、個人あてビラ・ポスタ一発送・配布開始、後援報道関係各社に報道依頼文書送付
5月25日

装備点検

装備確認・不足分購入手配、清掃登山印刷物準備、各コースリーダ一確認

5月30日 各コース装備振り分け
6月2日 弥山コースミーティング、当日リーダーミーティング
6月6日 弥山コース清掃登山開始
6月7日 第30回清掃登山実施
6月15日

第4回実行委員会

清掃登山反省会、各コース概況報告、報告書・アンケート等回収

6月20日 第8回自然保護セミナー開催(県女性センター)
7月6日

第5回実行委員会

会計報告、清掃登山報告集原稿分担決定、水質調査採水者決定・日程調整

7月19日 協賛自治体に中間報告書・決算中間報告書送付、一部自治体には不法投棄報告書も送付、後援団体に中間報告書送付、奈良県生協連合会には決算中間報告書も送付
8月4日 水質調査採水(7箇所、7人参加)
9月4日

第6回実行委員会

会計報告、報告集轄集会議

10月2日 報告集原稿確認、来年度清掃登山の検討
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8.アピール文

第18回近畿いっせい清掃登山

アピール

 私たちは20年余にわたって、いっせい清掃登山を行うことにより、ふるさとの山からゴミを無くする運動を続けてきました。今日、6月7日は近幾ならびに、全国でいっせいに清掃登山が行われます。昨年(1997年)の集計では全国で参加者9,100名、(内一般参加者1,550名)回収したゴミの15,700k g。近幾では参加者2,800名(内一般参加者650名)ゴミの量3,700k gとなっており市民の参加が急増したことを示しています。このことは、徐々にこの運動の趣旨が理解され、市民と手を携えておこなえる事業に発展したことを物語っています。

 登山文化が万人のものとなった今日、豊かな自然は必須のものとなってきています。私たちは「ゴミを拾う」と云う地道な活動を通して、ふるさとの自然を守り育てることの大切さを広く訴えてきました。この通動の成果に確信を持ち、すべての命を育み、明日へのエネルギーを与えてくれる豊かな自然を次の世代に確実に渡して行くために、より大きな市民活動に展開していきましよう。

1998年6月7日

大阪府勤労者山岳連盟
京都府勤労者山岳連盟
滋賀県勤労者山岳連盟
奈良県勤労者山岳連盟
和歌山県勤労者山岳連盟
兵庫県勤労者山岳連盟

第18回近畿いっぜい清掃登山

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