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東欧ハンガリー宣教で活動する川瀬弓弦宣教師を支援する Across the land

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活動報告report

現地活動報告



前回の報告からだいぶ時間が経ってしまいました。
日本では桜の開花が今年だけかなり遅れたり、季節外れの暑さだったりと、またつい昨日は四国を中心とする大きな地震があったと聞いています。
皆さんがご無事であることを祈ります。
ハンガリーも今年の春は異常で、4月の初旬に30度近くの真夏日になり、記録を更新したようです。
そうかと思えば今週から最高温度13度、朝方は5度近くと冬に逆戻り。
しばらくは再び寒い日が続くそうです。
昨日、久しぶりにチッラグポントの同僚たちが我が家に遊びに来てくれ、手巻き寿司パーティーでおもてなしをしました。
新鮮な魚が手に入らない中でも、スモークサーモン、ツナ、コーン、冷凍エビ、アボカド、キュウリ、生ハム、カニカマ!などをネタに、豊かな手巻きとなりました。
ハンガリーに来て5月で丸二年が経とうとしています。
やはり語学の壁があり、あるレベルからなかなか上達せず、なかなか戦力になれない中、いつも親切に接してくれる仲間たちへのお礼です。
去年の夏以降、かなりメンバーの入れ替わりがありました。
寂しさがある一方で、別の奉仕の機会で親しくしている人が新たにチッラグポントに加わったりと、喜びも多くあります。
この日曜日には、妻の高校生の頃(ウクライナ)の友人ハイドゥ・フェリ牧師の教会で、説教奉仕をすることになっています。獄中のパウロを支えたテモテとエパフロディトの二人に焦点を当てた、フィリピの手紙からの説教を依頼され、今、準備しているところです。
家族はみんな元気にしています。
エダは子どもたちの学校、教会のことで毎日忙しくしています。
しおんはカトリックの音楽高校から改革派の高校に変わり、ピアノも勉強も励んでいます。
手術後の目の状態は良好とのことです。
なおみとヨハンナは、それぞれ学校からお泊りで友人を連れてきてくれます。
リサは本来9月から小学校に上がる予定でしたが、もう一年間幼稚園に残ることになりました。
覚えて祈ってくださいますと幸いです。

 
上左はアーロン牧師の新しい住まいでのパーティーの様子。
その上右はディオーシュ教会の日曜学校の様子です。
 
上左からアーロン牧師が毎年企画しているユースコンフェレンスの礼拝の様子。三日間の予定で多くの有益な公演やディスカッションなどが行われました。
その右はブダペスト市内で開催された「誰でもバッハコンサート」の様子。なおみが学校のコーラスの一員として参加。
ブランクが長かったので、写真を多めに。
下の写真は家の近くにある昔の採石場後。
迫力があります。
 


Büszke vagyok. (私は誇りに思う

3月15日は、1848年ハンガリーがオーストリア帝国のハプスブルグ家からの自由と独立を試みた革命の開始を覚えての祝日です。
ハンガリーの町や村には、コッシュート・ラヨシュという名前の通りや公園がたくさんありますが、彼がこの革命の指導者として活躍しました。
ハンガリーで最も有名な詩人ペトーフィ・シャンドールもこの革命に深く関わっています。
しかし、49年のロシア軍の介入により革命は終わり、多くの殉教者を出すことになりました。
ラヨシュは亡命、シャンドールは革命中に行方不明となり、戦死したと言われています。
歴史的に見れば、ハンガリーが侵略者との戦争や革命において成功したことはほとんどありません。
しかし、失敗したことを憂いるのではなく、祖国の自由のために一致して戦った事実をハンガリー人はとても誇りに思っており、こうした祝日には自由を覚えての様々なイベントが開かれます。
前日の14日の木曜日には、たまたま車で通りかかったドナウ川上で、500ものドローンを使用したパフォーマンスを見ることができました。
15日はドナウ川周辺の道路が封鎖、歩行者天国となり、ブダ城では昔の兵隊の姿をした多くの青年たちが訪問者たちと写真を撮っている姿を見ました。
16日は用事があって立ち寄った小さな町が、ペトーフィ・シャンドールの住んでいた町だということに気づき、その家に立ち寄ってみました。
侵略による支配と圧政に常に苦しめられてきたハンガリー人だからこそ、祖国を大切に思う気持ちはヨーロッパのどこよりも強いのではないかと思います。
私もまたこの国とここに生きる人々のことを誇りに思います。
 


Türelem (トゥレレム=忍耐)

2月中の様々な大切なプログラムや役割が終わった途端に、ダウンしてしまったため、しばらく更新できませんでした。ただ、それまで守られたことに感謝です。
先月の終わりに3日間の予定で開催されたユースリーダーズ会議は、非常に有意義なものとなりました。国内外のユースリーダーやクリスチャン機関の責任者、また宣教師など130人が集まり、御言葉、祈り、公演、交わりを楽しみ、そこから様々な有益な情報、励ましを得ることができました。その中に、妻エダ姉が通っていたウクライナにあるハンガリー人改革派教会の小さな高校の頃の同級生が二人がおり、現在ハンガリーで活躍をしている姿を見ることができ感謝でした。
今回、ゲストスピーカーとして立ったのは、隣国スロベニアで生涯のほとんどを過ごしてきたアメリカ人宣教師。ヨーロッパで最も伝道が難しく、クリスチャンの少ない国で宣教を続けて来られた方です。日本と同じようにいくら伝道しても実りがほとんどない状況の中で、ただ家族と一緒に祈ることしかできなかった隣人が、数十年後にクリスチャンになりたい、助けてくれと連絡をしてきたという
エピソードを聞きました。多くの場合、私達も祈ることしかできないのですが、しかし、それがどれだけ大切で、また最も有益な伝道の方法であるかを再認識させられました。
ある夜、同僚であるアーロン牧師に、もうすぐで2年近くになるけれども、思うようにまだハンガリー語を習得できておらず、自分にイライラしてしまうと打ち明けました。すると彼は、20年間もハンガリー宣教のために祈ってきてようやく実現したのだから、これからの3年や5年の間、神様が待ってくださらないはずがないのでは、と言われハッとしました。忍耐しているのは私ではなく、むしろ神様のほうなのだと。子供たちも新しい環境の中で忍耐しながら頑張っています。今していること、祈り祈り求めていることが決して無駄にはならないこと、改めて心に刻み、私自身も忍耐をもって日々を歩みたいと思います。
 
 

Szép napot! (セープ=きれいな ナポット=日を) 良い一日を!

最低気温はまだ2度、3度と寒いのですが、それでも至るところで花が咲き始め、日中は比較的暖かくなって春を一段と感じられるようになってきています。
先週は盛りだくさんの一週間でした。
木曜日には、改革派オフィスの国内外伝道部門のリーダー、ハイドゥ・ゾルタン・レベンテ先生の教会を訪れ、日本の宗教、キリスト教、日本での信仰生活に関してお話をしました。
先生の教会はバラトン湖に近い小さな村にある教会です。
吉田先生と大西先生がハンガリーを訪問された時にも分かち合ってくださいましたが、神学校卒業したての若い頃に、農村にある小さな教会に仕える召しを頂き、当時はわずか数人のこの教会に牧師として就職しました。
それから主がこの教会の働きを祝福し、導いてくださり、現在は副牧師を必要とするほどに成長をしたそうです。
金曜日の午後6時からの集会にも、25名ほどの教会員が集いました。
以前、教会で遠藤周作の「沈黙」の映画を見られたそうで、キリスト教への迫害、クリスチャンとして生きることの大変さ、伝道の難しさについて熱心に耳を傾けてくださいました。
今後、教会として日本のために祈ってくださるとともに、将来的にハンガリーから日本への宣教師が生み出されることについても、祈ってくださるようお願いをしました。
翌日の金曜日から日曜日にかけては、同じバラトン湖で教会修養会が開催されました。
訳あって長女なおみと二人だけの参加となりましたが、礼拝、ゲーム、遠足、スポーツ、美味しい食事と、素晴らしい3日間となり感謝です。
帰り道には、近くの観光地、ティハーニ修道院に寄りました。
1000年前からある由緒ある修道院で、観光シーズンではなく人が少なかったことと、礼拝を垣間見ることができるなど、修道院の雰囲気に触れられる良い機会となりました。
かつてカトリックとプロテスタントの間には長らく強い確執がありましたが、今は公的に対話したり協力する機会が多くなっています。




Felettem(フェレッテム=私の上)、Bennem(ヴェンネム=私の内に)、Velem(ヴェレム=私と共に)

ミシュコルツで行われた三日間のユース修養会のためにお祈りくださり、ありがとうございました。ディオーシュ教会からは16人のユースが参加(残念ながら2人が病気のため欠席)、全体では200人を超える青年たちが集結しました。
参加した多数の教会の中では、おそらく最大人数の参加であったと思います。
それくらい彼らが御言葉と交わりを求めていることだと思います。
テーマは、「神が共にいてくださる・インマヌエルなるお方である」ということ。
山あり谷ありの人生ですが、人生最高だと思える瞬間でも、最悪だと感じる時期でも、神様は私達を「上から」見守っていてくださり、「内に」いてくださり、また「共に」歩んでくださることであることを、特に詩篇から教えられました。
最悪と感じるような時にも、神様の目には私達は決して谷底にいるのではなく、それさえも私達の救いにとって最高の機会へと変えてくださる、良いものを生み出してくださる、そのようなお方が共にいてくださることを覚えました。
この3日間、青年たちが抱えている深い悩みや問題に個人的に触れることができました。
更に多くの青年との距離が縮まったと思います。
そんな彼らの魂に届く御言葉を簡単な言葉であっても、スムーズに届けることができるようになること、それが今年の目標です。
 
 


Pihenés (ピヘネーシュ = 休息、休むこと)

24年の1月もあっという間に過ぎ去っていきます。
前回もお知らせしました通り、2月は忙しい月となります。
今週の金曜日から日曜日にかけて、冬のユースキャンプが行われます。
今回は各地の改革派教会から数百人が集まる合同キャンプとなります。
キャンプ進行は主催者側が担い、スモールグループを各教会リーダーが担当するという形になります。
ディオーシュ教会からは約20名の参加となります。
場所はミシュコルツというブダペストから東に電車で4時間弱行ったところにある町。近郊には、有名なトカイ・ワインの産地があります。
こちらに来てから一年半以上が経ちましたが、ブダペストとバラトン湖畔以外にはほとんど行ったことがありません。
観光をするわけではありませんが、いつもと違った場所で過ごすことができることは嬉しいことです。
我が家からは、なおみとヨハンナが参加予定です。
さて、祈りの課題があります。
現在、ディオーシュ教会には私を含め、三人の中高生リーダーがいます。
主任のアーロン牧師、私、そしてイザベラ姉です。
イザベラ姉は近くの学校で英語の教師をしている、明るく、牧会的賜物を持った女性です。
彼女は男女年齢関係なく、教会に来ると中高生一人一人を抱きしめてくれます。
そんなイザベラですが、このところ仕事場でのストレスと複雑な家庭事情により、ユースの働きから一定期間離れることになりました。
無期限ですので、いつ復帰できるか分かりません。
彼女には十分な休息の時が必要です。
ユースの働きにおいて女性の存在は不可欠です。
中年のアーロン牧師や私だけでは、特にティーンの女の子たちと深く、また十分な話しをすることは難しいと感じています。
ですから現在、女性でユースの働きを担ってくれる方を探していますが、それまでの間、アーロン牧師と二人でこれまでの活動を続けていくことになります。
必然的に私の役割も多くなります。
どうかイザベラのために、また教会のユースの働きのために覚えてお祈りください。
写真:世界で最も美しいと言われる国会議事堂の夜景



Gyógyulás (ジョージュラーシュ=癒し)
Gyógyul(ジョージュール=治る)
昨日、ブラジルから夏休みを利用して一ヶ月の長期滞在をしてくれた志恩の親友アレックス君とお父さんのお二人が帰国されました。
クリスマスの時期から毎日8人の大家族での生活でしたが、志恩にとっても、私達全員にとっても本当に楽しい一ヶ月でした。
6人でも十分にぎやかなはずですが、家がなんとなく静かに、寂しくなってしまいました。
特に目の手術を受けたばかりの志恩にとっては、親友の存在はあまりにも大きく、4年間の穴埋めには1ヶ月は到底足りない時間でしたが、それでも今後の二人の展望にとっても大きな意味を持つ時間だったと思います。
肝心な目の具合ですが、病院の検査によると大分良くなってきているとのこと。
ただ本人が良くなったと実感できるほどではなく、まだ手術前と比べて見えるようになったわけではないようです。もう少し時間が必要です。
2月は盛りだくさんの予定になります。
冬のユースキャンプに続き、教会修養会がバラトン湖で行われます。
また、改革派の青年リーダーのためのコンフェレンスも開催予定です。
能登半島地震の被災者、被災地域のための祈りと共に、イランやパキスタンなどにまで飛び火している戦争の予兆のことの覚えて祈っています。
主が私たちの心の目をも癒してくださり、本当に大切なことを見分ける分別をお与えくださいますように。



Kegyelem és segítség az Isikawara az Istentől
ケディエレム=憐れみ.   と シェギーチェーグ=助け 石川のために アズ・イシテントール=神より

神からの憐れみと助けとが、日本の皆さんと、特に石川の方々のためにありますように。
コロナの恐怖が明けつつある新たな年を迎えようとしていた時に、このような大きな災害が再び日本を襲ったことに驚きと悲しみを覚えています。
切実な必要がある方々に直接寄り添うことができない中、ここハンガリーからは祈ることしかできません。
しかし、祈りは神の憐れみと助けの始まりとして私達が用いるようにと、神ご自身がくださった最良のツールでもあります。
同僚牧師が、教会で日本のためにみんなのために祈ろう、と言ってくださいました。
そうやって祈りに動かされた人々により、具体的な助けが、援助が始まっていきますように。



●oldog új évet! ボルドグ・ウーイ・エィヴェット

新年あけましておめでとうございます!
皆様のお祈りとご支援に支えられ、2023年度の歩みを無事終えることができたことを心より感謝いたします。
困難も多い年でしたが、長期的な宣教のための働きと生活の基盤ができつつあります。
日本とハンガリーの架け橋となりたいと、20年以上前に与えれたビジョンが少しずつではありますが、実現へと近づいていることを実感する年となりました。
今日から始まった24年度の新たな歩みをも、主が祝福し、実り多い年となることを祈っています。
ハンガリーの地より皆様のことも覚え、お祈りをしています。



●今年もあっという間に年末になってしまいました。
ヨーロッパは日本と違い、年末年始はクリスマスの延長にあるため、クリスマス・ツリーや飾りはすぐに片付けるわけではなく、クリスマスの雰囲気の中で過ごします。
子供たちはすでに先週の木曜日よりクリスマス休暇に入りました。
また、先週よりブラジルから親子でお客さんが訪問してくださり、毎日大所帯でにぎやかな毎日となっています。
志恩の手術後の目ですが、まだ視力は戻っていません。
角膜が少しずつ復元し、効果が見られるのは術後一ヶ月後くらいと言われています。
ブラジルからの友人の訪問で元気づけられ、これまでで一番楽しそうに過ごしています。
本当に感謝です。
今週、ハンガリーは十年ぶりのドナウ川の氾濫によって、交通機関も混乱しています。
このところ雪が雨が続いているせいです。
通常車やトラムが走っている道路も冠水しましたが、幸い人的に大きな被害もなく、今日をピークに少しずつ水が引き始めています。
10年前の洪水のときには、かなり大きな被害が出たそうです。
さて、今週はいろんな場所を訪れましたが、その一つでブダペストで最も有名なクリスマス・マーケット、聖イシュトヴァーン大聖堂前のマーケットへ。
大聖堂前の広場が様々なお土産や食べ物を売る綺麗な露店で埋め尽くされ、一見の価値があります。
しかし、ここ数年でマーケットの品物や食べ物の値段があまりにも上がったため、もはや地元の人には手が出ず、単にツーリストのためのお楽しみスポットとなってしまいました。
ホットワインはコップ一杯日本円で800円、ちょっと夕食をするだけで4000円近くかかります。
見るだけの私の負け惜しみではありませんが、イエス様が神殿を商売の場所(強盗の巣)にしてしまった人々に対して強い憤りを覚えられた箇所を思い出しました。
一部の人だけが楽しむことのできる「クリスマス’」のお祭りの最中に、戦禍で恐怖と悲しみに支配されている大きな人々の苦しみを覚えます。
現在パレスチナ自治区にあるベツレヘムにお生まれになったイエス・キリストは、最も軽視され、最も貧しく、最も惨めで小さな者のためにお生まれになりました。
華やかさの中ではなく、苦しみや悲しみの内に主を見いだせますように。
 
左から聖イシュトバーン大聖堂で微笑むなおみ。その右はブダ城の中心にあるマーチャーシュ教会。吉田先生と大西先生来られた時には、アドベントのミサに特別に参加させてもらいました。トルコの支配下でモスクに改修された名残が壁中にあります。歴史を感じる教会です。志恩の隣にいるのが友人のアレックス。
 
教会でのクリスマス•イブ礼拝の様子。子供達中心の礼拝となりました。月曜のクリスマス礼拝の時に聖餐式が行われてました。



●先生方も無事に日本に到着されたと報告があり、安心しました。 また皆様にお祈りをしていただいた志恩の目の手術ですが、昨日無事に終わりました。 今朝再び病院を訪れ、経過観察をしてくださり、上手くいったようで感謝です。 これからしばらくは目を保護するためにサングラス着用で生活をし、一ヶ月程度は様々な制限がありますが、これで少しでも目の状態が改善されれば本当に幸いです。 来週の月曜日には、夏休みを利用して志恩の小学校、中学校時代の親友がブラジルから遊びに来てくれることになっています。(ブラジルは今が夏です!) あまり動けない志恩にとって、四年ぶりに再会する親友は何よりものプレゼントであり慰めです。 これからクリスマスと新年に向けて、教会も、皆さんの生活も一段と忙しくなってくることでしょう。 どうかそれぞれの生活、信仰、教会活動が守られ、宿されますように!



●Áldás (アールダーシュ=祝福)
先週金曜日に到着された吉田隆先生と大西良嗣先生のお二人は、現地時間の早朝に日本に向けて出発されました。短い時間でしたが、本当に充実した実り多い訪問と交わりの時となりました。
ニュースレターやLINEメッセージ、定期的に行われる面接などを通しだけでは分からない現地や家族、働きの様子など実際に目にされ、触れられ、また多くの方と話すことで安心して帰国してくださったことが何よりも大きな祝福です。
また、これまでは現地にいる私たちを通してだけの日本とハンガリーの教会の交わりが、先生方を通して更に深く、広く、直接的なものとなったことを嬉しく思います。今後の長期的宣教を考える上でも、本当に有意義な時間となりました。
多くの場所、多くの重要な役割を担うリーダーや機関を訪れましたが、誰もが日本のこと、日本の教会の歴史や現状、信仰のチャレンジなどについて深い関心を持ってくださり、今後、ハンガリーの教会は日本のために更に祈りを深めてくださると確信しています。
ブダペストの町についても、短い時間の間にできるだけ沢山の場所を訪れました。
先生方を沢山歩かせてしまいましたが、この国の複雑な歴史を知る上で大切な場所を共に歩けたことも感謝です。
ブダ城の中心にある最も由緒あるマーチャーシュ教会でのアドベントのミサに、ツーリストお断りだったにも関わらず、日本からの牧師ということで特別に参加させていただくこともできました。
また昨日はハンガリーでのホロコーストと社会主義時代の苦しみを強烈に展示した「恐怖の館」を訪れ、この国が背負い続けてきた自責の念、トラウマの数々を目の当たりにしました。
この町が何度も徹底的に破壊され、その度に再び立ち上がろうとしてきたハンガリー人たちの思いを考えた時、また違った目でこの町を見ることができるようになりました。
語り尽くすことのできない多くの恵みと祝福を、神様は先生方を通して、また与えられた多くの特別な機会を通して与えられたことに感謝しています。
このために祈り、支えてくださった皆様にも心より感謝いたします。
後ほど、思い出の写真を投稿します。
 

上はユースミニストリー部門のチッラグポントのメンバーと。
下は国内外ミッション部門のレベンテ先生。
次は執事活動部門の責任者と共に。主にウクライナ支援と現状についてお話を聞かせてもらいました。
 
上から順に、神学校の訪問。責任者のゾルタン先生と。
自宅近くにある社会主義時代町中に置かれていたモニュメントを集めたメメントパーク。
 
外国侠客関係部門のバラージ先生。
最終日は比較的暖かく、外でハンガリー特産のサラミの入ったサンドイッチをいただきました。
 



昨日早朝に、日本より吉田隆先生と大西良嗣先生がハンガリーに到着されました。先生方は直前まで多くのご予定があり、大変お疲れと思いますが、ハンガリーでの水曜日までの日程が守られますよう、お祈りください。昨日は早速ハンガリー改革派教会の外国教会関係部署のオードール・バラージ先生との対談が実現しました。
私たちの宣教に関して中心的役割を果たして下さっている方です。
ウクライナ情勢、教会情勢、社会主義時代の話など、大変有意義な話し合いの時となり感謝です。
その後、娘たちの通うユリアンナ改革派小学校で行われてたクリスマスマーケットを見学。訪問を歓迎してくださり、子供達のクリスマス賛美などを楽しみました。
夕方からディオーシュ教会で行われたユースグループ参加は先生方の長旅の後ということもあり、見送らせてもらいました。こちらも非常に盛り上がりましたが、青年たちは日曜日にあらためて紹介をします。
今後の予定です。
今日は我が家で家族全員と共にゆっくりと交わりの時を持ちます。少しブダペストの観光もする予定です。
日曜日はディオーシュ教会への訪問。
吉田先生が日本からのメッセージを届けてくださいます。
月曜日は私が所属するチッラグポントのメンバーとの交わり、その後、ミッション担当のレベンテ牧師との対談、またウクライナ支援を担当する執事活動本部を訪問予定です。
火曜日は改革派の大学を訪問予定です。
先生方は水曜日早朝に出発予定ですが、息子志恩の目の手術が重なっているため、空港までお送りすることができません。(2023.12.8)



●Esik a hó (エシック=落ちる、降る ホー=雪)雪が降っています。

昨日、ブダペスト周辺で初雪が降りました。
冬の到来が遅かったので、今年も暖冬かと思いましたが、急激に温度が下がり始め、今週は毎日氷点下の寒い日が続きまそうです。
ディオーシュ教会ユースグループでは、先週の金曜日から特別プログラムを開始しました。
自分の友達を誘っての伝道プログラム。
みんなで教会を綺麗に飾り付け、ケーキやお菓子を焼き、ピザを囲んでの楽しいひととき。
初回は全部で35名、初めて教会に来てくれた子も多くいました。
神様や自分の人生について考えてみるため、3つの質問についてテーブルごとに話し合いの時が持たれました。
1.24時間なんでもできるとしたら何をする?
2.あなたを幸せてにしてくれるものって何?
3.神様に一つだけ質問できるとしたら何を聞く?
子供たちの世界観、人生観を垣間見させてくれる質問です。
特に三番目の質問では、「Miért なぜ?」という質問が沢山聞かれました。
なぜ人間を作ったの?
なぜ人は死ぬの?
なぜ苦しみがあるの?
この特別プログラムはあと二回。
子供たちの目が信仰へと開かれますように。
ぜひ皆さんもこの問いについて考えてみてください。
写真を何枚か送ります。
  
 


もう早いもので、ハンガリーに来てから二度目のアドベント、クリスマスの時期となります。
平和の象徴であるはずのクリスマスの時期になっても、紛争、戦争が続いている場所が数多くあり、心が痛みます。
でも考えてみれば、平和の実現を願いつつこの時期を過ごすのは私達クリスチャンであって、多くの国ではクリスマスは何の意味も持たないわけですね。
そもそも最初のクリスマスも、羊飼いや当方の博士たち以外の誰にも気づかれず、むしろ殺気立ったヘロデ王に対する恐怖と不安の中で起こったことでした。
光が暗闇の中で輝くように、平和のないところにこそクリスマスの希望の光は輝くように必ずなるのだと信じたいと思います。
いくつかご報告です。
先週も非常に忙しく、金曜日にはディオーシュ教会ユースを担当。
ここ数回、救いの確信について話しています。
現在は人数も増え、その分年齢差が大きくなっているので、時間差で二度行っています。
それぞれ積極的に話をしてくれ感謝ですが、若い子たちの言い回しは難しく、早口なので苦労しています。
土曜日にはチッラグ・ポントのイベントで賛美奉仕。
フェスティバルで奉仕をしてくれた多くのボランティアたちとの再会を喜び合いました。
12月8日から13日まで、日本キリスト改革派教会から二名の先生方がハンガリーを訪れてくださいます。
ハンガリー改革派教会のリーダーの方々とのミーティング、チッラ・ポント、そしてディオーシュ教会への訪問も予定されています。
クリスマスの大変お忙しい中で、わざわざ遠いこの国まで来てくださることに感謝です。
短い滞在期間ということもあり、かなり体力的に厳しいものとなるのではと心配しています。
旅路が守られるようにお祈りください。
また、これを通してハンガリーと日本の教会の交わりが更に深められますように。
ちなみに、今日の昼ごはんは右から、キフリ、ポガーチャという伝統的なケニェール(パン)、そしてヨーカイ・バブ(豆)・グヤーシュというレヴェッシュ(スープ)です。
近くのスーパーで買いました。
どれも美味しいです。



Kegyelem  (ケディェレム=恵み)

 ◇ここ二週間ほどは感謝なことに、様々な機会で奉仕をすることが許されたため、なかなか更新することができませんでした。
今日は日曜礼拝ですから、また皆さんのために、また皆さんに覚えて祈っていただけるように、簡単にご報告をいたします。
先週末はCsillapontフェスの反省や改善点などを話し合う3日間の会合が開かれ、二日目の朝行われた礼拝メッセージを担当しました。
金曜日にはディオーシュ教会のユースのメッセージを(救いの確信について)、昨日は同教会で行われた結婚式での手伝いを、そして今日は二度目の礼拝説教担当です。
現在、ダニエル書の連続説教が行われており、私は6章のライオンの穴からの救いについて説教をする予定です。
よく知られた箇所であるのに、新しい発見が多くあり、自分自身が最も恵まれたと感謝でいっぱいです。
その恵みの半分も伝えることが難しいのに、ハンガリー語となると、更に限定されてしまいます。
そのようなもどかしさの中で、でも少しずつ青年たちにも、教会員にも彼らの言葉で福音を伝えられる喜びを味わっています。
ただ、ここ最近世界中で起こっていることに心を痛めているのは皆さんも同じことと思います。
特にイスラエルとガザ地区における醜いテロ行為と、正義と称するにはあまりにも激しい報復行為に対して、憤りを覚えています。
最も犠牲になるのは、いつも小さな子どもたちを含む一般人です。
ハンガリーには多くのユダヤ人コミュニティがありますが、聞くところによると国内でイスラム教を信仰する人はユダヤ人よりも多いそうです。
世界中のイスラム教徒の間で広がる反ユダヤ主義。
その波がここにもやってくるのではないかと心配をしています。
深い歴史的な問題を含め、双方多くの死者を出している今、イスラエルに平和を、ガザに平和を、と単純には祈れません。本当に何がなされるべきなのか、どう解決していかなければならない事柄なのかを考え、悩んでいます。
(下の写真は、ホロコーストのときにドナウ川で銃殺された多くのユダヤ人たちを記念して作られた靴のオブジェです。靴は当時高級であったため、銃殺する前に脱がせたそうです。人の命の価値は靴以下だったのでしょうか。)(2023.10.15)




Jó napot!

今年の夏は去年のように40度を超えるような日もなく、クーラーを一週間ほどしか使わずにすみました。
ただ、普通ならもう秋を感じても良いくらいですが、今年は30度くらいになる日がまだあり、日中はかなり暑く感じます。
皆さんにぜひ祈って頂きたいことがあります。
7月終わりに開催われたフェスティバルでは、日本文化に関するプレゼンを行いました。
そこに来てくれた一人の青年が、ハンガリーにいる日本人学生を対象とした聖書の学びや交わりを実現したいと語っくれました。
それから彼は色々と自分で考え、具体的に行動をしてくれ、ある大学で場所を提供してくれるという約束にこぎつけたと連絡をくれました。
今日はこれから彼と会い、今後の計画について話し合うことになっています。
ディオーシュ教会の青年担当であり、チッラグポントのリーダーでもあるアーロン牧師もこの計画を推してくれ、ハンガリーで活動する外国人学生を対象とした働きを紹介してくれました。
どうなるかは全く未知なのですが、主の御心であればハンガリーにおける日本人学生伝道の未知が開かれるかもしれません。
どうかお祈りください!  (2023.09.21)


Újra kezdődik (újraウーイラ= 新しく kezdődikケズドーディク=始まる)

今日から新学期が始まりました。
子供たちにとっては長い夏休みでしたが、忙しかった私にとってはあっという間でした。
まだあまりハンガリー語が離せなかった去年、緊張した面持ちで最初の日を迎えた子供たちの姿を思い起こします。
今では、私のハンガリー語の間違いをいちいち正してくれる子供たちの成長に驚かされています。
子供たちの安定が、私達の働きの安定にも直結しています。
どうぞ今年の学びのためにも覚えて祈ってくださいますと、幸いです。
日本では毎年この時期、子供たちの自死が問題になりますね。
夏休みの後に学校に戻ることが辛くて、命を経ってしまう子供たちの苦しみを思います。
子供たちの心の変化を、周りにいる大人が敏感に読み取り、また適切な対応を取ることができますように。
子供たちが安心できる居場所を提供できますように。
傷ついた心に癒やしを与えることができますように。
主が私達を通して、こうした子供たちを心から愛し、支えていくことができますように。
彼らの新しい歩みのためにも祈ります。(2023.9.1)


ハンガリーでの最初の主日説教の直後に体調を崩してしまい、完治するまでだいぶ長い時間がかかってしまいました。
その間、8月20日にはハンガリーの建国記念日のお祝いがあり、去年見られなかった祝日の花火も見逃してしまいました。
建国記念日は、紀元1000年にハンガリーがキリスト教国として統一されたことを覚える日でもあります。
ですから今年は、900ものドローンが花火と共に舞い、フィナーレでは十字架の形になって締めくくられたそうです。
そんな「キリスト教国」として建国されたハンガリーも、統計上ではクリスチャンは約50%、実際に教会に集う人はそれよりもかなり少ないと思われます。
あの十字架を見て、ハンガリー人はどう思ったのかな、と考えてしまいました。

さて、今日はもう一つ
ここ一週間ほどは、かつてないほどにブダペストがテレビで話題に上がりました。
世界陸上ですね。
ブダペストの美しい街並みをテレビで見られた方も多いのではないでしょうか。
夏の最後の思い出に、日本の留学生と一緒に女子マラソンを見てきました。
残念ながら日本の選手は入賞できませんでしたが、素晴らしい走りでした。
マラソンを間近で見たのは初めてです。
あらためて一人一人がこのためにどれだけ練習を積み、備えてきたのかを思います。
「あなたがたは知らないのですか。競技場で走る者は皆走るけれども、賞を受けるのは一人だけです。あなたがたも賞を得るように走りなさい。」1コリント9:24
オリンピックや世界陸上で競技できるのは、もちろんは選ばれた競技者だけであり、金メダルはたった一人だけが得ることができます。(今回は二人同時もありましたが)
私達はただ見て応援することしかできませんが、神の国においては、信じる者は誰もが神に選ばれた者として競技に参加しています。
この世では賞を得るのは一人だけですが、神の国においては、選ばれた者は誰もが必ず神の国において栄誉を受けます。

それならば怠けても同じでしょうか?
パウロは「自分の体を打ちたたいて服従させます。」(27節)とも書いていますね。
自分が戦わなければならないのは、他者ではなく、外でもない怠け癖のある自分自身なのだと気付かされます。
こちらでの生活に慣れはじめ、物事が楽になり始めると頭をもたげてくるおごり、高ぶりに負けてしまいませんように。  (2023.8.29)



Pihenés (ピヘネーシュ=休息)

幾つもの台風により、各地で多くの災害が発生したことを聞きました。
皆様、ご無事でしょうか?
少し報告が遅れましたが、先日の日曜日、ディオーシュ教会にて最初の日曜説教を無事終えることができました。
皆様のお祈りに心から感謝をいたします。
主日礼拝の説教は、日本を離れて1年3ヶ月ぶりです。
当日は幼児洗礼式もあり、その親族や友人で会堂はいっぱいとなりました。
また、すぐ近くに住む大家さんご夫婦も、ハンガリー語による最初の説教奉仕を聞きに駆けつけてくださったことは大きな喜びでした。
教会の牧師たち、教会員にも大変喜んでいただき、今後も説教の機会が与えられるようになると思っています。
音楽と共に、御言葉の説教によってハンガリーの教会を支えていくことは、私達のビジョンの一つです。
一つの教会、一つのユースグループだけに留まることなく、様々な場所、様々な機会で福音を届けていくことができれば感謝です。
夏最後の大きな働きが終わったという気の緩みからか、その日の夜から風邪をひいてしまいました。
今はゆっくりとおやすみをします。(2023.8.16)



●Csillagpontフェスティバル、無事に終わりました!

 ◇現地での準備日程と片付けを含めると10日に及ぶ改革派教会最大のフェス、Csillagpontが無事に終了しました。
私達はまさにこのCsillagpontの働きのために、ハンガリー改革派教会から招きを受け、また日本の教会から派遣されたわけですが、実際にフェスが始まるまでは一体どんな内容なのか、どのように運営されているのか全く検討もつきませんでした。
二年間の準備期間を経て始まったフェスは、その規模、内容、豊かさに圧倒される日々でした。
国内外から集まってきた3千人の参加者が共に礼拝し、語り合い、種々の公演に参加し、スポーツやゲームを楽しみ、そして毎夜行われる様々なコンサートを満喫する。
至る所で祈りが捧げられるこの機会は、全てにおいて神の栄光を表し、また神を心から喜ぶことをまさに体現したようなフェスでした。
喜びと慰め、平安に満ちたフェスを通して、神の国における永遠の喜びを味わうことが許された一時となりました。
様々なことがありました。
フェス前の数ヶ月間は、オフィスで働く6人のリーダー達にとって本当にストレスの多い時期でした。
ハンガリー語の壁もあって、このフェスのために私ができたことはごくわずかです。
そんな私を同じ同僚として受け入れてくれた彼らに本当に感謝ですし、2年後に再び行われるフェスのためにはもう少し関わることができることを願っています。
フェス参加者の車が眼の前でトラックと衝突し大破したり(幸い怪我人はありませんでした)、車の故障で真夜中の高速上で止まってしまったり…
今回のフェスでは、主に毎日の礼拝と音楽に関わりましたが、フェス直前の英語キャンプで左手小指をひどく痛めてしまい、ギターもヴァイオリンも三本指で演奏することになってしまいました。
準備不足と不安の多い期間でもありましたが、それらを遥かに上回る主の恵みと憐れみを受けることができました。
皆様のこれまでの祈りとご支援に心より感謝しました。
この働きのため、多くの参加者の今後の歩みのために覚えてお祈りください。
今月13日にはディオーシュ教会で初めての礼拝説教を予定しています。
合わせて覚えてください。


●Cillagpontフェスティバル中間報告

 ◇主の御名を賛美します!
先週末から始まったフェスティバル、皆様にお祈りいただき感謝します。
フェスティバル自体は順調に進み、残すところ半分となりました。
昨日は日本に関するプログラムを家族で行い、30人近い若者たちと一緒に折り紙を楽しんだり、日本の宗教、文化、そしてキリスト教について分かち合うことができました。
日本のために、更に多くの祈りがハンガリーの地においても捧げられるようになると確信しています。
さて、緊急の祈りの課題があります。
昨夜、家族を送り届けるために一旦家に帰ってきました。
ところが家からあと10分程度のところの高速上で、突然車が止まってしまい、救助を待つことに。
真夜中をすでに回っており、速度制限130キロの高速上で多くのトラックが行き交う中、子供もパニックに陥りましたが、事故もなく、なんとか家に帰ってくることができました。
私は再び会場に戻らなくてはなりません。
このフェス直前に、左手小指を酷く突き指するなどトラブルがあります。
残すフェスにおいて、与えられた使命を果たすことができるようお祈りください。
フェスティバルの様子は、こちらのFacebook上でも見ることができます。
礼拝の中継などもありますので、ぜひご覧ください。
https://www.facebook.com/csillagpont.info



●Gyerek Tábor (Gyerek=子供 Tábor=キャンプ)

 ◇先週はとても忙しい一週間でした。
礼拝が終わってすぐ、ブダペストから1時間ほどのところにある小さな町、ヤラスベーニの改革派教会に。
月曜から金曜まで開催される英語キャンプ(Scripture Union 超教派)で奉仕するためです。
そこで初めて顔を合わせた5人のチームと共に、30人近い子供たちと共に過ごしました。
毎朝8時前に集まってくる子供たちと共に、運動、礼拝、聖書劇、暗証聖句、グループトーク、英語クラス、ゲームと盛りだくさんの内容で午後4時まで走り回ります。
それからチームと共に次の準備を遅いときには10時半ごろまで。
体はクタクタでしたが、与えられたチームとの新しい関係、子供たちとの楽しい時間、迎えてくれた牧師夫妻と教会との交わりがどれも素晴らしく、日本から派遣されてきたことの喜びを心身共に味わうことができました。
それだけに別れはなかなか辛いものでした。
息をつく間もなく、昨日から今度はCsillagpontフェスティバルに突入です!
同僚、賛美チームとも合流し、数千人の若者達を迎えます。




●Hallás vagyok! (ハーラーシュ=感謝 ヴァディヨック=私は)
 ◇初めて参加した教会の5日間のユース・キャンプは本当に素晴らしい時となりました。
男、女、性、結婚、セックス、ポルノ…
下は11歳の子供もいる中でかなりチャレンジングなテーマでした。
説教やフタッフの証しを通して聖霊に魂を触れられた子供たちは、短い間で大きく成長し、ものの見方が大きく変えられました。
まだクリスチャンではない子供たちも、イエス・キリストを信じたいという確かな思いが与えられました。
夜の礼拝が終わってもなお、夜中までスタッフや友人と一緒に祈り続ける子供たちもいました。
私は全ての礼拝における賛美と一度の説教、そして小グループ・リーダーとして、14歳までの男の子たちのを任せられました。
回を重ねることに賛美の声は大きくなり、子供たちは賛美する喜びを共に分かち合いました。
スモール・グループの子供たちはともかくオープンで、この難しいテーマを本当に驚きと喜びをもって受け入れ、学んでくれました。
皆さんのお祈りに心より感謝します。
そしてこれからも彼らのために覚えてお祈りください。  (2023.7.11)
 


Kapcsolat (カプチョラッㇳ=関係)
 ◇7月に開催される3つのキャンプの準備が同時進行しており、なかなかアップデートすることができていませんでした。
 最初のキャンプは、来週の月曜から金曜日まで、ディオーシュ教会のユースキャンプです。
中高生23名、大人6名、犬2匹!
テーマは私達を取り巻く様々な「関係」です。
特に今、取り扱いが非常に難しい男性、女性の関係、その役割、結婚について切り込んでいきます。
性別や性関係の取り扱いが曖昧になっている中、このテーマで青年達に語ることは非常に重要だとユースパスターのアーロン牧師は考えています。
 私は火曜日の夜に語ることになっていますが、全ての関係において最も重要な神様との関係(Kapcsolat Istennel)について、私の個人的な証しを通して語ろうと準備しています。
これまで教会にあまり来たことのない新しい子供たちがキャンプにも参加してくれる中、彼らにイエス・キリストの福音、主イエスとの関係について語ることが一番重要だと考えています。
 覚えてお祈りください。  (20230630)



●Meleg! (メ゙レッグ=暑い)
 ◇今日から急に30度を超える真夏日になりました。
まだまだ朝方は15度前後と寒い(Hideg=ヒデッグ)のですが、 これから真夏日が続きます。
子供たちは今週から夏休みに入りました。
二ヶ月半の長い夏休みです。
日本のように夏休みの宿題のない子供たちの多くが、様々な場所で開催されるキャンプなどに参加します。
私も7月から私はキャンプ続きで非常に忙しくなります。
3日(月)〜7日(金)ディオーシュ教会中高生キャンプ
16日(日)〜21日(金)Scripture Union 子供英語キャンプ
22日(日)〜29日(土)Csillagpontフェスティバル
ディオーシュキャンプはテント泊、英語キャンプは子供たちが毎日朝から夕方まで、教会に通う形で実施されます。
結婚する前、改革派川越教会で子供たちに英語を教えていた時期があります。
保護者の方々とも親しくさせていただき、とても良い思い出として心に残っています。
いくつかのキャンプには家族も部分的に参加予定ですが、留守にする時間も増えます。
家族を覚えて祈ってくださいますと幸いです。  2023.6.21


●Köszönöm szépen !(カサナム・セーペン = ありがとうございます)
◇ハンガリー語の ö は、オとエの間のような発音になるので、カタカナでは表しにくいですね。
長い母音のőもあります。
その他、 ü はウとオとイが混ざったような発音になります。
ちなみにハンガリ語の母音は、a, á, i, í, u, ú, ü, ű, e, é, o, ó, ö, ő の14つ。
パソコンのキーボード上で全ての母音の場所を覚えるのが大変です。
さて、今日はハンガリー改革派教会を通してなされたウクライナ支援の報告をこちらでもシェアをいたします。
皆さんからの献金、募金がどのように用いられたのか、またどのような支援が今後とも必要とされているのか、様々な具体的な報告がなされています。
改革派教会内では共有されていますが、12ページもありますから、会員の方全員に印刷されたものが配布されるわけではないと思います。
また改革派教会以外の方からも多数、この働きのために沢山の募金を受け取っています。
世界中で関心が薄れてきていますが、先日のダム決壊、反転攻勢の動きもあり、状況は日に日に悪化しています。
引き続き皆様のご支援とお祈りをよろしくお願いします。
こちらに直接ファイルを添付できませんので、以下のリンクから見ることができるようにしています。
見られない場合はご連絡ください。 (2023.06.15)



Hál Istennek!(ハール・イシテンネック = 神様に感謝します)

 ◇ここ二週間ほど、夏のイベントに向けて忙しく、なかなかアップデートすることができませんでした。

数日前に、ヨハンナがハンガリーで二度目の誕生日を迎えました。
去年は家族だけの誕生日会でしたが、今回は四人の友達が沢山のプレゼントを持ってお祝いにきてくれました。
明日から三日間の野外学校。
この一年、本当によく頑張ったなと思います。
とても感謝なことがあります。
現在通っているディオーシュ教会のユースがどんどんと成長しています。
それと共に、音楽に関心を持ち始めた子供たちが多くおり、7月最初に行われるキャンプのためにバンドを結成することになりました。
私達の一つのビジョンは音楽を通して神様を礼拝する喜びを伝えること。
これから一ヶ月間で、楽器をしたことがない子供たちに教えていくことになります。
最終的には、大人がいなくても、彼らが自分たちで賛美を始めるようになって欲しい、そう願っています。
そのための大きな一歩を踏み出し始めています。

7月末に行われるCsillgpontフェスティバルのためにお祈りください。
改革派オフィスには、連日多くの関係者が出入りをしており、今日も沢山の青年たちが様々な作業をしています。
中心になっている多くの人は、仕事をしながらボランティアで参加しています。
そんな60人のスタッフと、プラス数百人のボランティアをうまくマネージメントしなければならない私の同僚達を特に覚えてお祈りください。
私はフェスティバルのメインバンドで主にヴァイオリンをします。
曲数が35曲と非常に多いのですが、まだ本格的な練習が始まっていません。
周りはみんなプロで余裕があるように見えますが、私は唯一単なる趣味でやっているので、他のメンバーのペースに合わせて果たして間に合うのか、今からとてもドキドキしています。  どうか覚えてお祈りください。  (2023.6.6

 


●Nyár jött! (ニャール=夏 ユット=来た)
Tavasz タヴァス=春  Ősz ウース=秋 Tél  ティール =冬
 ◇つい先日まで最高温度13度でしたが、いきなり夏がやって来ました。
ハンガリーは衣替えもあっという間で、コートを着て来た次の日に、すでに半袖半ズボンの人もいます。
先日の日曜日に、ハンガリー到着一周年を迎えました。
あまりの時の流れの早さに驚いています。
私達を送り出してくれた恵泉教会、西部中会、大会、兄弟姉妹、そして多くの友人に改めて心より感謝をいたします。
皆さんの継続的な祈り、励まし、また支援がなければ決して実現しなかった宣教のでした。
特にこの一年でなにかを成し遂げたわけではありませんが、今後の宣教の土台となるような様々な出会いがあり、また可能性も広がりました。
思った通りにはいかないことも、また思っていた以上の恵みを受けたことも沢山あります。
このことを通して、私達が願うようにではなく、神の御心が私達を通してこれからもなされていくことを心から願い、またこれからも共に祈っていただけますと幸いです。
 さて、この日曜日はすでにペンテコステ。
5人の高校生たちがこの日に信仰告白をすることになっています。
ドミ、ロズィ、ローニ、バラージ、ビアンカ
ハンガリーでは14歳になると信仰告白をする伝統があります。(もちろん強制ではありません。)
5人は去年の9月から毎週準備会を持ち、この日に備えてきました。
そして、先日には信仰告白前の試問会に立ち会わせていただく機会を頂きました。
子供たちと共に両親も一緒に出席し、一人ひとりが長老たちの前でインタビューを受けます。(日本ではあまりない形式かもしれませんね。)
難しい質問に戸惑いながらも、こからも主イエスに従っていく決心を一人ひとりが自分の言葉で言い表していました。
短い説教もあり、両親もそれを聞き、自分たちに対する勧告でもあると受け止めたことでしょう。
ハンガリーでは信仰告白後に教会を離れてしまう子が多いと聞きます。
しかし、教会、教会員、ユースグループにもしっかりと根づいているこの子たちはきっとこれからも、信仰告白に基づいて信仰生活を歩んでくれると信じています。
ぜひこの5人のために、ハンガリーの若者のために覚えてお祈りください。



●Hogy vagy / Hogy vagytok / Hogy van/ Hogy vannak?
(ホッディ ヴァディ/ホッディ ヴァティトック/ホディ ヴァン/ホッディ ヴァンナック?)
 ◇どれも「元気ですか?どうですか?」という意味ですが、最初のは親しいあたな(単数)に、2つ目は親しいあなた方に、3つ目は丁寧語のあなた(又は三人称の彼、彼女)、4つ目は丁寧語のあなた方(又は三人称の彼ら)に向けられて使い分けます。
ハンガリー語が難しいと言われる一つの理由は、一人称から三人称、また単数と複数ですべて動詞(過去、未来、可能性、命令形、願望、必要性などを表す形がある)が6〜7通りに変化することと、更に冠詞があるかないかで、更に細かく動詞が変化することにあります。(名刺や形容詞も変化が多い…)
合計すると、一つの動詞が80通り以上に変化します。
もちろん規則性はありますが、変化の規則の種類が多く、不規則の動詞も沢山あるため、全て論理的に覚えるのはかなり難しいと思います。
こちらに来てちょうど1年ほどが経とうとしていますが、まさに今、語学一年の壁にぶち当たっています。
そんな複雑な言語はハンガリーの子供たちにも難しいようで、ちょうど小学4年生のクラスにいるヨハンナが学校で学んでいる文法が、私にはちょうど良いくらいです。
もともと文法に弱い私は、考えながら組み立てていると何も話せません。
言いたいことを教科書どおりの難しい言葉ではなく、回り道をしながら簡単な形で言えるようになることが今はとても重要です。
中高生向けに語る時も、むしろ今のような言葉の制限もあって、いかに簡単な言葉で伝えることができるかをいつも考えています。
それでも中高生たちの積極的な意見や質問についていけず、話しがまとまらなくなってしまうこともあります。
この一年の壁を超えて、更に深く福音を伝えていくことができるよう、お祈りください。
息子の志恩も、勉強にはかなり苦労をしています。
これから夏にかけて、何人かのプライベートの教師について、なんとか10年生へと進級できるように勉強をしていく予定です。
合わせてお祈りくださいますと幸いです!
写真は、ヨハンナの遠足の様子。行き当たりばったりの、でも楽しい遠足になりました。(合計10キロ以上歩きました!子どもたちはタフです。) (2023.5.15)



●Jó napot.
 ◇もう5月になるにも関わらず、昨日の朝の気温は2度!
今日のまだ肌寒く、薄手のコートを身に着けて外出します。
さて、昨日28日から明日30日まで、ブダペスト市内の交通機関は大混乱を起こしています。
その理由は、バチカンからローマ教皇フランシスコがハンガリーを訪問しているためです。
カトリック系の学校に通う志恩も、もれなく駆り出され、教皇が車で通る橋の上でハンガリーとバチカンの国旗を振ってお出迎えをしたそうです。
カトリック教会の多いハンガリーですが、改めてどれくらい信者がいるのかを調べてみたところ…
人口の約40%がカトリック、そして次に10%ほどが改革派教会、そしてユダヤ教が数%という割合でした。
西に行くほどハンガリー人はカトリックが多く、東寄り(ルーマニアやウクライナ周辺も含む)は改革派教会が多くなります。
これは、カトリックによる弾圧とオスマン・トルコの侵略によって、東に改革者たちが追いやられたため。
こうして見ると、後半数のハンガリー人は一体何を信じているのか、大多数の日本人と同様に無宗教、無神論者なのか気になるところです。
多くの人は、宗教は何かを聞かれたら「キリスト教」と答えるでしょうが、実際に教会に所属する人は思ったほどは多くなく、教会に通っている人は更にその半分以下にまでになると思われます。
日本の教会では大多数の人が病気という理由や、特別な用事がない限り、毎週礼拝に参加するという人が多いと思いますが、ハンガリーでは毎週必ずという家庭は決して多くはありません。(プロテスタントでも同じです。)
聖餐式がある時しか来ない方も多いようです。
礼拝出席は救いの要件ではもちろんありませんが、救われた者としての最も素晴らしい特権だと教えられきた私にとっては、最初はとても不思議な光景に見えました。
ここにもヨーロッパの教会に対する一つの祈りの課題があると私は思います。
(写真)聖イシュトヴァーン大聖堂(クリスマス)。ブダペストで最も大きい。ハンガリーの初代国王イシュトヴァーンの右手のミイラが拝観できるようになっている。
                      (2023.4.30)



●Névnap
(ネイブ=名前、ナップ=日)名前の日
皆さんから沢山のテーマのリクエストがありました。
ハンガリーの文化、食べ物、また教会についての質問が多かったですね。
これから少しずつ、皆さんの関心に答える形でLINEをお届けします。
ハンガリーに限らず、ヨーロッパ諸国には「名前の日」というのが存在します。
自分の名前が当てはまる日には、誕生日のようにお祝いをし、プレゼントを渡します。
もともとはカトリックや東方正教会が、聖人達の名前にちなんで作った習慣で、多くの人達はカレンダーに記された名前から選んで子供たちを名付けます。
特に多い名前は、女性ではマリア、エリジェーベト、カタリン、男性だとペーテル、イシュトバーン、ラースローなどでしょうか。
妻の生まれ育ったウクライナの村では、特にカタリンの名前が多く、その日にはカタリン・ボールと呼ばれるディスコが開設され、村中のカタリンが集まってお祝いしたとか。
ちなみに私以外の家族にもちゃんと名前の日があるようです。
(Ida,Shion,Naomi,Yohanna,Lisa)

プロテスタント教会には、カトリックの習慣のように「洗礼名」は存在しません。
でも、洗礼を受け(あるいは信仰告白をし)、キリストの名前で呼ばれるようになった、つまりクリスチャン(キリストに従う者)と呼ばれるようになった日は、やはり特別な日ですね。
自分の親の名前を引き継ぐことの多い欧米では、親が偉大であればあるほど、その名前を引き継ぐ子供に対するプレッシャーは大きなものとなります。
私達は、世界の王であり創造者、救い主であるイエス・キリストの名前を受け継ぐ者です。
それは大きなプレッシャーでしょうか。
むしろ、天の父がその名を私達に喜んで与えてくださり、その名にふさわしい者として聖霊が私達を作り変えてくださる、という約束さえも保証してくださいました。
私達はただ、自分の欠けや弱さだけでその名を恥じてしまうことがないようにしたいですね。
むしろ弱い者を選んでくださり、その弱さの中にこそ王なる主キリストの名が、より輝くようにしてくださっていることを覚え、感謝の内に過ごせますように。


●支援会より公式報告を掲載しました。

 
川瀬弓弦宣教師公式報告
 アクロス・ザ・ランド支援会計報告


●zenvedély hét
(センヴェデーィ・ヘート=受難週)

Szenved センヴェッド は「苦しむ」という意味。
主が十字架の上で苦しまれ、死なれた日は Nagy péntek (ナッディユ=大きい ペィンテック=金曜日)と呼ばれています。
先々週からコロナ感染以来のひどい風邪にかかってしまい、しばらくオフィスにも行けず、家で療養しておりました。今はもう良くなっております。
LINEもなかなか更新できず、申し訳ありませんでした。
その間、ハンガリーにも春がやってきました!
日本はやはり桜のピンク一色になりますが、ハンガリーでは様々な色の花が一斉に咲き始め、とてもカラフルで美しい春です。
かと思いきや、今週は朝は氷点下、もっと東側のウクライナやルーマニアでは昨日から雪が降っているそうです。
しかし、確実に冬が過ぎさろうとしています。
戦争のために、これまでにないほど文字通り暗く寒い冬でしたが、春のおとずれは私達に希望をもたらすものです。
主イエスが十字架の上で亡くなられた時、世界は暗闇に包まれました。
その闇は世界が創造された時に、全地を覆っていた暗闇に似ていますね。
混沌と混乱に包まれた世界でしたが、神の言葉が発せられるとそこに光が生まれ、秩序が生まれ、平和が生まれました。
私達のこの暗く混沌とした世界の中にも、神の言葉が語り続けてくださっていること、また神の言葉である御子の苦しみと死は、必ず復活の希望を生み出すことを信じ、感謝します。
ウクライナ、ロシア双方で苦しむ多くの人々の上に、また日本の皆様の上にも主の慰めと平安、平和があるようにお祈りいたします。
(下の写真)アメリカに旅行中の家主さんの猫が、毎日遊びに来ています。私達が家を借りるまでこの家に住んでいたそうですから、猫ちゃんにとってみればここが自分の家同然です。子供たちにもべったり。癒やされます。



●Forradalom (フォッラダロム)革命

 ◇ここ数日は立て続けに色々なことがあり、なかなか更新できませんでした。
一昨日の3月15日は、ハンガリーにとって最も重要な祝日の一つ、革命記念日です。
ハンガリーは長くオーストリア・ハンガリー帝国として、ハプスブルグ家に支配されてきましたが、1848年3月15日に帝国に対して平和と自由の12か条を突きつけ、新しい政府を樹立することを宣言したことでハンガリー国内で反乱が起きました。
結局、オーストリアの軍隊によって鎮圧され、革命政府の初代首相は処刑されてしまうのですが、この日は自由の象徴としてハンガリオーではずっと大切にされています。

Látogatás (Látogat ラートガット=訪問する)ラートガターシュ 訪問者
 ◇昨日は、ドイツから約20人の神学生たちが改革派オフィスを訪れました。
私ともう一人の同僚の二人で、チッラグポントの働きやキャンプについてのプレゼンを行いました。
この働きに加えられて最も時間の短い二人に任せられた大役でしたが、ハンガリーの特殊性を含め、よく理解していただけたと思います。
そして、本日から三日間、様々な教派のユースワーカーたちが集まるカンファレンスが行われます。
私達もブースを設け、チッラグポントの働きについて紹介、また今後のための新たなつながりを模索します。
全部で300人以上が集まる大きなカンファレンスになります。
覚えてお祈りください。
 簡単ではありますが、ご報告まで。
   (2023.3.17)

●A tavasz közeleg!
(タバス=春 コゼレグ=やってくる)

 ◇春が近づいてきました。
桜で溢れた日本の春がきっと恋しくなるだろうなと予想していましたが、ハンガリーにも桜にとてもよく似た花を咲かせる木が沢山あることに気が付きました。
調べてみると、アーモンドの木。
桜もアーモンドも、同じバラ科サクラ属の木だそうで、どうりでよく似ていると思いました。
暖かくなってきた町を散歩するのが楽しみです。
今日は簡単にいくつかのご報告を。
①先日、広島地区の兄弟姉妹が私達のために送ってくださった荷物が3ヶ月かかって、無事にハンガリーに到着しました。
沢山のお菓子やカップ麺、缶詰に服!
ハンガリーでは受け取る側も沢山の税金を払わないといけないのですが(内容物の代金+送料の約30%が税金!多分世界一高い…)、その税金分までご配慮してくださり、本当に感謝でした。
②なおみが学校内で行われた賛美コンテストに出演し、優勝をしたそうです!
③本日、ディオーシュ教会の中高生会を担当します。聖書の大切さについて子供たちと一緒に考える予定です。覚えてお祈りください。

 
2023.3.10

●Vissza jön (ビッサ=戻る、ユン=来る)
 
後日談になります。
先日投稿した自由橋で見つけたハンモックでくつろぐおじいさん、一体誰なのか、なぜあそこに置かれたのか分かりました。
あのおじいさんは実は、フランツ・ヨーゼフ1世(1848〜1915)、ハプスブルグ家出身のオーストリア・ハンガリー帝国の皇帝としてハンガリーを治めた人物だったようです。
妻のエリサーベトはハンガリーを愛し、今でもハンガリー人に敬愛されていますが、夫であり国王だったヨーゼフはそうではありません。
写真を撮った自由橋は、第二次世界大戦でドイツ軍に破壊されるまでは、ヨーゼフ王の名前で呼ばれていましたが、再建後は「自由橋」と改名されてしまいました。
その他の橋は再建後も同じ名前が残ったので、改名にはハンガリー人のヨーゼフ王に対する感情が現れていると言ってよいでしょう。
そこにヨーゼフ王が戻ってきた!というのが、どうもこのオブジェの意味だそうです。
誰かが勝手に作って置いていったものですが、撤去もされず、ユーモアーとして残されているそうです。
私達は復活の主イエスの再臨と開放(自由)を心から願いつつ
  夜の自由橋 (2023.2.24)


●Csendes nap (チェンデシュ=静かな ナップ=日)
  修養会、リトリート
◇金曜日からに日曜日にかけて、日本で言うところの教会修養会がバラトン湖で行われ、家族で参加しました。
バラトン湖はブダペストの西、約100キロにある中央ヨーロッパ最大の湖で、大きさはだいたい琵琶湖と同じくらいの美しい湖です。
特に夏季はハンガリー国内外から大勢の観光客が訪れる、一大リゾート地。
日本を離れてから一度も外泊をしたことがなく、初めての遠出となりました。
改革派神学校からゲストスピーカが招かれ、ストレスと信仰をテーマに学びました。
到着直後に主任牧師の息子さんが転んで骨を折るなど、ストレスの多い修養会となったため、最適なテーマとなりました。
私は3日間ずっと中高生グループで奉仕をさせてもらいました。
修養会二日前の夜になって手伝ってほしいと声をかけられたため(突然が結構多いのです)、メッセージを用意することはできませんでしたが、楽しく過ごすためのゲームを多く準備しました。
日本のキャンプで鍛えられたおかげです。
建物中に聞こえるほど盛り上がって楽しんでくれました。
静かではなかったですね…



●Szerelem és Szabadság
(セレレム=愛 と サバッチャーグ=自由)
 ◇昨日はバレンタインデーでしたね。
いつもだと娘たちはこの日のためにチョコレートを手作りするのですが、欧米では男性から花やお菓子を女性にプレゼントを送るのが習慣。(どうして日本は反対になったのでしょうか?)
ちょっとつまらなさそうにしていました。
俐咲を連れて街を散歩していると、ドナウ川に架かる緑の美しい橋、サバッチャーグ・ヒード(自由橋)に沢山の小さな鍵が掛けられているのを見ました。
恵泉教会のある神戸市垂水区にも、海に向かって恋人が愛を誓い合って鍵をかけていく「恋人岬」なるものがありますが、同じようなものです。
鍵のように二人が愛が強く結ばれるよう、解けてしまわないようにと願いながら残していったのでしょうね。
でも、本当の愛にはもう一つの(全く正反対の)性質があります。
神の愛は私達に自由な意思を与え、自らの意思で神を愛し、また神に応える者として作ってくださいました。
キリストの愛は私達を罪から自由にし、またあらゆる恐れからも開放してくれました。
愛とは、相手を自分に縛り付けることではなく、むしろ自由にするものですね。
固く結ばれつつも、相手の自由を保障することが本当の意味で隣人を愛するということではないでしょうか。
時に愛は、握りしめていたものを自由にすることに現れるのだと思います。
自由橋と呼ばれる橋の上で、沢山の鍵を見ながらそんなことを思いました。
下の写真は、そんな橋の上で見つけた、鍵で取り付けられたかわいいオブジェ。
ハンモックでくつろぐおじいさんの図、です。



●Egyház (エッディゥ=一つの ハーズ=家) 教会
 
◇ハンガリーでは教会のことを、一つの家と呼びます。
教会が神の家であり、また私たちにとっての家でもあるこ、加えてローカル教会や教派が無数にあろうとも、同じ一つの家であることを思い出させてくれる良い言葉だと思います。
昨日は日本の教会で言うところの地区会Pestmegye Egyház (ブダペスト以外の周辺地区)がディオーシュ教会を会場に行われました。
地区会と言っても、教会数60以上ですから中会規模になります。
礼拝での奏楽奉仕に加え、会議をスムーズに行うための様々な準備と奉仕をエダ姉と一緒にさせてもらいました。
話題の中心はやはり光熱費。
教会によっては1か月のガスの値段が日本円で30〜50万円にもなったところが。
どうすればこの危機を乗り越えられるか、様々な具体的な知恵が出されたようです。
日本の教会会議と違うのは、活動報告書などの紙類が全く用意されないことです。
全てが口頭で行われていました。
教会では週報もありません。
必要な情報は教会員にメールを通して知らされますが、年報などもウクライナやルーマニアでも見たことがありません。
日本では当たり前のことも、所変われば全く違うものなのですね。
今後こうした違いを見つけていく中で、教会の本質についても新たな気づきが与えられれば感謝です。


●Az Isten akarata (アズ=the イシテン=神 アカラタ=意思、したいこと)
 
◇先週の金曜日は、ピンチヒッターでディオーシュ教会中ユースグループをリードすることになりました。
中高生担当者は二人ともお休み。
その二日前の夜に連絡があり、焦りつつも急いで準備。
時々英語も使いましたが、基本的にはすべてハンガリー語で準備し、なんとか責任を果たすことができ感謝です。
テーマは「神様のみ心(意思)とは?」
不確かな自分や他者の意思よりも、私達を造り、全てを知っていてくださり、全てを計らってくださる神様の意思に従うほうがどれほど安心なことなのか、みんなで考えました。
現在彼らは、ペンテコステの日に予定されている信仰告白の準備もしています。
彼らが信仰告白後にも教会にとどまり、神様に従い続けていくことができるように祈っています。
 多い時は15人くらい集まります。

●Hó (ホー)雪
 
◇日本では各地で大寒波と大雪が押し寄せて、大変怖い思いをされた方も多いと聞きました。
今日は皆さん、無事に通勤、通学等できたでしょうか。
ブダペストは一向に雪が積もる気配がありません。
地域によっては降っている場所もあるそうですが、冬景色が見られるのはまだ先のようです。
今日、なおみの親しい友人のお母さんとバスの中で話しをしました。
去年、エダ姉の生まれ育った同じウクライナ・カルパチア地方から家族で移住してきました。
戦争が激しくなる前にブダペストに移り住み、時々様子を見にウクライナに行くそうです。
現在、内陸に住む多くのウクライナ人が、より安全な国境近くの町や村に移住しているとのこと。
ハンガリーに逃げてきた人々のハンガリー村の家を買いたいウクライナ人も多いそうで、村の様子も変わってきていると聞きました。
この戦争のために、特にウクライナ国内の民族分布が大きく変わりそうです。
この方はもともと大きな町に住みたかったそうで、ウクライナよりも教育も遥かに良いとのこと。
子供たちも喜んで学校に行っているそうです。

もう一件
学校からかなり遠いのですが、なおみとヨハンナの友達が休日に家まで遊びにきてくれました。
ハンガリー語だけでコミュニケーションを取っている二人を見て、安心しました。
二人とも日本アニメが大好き。
ハンガリーには日本が好きな若者や子供たちが多く、小学校や高校で日本語を教えているところもあるそうです。
先日は、日本アニメやコスプレの祭典が市内で行われ、大盛況だったそうです。
私の同僚の一人も大の日本好き。
毎日日本のアニメ、「ドラゴンボール」の服と帽子を見に付けてオフィスに来るほど。
ブダペストに一番多いのアジア人は中国、次に韓国、それに比べ日本人はとても少ないのですが、ともかくハンガリー人は日本文化好きです。
ハンガリー宣教においては、日本人であることが用いられることが今後きっと多くあると思います。

●Szabad Idő (サバッド=自由 イドー=時間)
◇改革派オフィスのリーダー達の決定により、先週から月から水曜までの3日間のみ、町中にあるオフィスで仕事をすることになりました。
木曜と金曜はホームオフィスに。
暖房費節約のためです。
私にとっては、オフィスに来てコミュニケーションを取ることが重要でしたので、なかなか厳しい決定です。
しかも、ホームオフィスになっても子供たちの送り迎えは必要ですし、その間、リモートによるハンガリー語のレッスンもあるため、町中のカフェに居座るわけにもいかず、週2日は家と学校を二往復することになりました。
往復2時間半近くを二往復すると、移動時間は一日で5時間ほどに。
おそらくは暖かくなる3月ごろまでは、このような形になると思います。
でも、移動時間はなかなか有意義に過ごせます。
バスや地下鉄の中では、勉強をしたり、考え事をしたり、本を読んだり。
人を観察するのも好きですし、ハンガリー語の勉強と称して、近くの人が話していることに耳を傾けることも。
サバッド(自由な) イドー(時間) は 自由な移動(イドウ)時間(イドー)になり、感謝です。

写真はディオーシュ教会の中高生会の様子。
毎週金曜日の夕方に、多いと10数人くらい集まります。
今月には日本を題材にした特別プログラムが予定されています。


●Boldog Új Évet !  ボルドグ=嬉しい、喜び ウーィ=新しい エィヴェッ=年を
あけましておめでとうございます。
 
◇クリスマス以降、しばらくご無沙汰しており、新年のご挨拶もまだでした。
今年はエネルギー危機のため、例年よりもクリスマス休暇が長く、今日から学校がスタート。
私の仕事場も今日から始まりました。
休暇中に体がなまり、子供たちも朝早く起きるのがつらそうです。
月曜朝礼拝の後、職員全員シャンパンで新しい年をお祝い。
挨拶をしながら互いのグラスを「コッチン」するのがハンガリーの習慣です。
今年から通っているDiósd 教会の中高生会でのメッセージを、一ヶ月に一度担当することになりました。
ユース部門のオフィスでも、月一回程度、短いメッセージを準備します。
少しずつハンガリー語で福音を語る機会が与えられていることに感謝です。
今年はヨーロッパ各所で記録的な暖冬で、ガスがあまり使えない中でも、凍えるような冬を過ごす必要がこれまでなかったことは感謝でした。
ハンガリーは今年もインフレと記録的物価高が継続するとのこと。
一人一人の生活が守られますように。


●Boldog Karácsonyt ! 
(ボルドグ=喜び カラーチョニ=クリスマス)
クリスマスおめでとう!

 ◇様々なプログラムがあったため、クリスマスのご挨拶が遅れてしまいました。
先週は改革派本部オフィスでのクリスマス礼拝と祝会、地元ディオーシュ教会での中高生クリスマス会、クリスマス・イブ礼拝、クリスマス礼拝、ハンガリーにいる親族とのお祝いなどで忙しく、しかし、とても素晴らしい時を過ごしました。
日本ではクリスマスが終われば、すぐにツリーは片付けられ、新年を迎える準備が始まります。
しかしこちらでは、ツリーはクリスマス直前に準備をし、そのまま少なくとも数週間はクリスマスの雰囲気を保ちながら新年をお祝いします。
今年は公共施設(学校も含む)は暖房費節約のため、いつもよりも長いクリスマス休暇となりました。
新学期のスタートは1月9日から。
ハンガリーでの初めての学校生活を無事終えることができ、本当に感謝です。
今年の皆様のお祈りとお支えに心より感謝します!
私達を送り出してくれた恵泉教会向けに作ったクリスマス動画の中から、ハンガリーのクリスマスソングを歌った部分をこちらでもシェアいたします。
ハンガリー改革派教会では、私達がよく知っているクリスマス賛美ではなく、独自の賛美歌がよく歌われます。
    





●Gyertya (ディェルティァ = ローソク)
 
◇来週のクリスマスを前に、4本目のローソクが灯されました。
ローソクはそれぞれ、希望(Remény レメーニ)、愛(Szerelem セレレム)、喜び(Boldogság ボルドグシャーグ)、 平和(Béke ベィケ)を表します。
先日、家が突然停電になり、真っ暗になりました。
復帰するまで1時間ほど、アドベントのローソクに火を灯しました。
電球のほうが圧倒的に明るいのは言うまでもありませんが、真っ暗闇の中で一つのローソクさえついていれば心がやすらぎます。
希望が湧いてきます。
イエス・キリストは、この世の暗闇を照らす一つの小さな灯火として来てくださいました。
それはあまりに小さな光と思われたのですが、その光はキリストを信じる私達を通して、世界中へと広がっていきました。
キャンドル礼拝で隣の人に灯火を受け渡していくようにです。
キリストの光が、私達を通してこの世の暗闇の中でも小さく、しかし確かに輝いています。
それぞれ置かれた場所、遣わされている所で、神様がこの小さな灯火を輝かさせてくださいますように。

昨日の礼拝の写真。
子供中心の礼拝で、礼拝後、みんなでクリスマス工作をしました。   (2022.12.18)

連投になりますが、今週はもう一つとても嬉しいことが!
先週末から、大阪の教会の青年とそのご友人がハンガリーに遊びに来てくれました。
日本からの訪問者、第一号です!
ヨーロッパ各地を周り、最後にハンガリー。
本当は我が家に泊まるはずでしたが、直前に子供が熱を出したため、市内ホテルに急遽変更になってしまいました。
それでも、昨日は二人で私達の通う教会に来てくれ、午後は一緒に昼食。
子供たちも一緒に一時の楽しい時間を過ごしました。
こうやって訪問をしてくれることが大きな励ましになりますし、どんな場所で、どんな人たちと宣教をしているのか、実際に見てもらうことに大きな意味があると思います。
今日、お二人は日本に帰国予定。
旅路が守られますように!


●Ajándék
  (オヤンデーク = プレゼント)
 
◇神様から私達へもクリスマスプレゼントがやって来ました!
この冬はガスではなく、薪暖炉を主に使っていますが、薪の値段も驚くほど高くなっています。
どうしようか悩んでいた時、現在通っている教会のポグラーニ・カーロイ牧師が、ご自身の母親のところからもらってきた沢山の薪を譲ってくださったのです!(写真)
どれくらい持つかはわかりませんが、しばらくは暖を取るのに困ることはなさそうです。
現在、先生とは教会での今後の協力関係について話し合っています。
ユースミニストリーの他に、教会音楽を含む礼拝についてもお互いのビジョンを分かち合い、今後、教会での活動も増えていくと考えています。
私(44歳)よりも若いのですが、この風格!
ハンガリーでは、改革派教会の牧師はみんな立派なひげを生やしています。
それが一人前?の証なのだとか
皆様のお祈りに神様が応えてくださったこと、本当に感謝です。
(2022.12.7)


●Karácsony
  (カラーチョニ = クリスマス)
 
◇日本でサンタクロースがやってくるのはクリスマス・イブですが、こちらでは昨日6日にやってきました。
モデルとなった聖(サンタ)ニコラスの記念日が6日だからです。
チョコレートやフルーツ、手袋、靴下などが中心で、とてもシンプルです。
我が家には暖炉があるので、やっと煙突から入ってきてくれると子供たちも一安心。
でも火が付いているので、やけどをしないか心配していましたが(笑)
学校の前でもサンタが子供たちと一緒に、通学してきた子供たちにチョコレートを渡していました。

子供たちにとって良い日でしたが、ハンガリー国民にとってはかなり厳しい日となりました。
これまでハンガリーは周辺国よりもガソリンの値段をかなり安く抑えていました。
480Ft/l (約170円)
それが昨夜から急に699Ft/l(245円)になるとアナウンスされました。
数日前からスタンド前は長蛇の列で、ガソリンが足りなくなる自体になり、国内はパニック状態です。
これまで地下鉄のある駅まで車で移動していましたが、今日から最寄りのバス停からバスで地下鉄駅へ向かうことにしました。
少し通学時間が伸びますが、家からバス停まで2分ほどなので助かります。
ガソリンの値段が上がると、再び生活費が高騰すると予想されています。
急激な生活の変化にほとんどの人はついていけていません。
教会の活動にも影響があると考えられます。
主が私達に良い知恵と忍耐をくださいますように。
皆さんのためにもお祈りしています。
(2022.12.7)


●Isten Fia (イシテン=神、フィア=子)神の御子
 
◇アドベントの時期に入りましたね。
我が家も昨日、幼稚園で子供たちが作ったアドベントキャンドルに火を灯しました。
さて、先週はアドベントを前にして、改革派オフィスで働いている人とその家族に対して、市内のサーカス観覧券が配布されたので、私達も初めてサーカスを見てきました。
ただ大道芸をするのではなく、ハンガリーの有名な作家ヨーカイ・モールが書いた作品に基づいて、物語のように展開されていきました。
その内容は… ある貧しい父親が、9人の子供を一人で育てていました。
彼らは貧しくとも幸せでした。
そんなある日のクリスマス、金持ちがやってきて、一人の子を譲ってくれるなら、あなたとその子を金持ちにしてやろう、と約束するのです。
父親は見たこともないような大金を前にして非常に悩むのですが、どの子供もお金には代えられない神からの宝物だと、金持ちの要求を最後には強く拒むのです。

そうしてこう歌い始めます。
「主イエスがお生まれになったこの日に…」
沢山の子供の一人であっても、どんなに大金を積まれても、その子を赤の他人に譲ろうなどと思わないでしょう。
しかし、私達の神様は、その独り子を、その生命もろともに罪人である私達のために与えてくださいました。
永遠の地獄の苦しみを引き受けて、私達を救ってくださいました。
コロナ禍もあり、戦争もあり、ここ数年のクリスマスは私達の望んだ通りにはなっていないかもしれませんね。
寂しさを覚えるクリスマスの時です。
しかし、最初のクリスマスは誰にも知れず、誰にも感謝されない、寂しいクリスマスであったことを改めて思い起こします。
そのような誕生であったからこそ、私達はこのような苦難と困難の中でも喜びと希望、信仰と愛を保ち続けることができるのだと思います。
皆さん、良いアドベントの時をお過ごしください。
(2022.12.2)
 


●Ima (イマ=祈り)
 
◇昨日、お友達の誕生日パーティーに子供たちを連れて行ったついでに、ブダペスト市内を散歩しました。
すでに氷点下近くにも関わらず、有名なクリスマスマーケットを目当てに大勢の人出がありました。
そんな中、マーケット近くの駅前広場でデモが行われていました。
国旗が掲げてあり、パッと見た時にはハンガリー国旗(赤白緑)、よく見ると緑白赤のイランの国旗でした。
被り物の事で一人の女性が暴行死した事件をきっかけに、国内で大規模なデモが発生しているイラン。
ハンガリーに住むイラン人たちが数百人集まり、イランの自由のために集会を開いていたのです。
「イランに自由を!女性に自由を!民主主義を!正義を!」と寒い中、何時間も叫んでいました。
 

デモ活動は市内で最もユダヤ人が多い地区で行われており、広場はルーテル教会の前。
イスラム国家は常にユダヤ人やキリスト教と対立しているイメージがありますが、自由を求める声には国境も民族も宗教も関係ありません。
多くの人が足を止め、耳を傾けていました。
一人の女性が言いました。
「世界はウクライナで起こっていることに関心を持っている。でも誰もイランで起こっている悲惨な出来事に目を向けようとしていない。イランにも自由を!」
イランはかつて、もっと自由な国でした。
私がアメリカで最も親しくしていた友人の一人は、宗教的理由で全てを捨てて亡命してきたイラン人の女性でした。
かつて日本にもイランから沢山の労働者が来ていました。
イランはもっと身近な国だったはずなのに、今は最も閉ざされた国になっています。
神様の憐れみが注がれるように、イランのためにも覚えて祈りたいと思います。
 (2022.11.20)


●Támogatás (ターモガターシュ)支援
 
◇先日の日本キリスト改革派西部中会定期会に引き続き、昨日から全国の改革派教会が集まる定期大会が開催されており、感謝と報告をさせていただきました。
ハンガリー人宣教を開始するにあたり、各教会・伝道所が捧げた献金より、宣教活動初期費用として500万円を限度として支援を受けました。この費用は主に、渡航費(引越しを含む)、生活必需品、車、保険(最初の3年間)、語学など、こちらで生活を始めるにあたり必要なものを購入、手配するために去年の定期大会で決議されたものです。
この支援のおかげで、何もない環境の中ですぐに生活を始めることができました。
私達のためにこのような大きな決断をしてくださった大会、教会の皆様に改めて感謝をいたします。
日本には多くの宣教師が活動をしていますが、それぞれの宣教師を支える海外の教会が、同じように多くの献金によって日本宣教を支援してくださっている恵みも覚えます。
主なる神様が、皆様の信仰と決断、ささげ物を祝福し、御国のために大いに用いてくださいますように!
皆様に良い報告ができるように願っています。(2022.11.16)


●iatalok (Fiatál フィアタール=若い ok オク=複数形)
フィアタロク 若者たち
 ◇今週から日中の最高気温も10℃を大きく下回るようです…
さて土曜日には、来年のキャンプにボランティアとして参加を希望する青年たちが約70名集まり、キャンプの概要とそれぞれの役割を確認しました。
若者5千人以上が集まるキャンプの構成やプログラムは非常に複雑です。
集まったのはほとんど学生たち。
できる限り多くの青年たちと話しました。
ハンガリーの青年たちは、多様化する社会の中で混乱し、人生のゴール、自分の役割を見失っていると彼らは言います。
参加者の多くは地方からブダペストに学びに来た人が多く、特に地方の教会ではそういった青年たちや子供たちを教え導く働きがほとんどないと嘆きます。
どんなに良いキャンプを開催しても、戻った地域や教会に良い学びの機会、交わりがなければ信仰を維持することは非常に難しいと改めて感じました。
こうした青年たちの切実な声にどう応えていくか考えています。



●Halas vagyok  (halas ハーラーシュ=感謝な vagyok =ヴァデョック 私は)
 ◇先日の月曜日、日本キリスト改革派西部中会定期会が神戸で開催され、ZOOMを使って出席しました。
アクロス・ザ・ランド支援会の加門長老(恵泉教会)より、これまで捧げられた支援金についての報告がありました。
当初は、最初の一年間分(360万円)もなかなか難しいのではないかと予想をしていましたが、それを遥かに超える多くの支援金が集まっており、驚いています。
「信仰の薄い者よ」という声が聞こえてきたように思います・・・
議場で挨拶をさせていただき、感謝と共に、LINEを通して皆さんにお伝えしていることを含め、ご報告をしました。
その他にも、もうすぐ働きを終えられる先生、新たな働きに召される先生など、多くの変化がありました。
また、私の前任として恵泉教会で牧会してくださった大場康司先生が、闘病の末、70歳で天に召されましたことをお聞きしました。
ご遺族の慰めと、最後に牧会をされた南浦和教会のためにお祈りいたします。
(2022.11.8)

●Idő (イドー)= 時間
 
◇昨日、大切なことを書き忘れていました。
ハンガリーは先日の日曜日から時間が1時間遅くなり、日本との時差は7時間から8時間に変わりました。
これまでは朝6時前に起きると、まだ星が綺麗に見えたのですが、今は少し明るくなりました。
その分、夜は早くにやってきます。
今日は最高温度20℃と温かいのですが、明日からは毎日10℃前後と急に寒くなります。
現在、来年のCsillagpontキャンプに向けてのボランティア・オープニング会議が開催されています。
前回2021年のキャンプでは、ボランティアだけで200名の参加があったとのこと。
今日はボランティア活動を支える13人のリーダーたちが集まっています。(2022.11.2)


●Magyar ünnepel (マディヤール=ハンガリー  ウンネペル=祝日

 
◇昨日の宗教改革記念日に続き、今日はハンガリーの祝日である「諸聖人の日」です。
これはハンガリーだけではなく、ヨーロッパ諸国で守られてきている大切な日です。
かつて殉教したキリスト者達のみならず、死者を覚える日として多くの人が墓地を訪れ、キャンドルで飾ります。
日本のお盆に似た習慣でしょうか。
つい先日、韓国で起きた悲惨な事故に心を痛めています。
亡くなられた方々の家族、友人の慰めのために祈ります。
ハロウィーンのイベント中に起きたそうですが、ハンガリーでも近年ハロウィーンのイベントは活発になってきています。
もちろん今に始まったことではなく、ヨーロッパは昔から魔女に代表されるような不安をあおる迷信や習慣が多くあり、今でも多くの人が気づかない内にこうした迷信や習慣に振り回されていると聞いています。
宗教改革記念日は、私達がこうした迷信に振り回される必要がないほどに、神様に愛され、守られていることを御言葉と信仰によって確かにされた日であることを思い起こさせてくれます。  (2022.11.1)


●Isten jó minden nap! 
イシテン(神)ヨー(良い) ミンデン(全て) ナップ(日) = 神は日々良いお方
 ◇私が現在所属しているユースミニストリー Csillagpont が主催する集会が、ハンガリー改革派教会のYoutubuチャンネルで紹介をされました。
「平和とは何か?」をテーマとした集会で、多くの賛美、メッセージ、ディスカッション、グループトーク、コーヒータイムなど、盛りだくさんの内容でとても良い時間となりました。
動画に私の姿もチラホラと。
ハンガリーの青年たちの様子もご覧になれますので、ぜひ!

      


●Kedves testvéreink (ケドべシュ・テシュトヴェーリンク=愛する兄弟姉妹方)
 
◇先日、Facebook上でもLINE公式のグループについて案内をさせてもらい、それから一気に30名の方が登録してくださったことで、ついに200名を超えました!
公式LINEの目的は、より確実に皆さんに私達やハンガリーの声を届けること、また皆さんにハンガリーやハンガリー人を身近に感じてもらうことだと思っています。
ハンガリーの文化や日頃の些細なことも含め、これからも投稿を続けていきますので、どうぞ祈りの内にお支えください。
前回の投稿で、今日はソビエト連邦体制下に抵抗するために、1956年10月23日に起こったハンガリー動乱を覚える日だとご紹介しました。
今日は昨日の雨で朝から深い霧がかかり、いつもよりも静かな日曜日となっています。

さて、今日はもう一つ別のことをご紹介します。
昨日、エダ姉のいとこの結婚式があり、私達も少しお手伝いをさせてもらいました。
新婦はエダ姉と同じウクライナの町の出身、両親は戦争勃発後に、ブダペストに住んでいる娘たちを頼りに全てを捨ててすぐにハンガリーに逃げてきました。
反対に新郎と彼の親族は、ルーマニアの出身。
両者の親族共に、強めのハンガリー語方言で会話をしていました!
こういった国外ハンガリー人同士が国内で結婚することはよくあることのようです。
さて、ハンガリーでは二度結婚式が行われます!
最初は市役所での結婚式。(写真)
日本と違い、市役所で20分ほどのちゃんとした結婚調印式が行われ、勧告と祝福があり、二人が夫婦であるという宣言がされます。
そして、この場所で指輪の交換が行われます。
その後、教会などに移動し、そこで二度目の結婚式。
こちらは神の御前で誓いを立てるということが中心になります。
私達もウクライナで結婚したときには、市役所と教会の2つの場所で結婚式を行いました。
結婚式に出席するたびに、私達自身の誓いも思い起こさせられます。(2022.10.23)


●Kedves testvéreink (ケドべシュ・テシュトヴェーリンク=愛する兄弟姉妹方)
 
◇今日ブダペストは朝から2℃しかありません。
日中は20℃近くまで上がる日がありますが、もう真冬並みに寒い朝が続いています。
昨日、小学校の沢山の子供たちが面白いものを作っていました。
真ん中に大きな穴の空いたハンガリーの国旗です。
これは1956年10月23日に、ハンガリー人がソ連の支配に抵抗して起こった「ハンガリー動乱」を覚えるためのものです。
ソ連は動乱を鎮圧するために戦車を突入させ、ブダペストの町は壊滅的な被害を受けました。
この動乱で2700人以上の人が亡くなり、20万人以上が国外へと逃げました。
ソ連時代、ハンガリーの国旗の真ん中にはソ連を象徴する国章が描かれていましたが(写真)、それをくり抜いた旗がこの動乱時に用いられたのです。
ハンガリーが実際に自由を手にしたのはそれから何十年も経った後でしたが、このくり抜かれた旗をハンガリー人たちはずっと誇りとして大切にしてきたそうです。
                        (2022.10.21)


●Jó napot!
 
◇以前、俐咲(りさ)の通う幼稚園に関して投稿をしましたが、幼稚園から支援を広く呼びかけるビデオが各家庭、機関に届きましたでの、こちらでもシェアいたします。
現在、3歳から6歳までの150人が通っています。
暖房は全て電気で賄っているそうで、このエネルギー危機を乗り越えるために、ソーラーパネルの設置を検討しているそうです。
ただ、政府や市からの援助は全くなく、この度、支援を呼びかけることにしたそうです。
以下より幼稚園の様子を垣間見ることができますので、どうぞご覧下さり、また引き続き祈りに覚えてくだされば幸いです。  (2022.10.18)


●Szep napot !  セープ(きれいな)・ナポット(一日を)=「良い一日を!」

 ハンガリーは今からが一日の始まりです。

 ◇ハンガリーでは日常的に様々なストライキやデモが行われます。
市内では約二週間ほど、ゴミ収集事業者が待遇改善のためにストライキをしたため、街中にゴミが溢れました。
このところのフォリント安で生活が苦しくなったからです。
市が特別手当を決定したため、幸い今日から再びゴミ収集が始まりました。
文字通り、セープ・ナップ(日)の始まりです。
ゴミ箱は道路にこんな風に置いておきます。
黒フタは普通ゴミ、青は紙類、黄色はプラスチック類や空き缶。
結構しっかりと分別がされています。    (2022.10.10 現地時間8時半)

そして、先週はもう一つ、大きなデモが行われました。
市立の学校の先生方による大きなデモです。
平日に行われたため、その日は突然の学校のおやすみ。
ハンガリーでは学校の先生の給与は他の業種よりも低く、男性は先生になりたがらないということ。
そのため、どの学校も教師のほとんどは女性で、子供たちの通う小学校も男の先生はたった二人だけ。
ハンガリーの教育は世界的に見てもかなり高レベルでしっかりとしています。
子供たちの宿題を見て、いつも驚かされています。
しかし、それを支えているのは低賃金の教師たちであるという現実です。
そのような問題を国として解決するようにと大規模なデモが開催され、人間の鎖が作られ、国会議事堂前やドナウ川にかかる橋、多くの道路が教師たち、関係者によって埋め尽くされました。
子供たちの教育の権利を守ることは、教師たちの生きる権利を守ることと切り離せません。
子供たちのために祈ると共に、日々、その教育の要である教師たちのためにも祈ることがかかせません。

こちらはインターネットから切り取ってきた写真になります。
道路と橋を埋め尽くすプロテスターたち!
プロテスタント(抗議する人たち)である私達にも通じる姿ですね。


●Aldas Bekesege
t
 ◇先日、土曜日に来年の夏キャンプに向けた第一回目のリーダー会議が開催されました。
Csillapontの6人のリーダー達が数カ月間かけて考えた内容を、キャンプのために組織された他のリーダー達と分かち合う大切な会議です。
キャンプは来年8月24日から29日の5日間、ハンガリー西部にあるバラトン湖、琵琶湖と同じくらいの大きさの湖周辺で開催されることになりました。
国内外から集まる1万人規模のキャンプを想定し、100以上のプログラムが組まれるという、私にとっても異次元の内容となります。
中でも、Csillagpontリーダーによって、教会に行っていない青年たち、クリスチャンではない青年たちをどうしてもキャンプに導きたい、という強い思いが語られました。
そのため、信仰を持っていない人でも参加しやすい内容も求められています。
参加者からは様々な意見が出されましたが、概ね良い感触だったようです。
この会議の中の礼拝で、初めてヴァイオリンを演奏させてもらいました。
音楽と賛美は私達の働きにとって最も重要な要素ですので、感謝でした。
今後の展開が楽しみです。          (2022.10.4)


●ハンガリーからの最初の賛美です。

あなただけです。
心が静まる場所。
あなたは私の岩。
私の救い主。主よ、私を見放さないでください。
私はあなたを信じ、望むので、私の心は恐れません。
あなたは嵐の中の避け所です。
私はあなたのためにだけ生きてきました。
私を守り抜くあなたの御手

あなたも主にあって希望をいただくなら、あなたの心も恐れることはありません。
主は嵐の中の避け所となってくださいます。
あなたの人生も主のものとしてください。
主の守りの御手は、あなたも守ってくださいます。


●Isten aldjon meg! (神の恵みがありますように)
 
◇これまでは何か特別なことがあった時に投稿をしてきましたが、これからはハンガリーのことを知っていただくために、日々の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、また面白いものなどもお分かちしていこうと思います。

学校やバスでウクライナの子供たちを見ることはもう珍しくなくなりました。
先日、バスの中で二人の幼い姉妹が、ハンガリー語の macsika マチカとcsiccaチッツァの意味の違いを議論しながら、お母さんに一生懸命説明をしていました。
マチカは猫、チッツァは猫ちゃんというような意味です。
必死でハンガリー語を学ぼうとしている子供たちと、笑顔の全くないお母さんの間の大きなギャップが痛々しいほど印象的でした。
ブダペストはアジア系、アフリカ系を含め大勢の外国人が暮らしているので、難民であってもそれほど目立ちません。
しかし、彼らの表情は明らかに目的があってハンガリーにやってきた他の外国人とは異なっています。
子供たちだけではなく、こうしたお母さんたちにも笑顔が戻ってっくるように祈っています。       (2022.9.29)


●Imakeres イマ(祈り)・ケーレーシュ(願い) 祈りの課題

 ◇この9月から俐咲は、自宅近くにできた改革派系幼稚園に通い始めました。
以前にもご紹介したことのあるErdliget(エールド・リゲット)教会所属の幼稚園です。
2018年に建設が始まりましたが、新型コロナ感染症の拡大のために2年間中断、そしてようやく今年の夏にようやく完成しました。
近隣にも大変人気があり、全く空きがないほどです。
しかし、近年のハンガリー通貨フォリントの急激な下落と、ウクライナでの戦争の影響によって、いきなり経営難に陥っています。
1キロワットあたりの料金が、9月と比べて10月は15倍に跳ね上がると連絡がありました。
ロシアに頼っているガスについては全く未知数です。
多くの家庭でもガスヒーターの代わりに、昔から備え付けられている暖炉を使い始めているほどです。
政府からの補助金では全く足りず、保護者と個人、団体などから献金や支援をお願いせざるをえない状況です。
園長であり、教会の牧師でもあるZoltan(ゾルターン)牧師より、皆様に覚えて祈ってほしいとの切実なお願いがありまた。   (2022.09.28)
  


●Hal Istennek! 神さまに感謝します!

◇皆さんに長くお祈りをして頂いていた車がようやく与えられました。
今や中古車の価格は、新車価格と変わらないほどになっています。
ハンガリーでは状態の良い中古車を見つけることが難しく、こちらに来て3ヶ月経ってもなかなか条件の合った車が見つかりませんでした。
そんな中、同じブダペストで共に宣教の働きをすることになるCRCの宣教師ご夫妻が、ちょうど11年製のフォルクスワーゲン、7人乗りミニバンを売りに出されることになり、私達に優先的に売却してくださることになりました。
ハンガリー中古車市場では、10年ものでは20万から30万キロが当たり前の中で、12万キロはかなり少ない部類になります。(80万キロオーバーのトヨタも結構なお値段で売っています!)
しかも、現在の相場よりも30%近く安い値段で譲っていただくことができました。
本日、名義変更手続きも終わりました。
これで行動範囲も広がり、今後の働きにも有効に用いていくことができますように。
                              (2022.9.14)
 

●Kedves testverink 
 ケドヴェシュ・テシュトヴェールインク
 親愛なる兄弟姉妹方
  ◇今週から本格的に学校も青年伝道の働きも始まりました。
ハンガリー改革派教会の本部オフィスでは、毎月曜日の朝に職員の礼拝が開かれ、初めて出席をしてきました。
 私達が互いに対する牧会者であり、キリストにあって隣人に気を配る大切さが説かれました。
 さて、昨日はいつもとは異なる近くの別の改革派教会を訪れました。
末っ子のりさを急遽受け入れてくれた教会所属の幼稚園の牧師が、私達を幼稚園のオープニングセレモニー兼日曜礼拝に招いてくださったからです。
多くの園児と家族が招かれ、また職員一人一人のために祈りがささげられました。
9月に始まったばかりの幼稚園で、全てが新しく、園庭も広く気持ちの良い幼稚園。
しかし、ハンガリーはウクライナの戦争に加え、日本円と同様に外貨に対して非常に弱い状態が続いており、輸入に頼るハンガリーの事業はかなり苦しめられています。
学校も幼稚園も多くの予算をカットしなければならず、この幼稚園も保護者から寄付をお願いしなければならない状態になっています。
多くの祈りが必要です。
  

上は隣町 Erd(エールド)の改革派教会。
緑のアクセントが美しい小さい教会です。
下は教会所属の幼稚園になります。         (2022年9月5日)



●Jo estet (ヨーエシュティ)
  こんばんは!

 ◇今週は学校関連で怒号の一週間でした。
様々な問題が重なり、登校前日になっても何を持っていくのか、何時から学校で何時に戻ってくるのかさえ分からず、あたふたしました。
こちらではよくあることだそうですが。
ハンガリーの学校は朝が早く、小学校で7時半登校、志恩の音楽学校は朝6時から空いており、みんな朝練に来ているそうです!
なおみとヨハンナの学校は遠いため、朝6時半には出発しなければなりません。
でも、一番心配していたヨハンナは二日目にはすでに親しい友達ができたようで、本当に安心しました。
志恩の学校はカトリック系のため、初日はブダペストで最も大きな聖イシュトバン大聖堂でミサが行われました。
ブダペスト中のカトリック系学校の生徒たちが集まったそうですが、儀式中心の礼拝で志恩は何も分からなかったとのこと。
改めて私達が礼拝ですること、招き、賛美、祈り、説教、聖餐、献金、祝祷などの意味と目的がわかっていることの重要性を、志恩なりに認識したようです。
周りの同級生はとても優しく、音楽レベルも非常に高く、よい刺激を受けています。
 明日は特別な礼拝が近くの別の改革派教会で行われます。
そのご報告をまたいたします。
明日の礼拝が祝されますように!             (2022年9月3日)


●Hal Istennek!(神さまに感謝します)

 ◇皆さん、おはようございます。
  感謝のご報告です。
 昨日、息子志恩の高校入学の試験が行われ、無事合格をしました。
志恩が通うのは、カトリック系音楽学校のピアノ科になります。
ブダペスト市内には3つのメジャーな音楽学校があり、その中で最も小さく、最も家庭的な学校だと聞いています。
午前中は一般教養、午後から実技を含め、音楽の理論やアンサンブルなど、音楽中心の学びとなります。
ここに至るまでに、神さまは様々な不思議な出会いを与えてくださいました。
妻のお姉さんが住む家のニ階に住んでいた方の息子さんが、この音楽学校の教師をしていることから紹介を受け、更にかつてこの学校で教師をされていた方とつながることで、この二ヶ月以上、受験の準備を手伝ってくださいました。
息子も毎回3時間にも渡るレッスンに忍耐をもって取り組み、昨日の試験では失敗もあったようですが、先生方のお墨付きも頂いて、無事合格することができました。
明日から娘たちも含め、新たな一歩が始まります。
これまでの皆様のお祈りに心より感謝いたします!  (2022年8月31日)
               


●Jo napot'

 ブダペスト近郊は昨日まで32度を超える真夏日でしたが、今週から30度以下となり秋がぐっと近づいてきました。
昨日は、二人の娘、なおみとヨハンナが9月から通うことになる Fasori - Julianna(ファショーリ・ユリアンナ)学校の始業式(入学式)にあたる礼拝に出席してきました。
この学校は学校の敷地内にある大きな改革派教会の所属学校で、各学年ひとクラスのみの小さな学校です。
礼拝は素晴らしいオルガンのある教会の礼拝堂で行われました。
ユリアンナはかつてオランダの女王だった人物で、ハンガリーを愛し、この学校設立にも関わった女王です。

娘は二人とも友達ができるか心配をしていましたが、礼拝が終わってみると、「友達ができるかも」と笑顔になっており安心しました。
学校は木曜日からスタート。家から距離があるので、これからは早寝早起きの習慣が必要です。
学校には現在、23人のウクライナ国籍の子どもたちが学んでいるそうです。
その内半分はハンガリー系ウクライナ人ですが、ハンガリー語の分からない子どもたちのために、新たなウクライナ人教員も加えられています。   (2022.8.29)
 




●Hal Istennek !ハール・イシテンネック

 ◇「神に感謝!」という意味ですが、普段の会話の中では 「感謝なことに?」「ありがたいことに?」という意味で使われます。
  先日は私達の家族の病状について多くの方に祈っていただきありがと うございます。 前回の投稿から、結局は家族全員がコロナ陽性となってしまいました。 全員が高熱と関節や頭痛、喉の痛みなどの症状があり、子供は2日間、 大人は4日間ほど続きました。 Hal Istennek 感謝なことに、今日までに熱の症状は全て収まりまし た。 子供たちの回復は早く、一番感染の遅かった志恩以外は完治しました が、私とエダ姉にはコロナ特有の後遺症である倦怠感と息切れなどが 続いており、以前のように思うようには動くことができません。 完治まではもうしばらくかかりそうです。 日本は世界で最も感染が拡大しているそうですね。 それによる医療の逼迫で、治療を受けられずに亡くなっていく方々が非常に多いと聞き、心を痛めています。 どうか主が皆様を、また日本をお守りくださいますように。 特に医療関係者のことを覚えてお祈りしています。
                              (2022.08.13)



●Isten hozott ! 
神さまが(Isten)連れてきて・持ってきてくれた(hozott)で、「ようこそ!ウェルカム!」という意味があります。
 ◇今日は別の意味で神さまが無事に持ってきてくれたものがあります。
2ヶ月半前に日本から送った引っ越しの荷物が今日になって届きました!
(おそらく)全ての荷物が無事、壊れることなく届いたと思います。
この2ヶ月ほど特に不自由もなく、日本からわざわざ送らなくても大丈夫だったと思い始めていましたが、いざ箱を開けてみると、あれもこれも送っていたんだとみんなで嬉しくなりました。
食器や本、いくつかの家電、働きに必要な楽器類、家族が持たしてくれたもの、そして子供たちの沢山の作品!
無事に届くように皆さんにもお祈りしていただき、特に税関で止められることもなく、スムーズに届いたこと、本当に感謝です。
もう、日本には戻る家はありません。
あらためて私達がこの地で神様に、そして日本とハンガリーの教会に家族共々仕えていかなければならないことを心に刻みました。
今日一日の歩みが祝されますように!            (2022.08.04)



●Jo reggelt!  おはようございます!
 ◇先日25日に44歳の誕生日を迎え、オンラインを通して沢山の方からお祝いのメッセージを頂きました。
ありがとうございました。
エダと結婚するために初めてウクライナを訪れたのが、ちょうど20年前の誕生日の前くらいだったと記憶しています。
ハンガリーのブダペストからウクライナ国境に近い町まで電車を乗り継ぎ、駅の駐車場に駐車しているウクライナナンバーの運転手に声をかけてウクライナの最寄りの町までヒッチハイク。
ところが、ウクライナ側の国境で仕事をしようとしない国境警備隊に3時間以上待たされることに。
長い昼休み?が終わって私たちの番がまわてきたとき、おそらくこの国境を超える最初の日本人だったのでしょう。
日本のパスポートがあまりにも珍しかったようで、警備員全員にパスポートがたらい回しになって戻ってこない事態に。
最後に所長がやってきて、日本のお札を交換してくれと言われ、持っていた1万円札を渡すと最後は笑顔で送り出してくれました。
それから年末までウクライナに滞在しましたが、本当に色んなことがありました。

今日、ウクライナにいる知り合いの高齢女性からエダとお姉さんに電話がありました。
戦争によりウクライナの物価も急上昇、それにも関わらず政府から何の援助もないと嘆いていたそうです。
ロシアも兵士不足で少数民族を安価に雇って戦地に送り出していると言われています。
しかし、ことのころウクライナのハンガリー人の村や町では、役人がやってきて道端にいる男性を捕まえて「お前はこれから戦地に行け!」といきなり召集令状を叩きつけられる格好で連れて行かれるそうです。
メディアで紹介されるような、愛国心が強い人達だけが自ら戦地に赴くわけではありません。
ロシアと同じように、地方の貧しい少数民族の人々も同じように安価に戦地に送られてる現状があるのです。
昨日から今日にかけて、久しぶりにまとまった雨が振りました。
夕方、空を見上げてみると、端から端までしっかりと見える素晴らしい虹ができていました。
その虹を見たとき、神様の平和が必ずこの地において実現することを心に刻みつけました。
ウクライナにおける戦争、あらゆる憎み争い、世界中で起きている異常気象、その犠牲者
神と人、人と人、人と世界との間に平和を祈ります。    (2022.08.01)



●Jo napot

 ◇前回の投稿から少し時間が空いてしまいました。
今週ハンガリーは35度超えの天気が続き、今日と明日は42度を予想しています。
ヨーロッパでは暑くなると外からの熱気を遮断するために窓を全て閉めます。
窓を全部開ける日本とは真逆ですね。
現在、青年伝道の働きは少しの間おやすみになっています。
教会学校も夏休み中はお休みで、その代わりにキャンプなどに行く子供たちが多いようです。
先週から今週にかけて、私のビザの関係で移民局を何度も往復しています。
特に大きな問題もなく、昨日無事にビザの申請が終わりました。
ビザ発行までは一ヶ月ほどかかるようですが、ほっとしています。
ハンガリーは以前と比べると少し落ち着いているようですが、それでも移民局にはウクライナ移民のための特別な窓口が開設されており、ロシア語やウクライナ語を話す人々が絶えません。
戦争の長期化による影響は多大で、物価は日本以上に急上昇しています。
知り合いの宣教師の方がウクライナを往復し、継続的な支援を行っていますが、戦争による心の傷は大きく、精神的サポートも必要とされています。
少し前に嬉しい訪問もありました。
西部中会の神港教会の方で、現在ハンガリーで医学を学んでいる姉妹です。
もうハンガリーに来て5年にもなる大先輩になりますが、ハンガリーに渡航される前にお会いし、それからずっとメールなどでやり取りをしてきました。
私達がハンガリーに来ることを聞いてからは、様々な具体的な情報を寄せてくださり、助けてくださいました。
学びは後2年間続きますが、その後の働きについても祈って備えておられます。
また、つい先日も関東の教会から、一人の姉妹がやはり医学の学びのためにハンガリーの大学に入られました。
ハンガリーで医学を学ぶ日本人は多いようで、英語で学べること、学費が安いこと、また様々な国で通用する免許も取得できるとのことで、人気があるそうです。
二人の姉妹の学びが祝されるよう、必要が満たされるようにもお祈りください。
                                         (2022.7.22)



●ハンガリー改革派教会のユース部門であり
、私達が共に働かせてもらうCsillagpontのリーダーたちが自宅を訪れてくれました。
彼らは明確なビジョンを持ち、強い絆で結ばれた素晴らしいリーダーたちです。
何か新しいことを始めることにはもちろん多くの困難がありますが、一緒に乗り越えていけると信じています。
彼らと共に働かせもらえること、本当に感謝です。


●Aldat bekeseget アールダット・ベイケッシェーグ「平和がありますように!」

 ◇先日、TBSでニュースでウクライナ西部カルパチア地方の現状が紹介されたようです。
妻が生まれ育ったハンガリー人の多い地域での国内避難民の生活と、その土地の現状が紹介されています。
私達にとっては非常に懐かしい風景(農村、馬車、ソ連時代の車など)が広がっています。
ただ、テレビでも紹介されている通り、ウクライナの中でも最も生活水準の低いハンガリー人村での支援活動は非常に困難です。
皆さんからの沢山の支援金がこうした地域で用いられていることを感謝すると共に、継続的な支援の必要性を痛感させられます。
ぜひご覧くださり、祈りに覚えてください。


●Jo napot!
 ◇酷暑、渇水、台風
毎年のように「過去最高」「記録史上」という言葉が聞かれるようになっていますね。
いつも日本のニュースを見てお祈りしています。
ハンガリーの家庭では、まだエアコンのない家も多く、息子の音楽レッスンは先生の家の風通しのいい庭で行うことも。
今週は一旦暑さが和らぎ、来週また酷暑が戻ってくるようです。
昨夜、ユースの定期集会 Keddesteに参加しました。
このところ毎週参加をしており、青年たちとの新たな出会いが生まれています。
つたないハンガリー語でのコミュニケーションですが、彼らがどれほどこのような礼拝の場、交わりの場を求めているかよくわかります。
昨夜出会った青年は、毎週往復4時間をかけてブダペストまで来ています。
長距離をわざわざやってくる青年たちは他にも多くいるようです。
日本の教会と同様に、自分たちの教会には同世代の青年との交わりが少ないのです。
賛美をしている時、会話をしている時、ゲームを楽しんでいる時、彼らの目は輝いています。
この新たな働きがこれからも継続していくよう、青年たちの信仰のために覚えてお祈りください。


●Jo estet
 ◇日本では異常気象のために、雨のすくない梅雨、また例年にないほどの暑さとなっていること、電力制限、節水など大変な事態となっていると聞いています。
ブダペストも今週は毎日37度の気温になり、日中はあまりに暑いために外には出ず、涼しくなる8時以降に散歩をする人が多いようです。
ただ、日本のように夏中ずっと暑いわけではありません。
ヒートウェーブという言葉の通り、暑さの後には少し和らぐ期間が定期的波のようにやってきます。
来週末には30度以下まで落ち着く予報です。
先日、三日間の大会役員修養会・定期大会が行われましたが、議場にてニュースレターを配布しました。
少し印刷部数が足りなかったため、皆様のお手元にはこの日曜日、おそくとも来週までには届く予定です。
皆様にはこちらから少し早めにお届けします。
ご一読くださり、祈りに覚えていただければ幸いです。
また皆様からのメッセージも楽しみにしています。
ご質問、励まし、祈りの課題など、何かありましたらこちらのメッセンジャーでお知らせください。
今週の歩みが守られますように。
川瀬
newsletterこちら

●Jo reggelt おはようございます。
 ◇前回のメッセージ後、沢山の兄弟姉妹から励ましと祈りのメッセージを頂きました。
海外経験のある方からは、具体的なアドバイスもいただくことができ感謝でした。
昨日は、小学校での手続き、アジアン・ショップでの買い物の後、妻のお姉さんのお誘いで、ブダペスト市内で行われた野外コンサートを見に行きました。
テーマはハンガリーの民謡音楽とチガーニ・ゼネ(ジプシー音楽のこと)。
ジプシーという呼び方は差別用語ですので、彼らの言葉で人間を意味する「ロマ」と呼びます。
彼らの起源はあまり分かっていませんが、特に東ヨーロッパに多く住んでいる民族です。
昔から差別の対象となっており、大きな格差もあって貧しい人が多いため、物乞いをしたり、窃盗を働いてしまう人は確かに多く、負の連鎖を繰り返しています。
ウクライナやルーマニアでも沢山のロマ達を知っていますが、信仰を持つ人は非常に熱心で、またロマの多くは非常に音楽に長けています。
そんな彼らの哀愁漂う演奏をいくつかご紹介します。
ツィンバロンという弦をスティックで叩く珍しい楽器も登場しています。
   

●Jo estet   お祈りください
 ◇石川県を中心とした大きな地震が続いており、不安を抱えておられる方も多いと思います。
ハンガリーには地震も台風もなく、その恐ろしさを知っている方はほとんどいません。
皆さんの生活が守られますように。
お祈りの課題があります。
一つは車です。現在、エダ姉のお姉さんの車を借りていますが、全員乗ることはできず、行動範囲が限られています。
今後の働きのためにもどうしても車が必要ですが、世界的な中古車価格急騰のため、ミニバン程度の10年以上前の車で、20万キロオーバーでも100万円を下りません。
安心して乗れる状態の良い車は最低150万円からと言われています。
青年伝道のためにも用いられる8人乗り以上の車が与えられるようにお祈りください。
子供たちのためにお祈りください。
こちらはすでに学校もお休みのため、まだ友達ができていません。
特に次女のヨハンナはホームシック気味で、しきりに日本に帰りたいと言っています。
良い友だちが与えられるように、教会の日曜学校でも居場所が見つかるようにお祈りください。
皆様の祈りの課題もぜひお知らせください!


Isten Aldjon Meg
 ◇昨夜、Csillagpontが主催する、火曜日の定期集会Keddeste(火曜夜の意味)に家族で参加してきました。
何度も参加しようと思っていましたが、なかなか予定が合わず、ようやく行くことができました。
この定期集会は、主に大学生向けで、市内の大学の一角を借りて行われています。
賛美やメッセージの時間もありますが、むしろ大学生同士のコミュニケーションを目的としていて、前後の時間にゲームをしたり、ペアやグループで話し合う時間が沢山設けられているようです。
賛美担当のグループは、現役でプロとして活躍している方もいるようで、素晴らしい時間でした。
メッセージも大学生にとって的確でわかりやすく、実生活に適用しやすい内容でした。(と後で妻に解説してもらいました)
ここで、6人全員のリーダーと出会うことができました。
みんな若くて明るい!
彼らは訪れた大学生たちの話し相手になっていましたので、あまり沢山話しをすることはできませんでした。
近々私たちの家に招いて、ゆっくりと自己紹介や今後の働きのビジョンなどを分かち合う予定です。
  



●Jo reggelt おはようございます!
 ◇日本の梅雨入りは記録的に遅かったそうですね。
ハンガリーは春が終わるといきなり夏、今は毎日30度近くになります。
日差しが強く、特に日が落ちていく時はあまりの眩しさに何も見えなくなります。
先日、青年伝道部のオフィスを訪れました。
残念ながら全員集合とはいきませんでしたが、オフィス秘書のアグネシュと、キャンプ企画担当のカタという二人の若いリーダーと会うことができました。
この部門の6人のリーダーのほとんどが20代と若く、私が一番年上になります。
私のようなおじさん(バーチ)でも、彼らと一緒にやっていけるでしょうか???
二人はとてもフレンドリーで、よくしゃべります。
幸い、リーダーたちはあまり英語を話さないということで、私にとっては良い語学の機会となりそうです。
現在、週3回のハンガリー語レッスンを受けています。
かなり忘れているようで、基本的なこともやり直さないといけない状態ですが、少しずつ取り戻していくように努力をします。
次回は青年伝道部Csillagpont全員の写真をお届けできるようにします。
日曜日の礼拝が祝されますように!
 


Jo napot
  今日は初めてハンガリ改革派教会の本部オフィスを訪れました。
 ◇地下鉄乗り場のある市内の大きな駅まで車で行き、そこから地下鉄を乗り継いで行くはずが、駅前の巨大な無料駐車場は駐車率120%(駐車スペース以外にも留めている状態)で、そこから更に市内中心部まで車で移動することに。
しかし、ブダペストの激しい渋滞の洗礼を受けることになりました。車での移動はお勧めできません。
今日の目的は、外国教会担当のOldor Balazs先生と会うこと。
ハンガリー、日本、アメリカの改革派教会との間で結ばれたMOUに関して中心的役割を果たしてくださった方の一人です。
今後は、私のビザや青年伝道部での働きに関して様々な助言をしてくださる先生です。
この建物には改革派教会の各部門のオフィスが集まっており、大勢の人が働いているようです。
コロナ以降、やはりリモートが増えているそうで、この場所に毎日出勤するわけではないようですが、それでも実際の建物に入るとハンガリーでの宣教活動の実感が湧いてきました。
明日は同じ建物に入る青年伝道部で、他のリーダーたちと顔をあわせることにしています。
   


●ルーマニアで長く宣教されている川井勝太郎先生が、オーストリアからの帰り道に私達を訪問してくれました。

◇私たちがウクライナで立ち行かなくなった時に、ルーマニアに招いてくださり、ハンガリー人宣教の確かな召しをいただくきっかけを作ってくださった先生です。 

ルーマニアを離れてから実に16年ぶりの再会。お互い変わりませんねと言いつつも、やはり変わった部分も多いことは事実です。しかし、同じ東欧宣教に召しを持っていることは変わらず、今後はより豊かな交わりと働きができることを願いつつ歩んでいければ幸いです。
現在、先生はルーマニアとウクライナを毎週行ったり来たりしながら難民支援にも励んでおられます。先生のお働きが守られますように。

           


Isten Aldjon Meg
イシテン アールディヨン メグ
= 神様の祝福がありますように
 ◇それぞれ祝福されたペンテコステの日を過ごされたかと思います。
ハンガリーではペンテコステの日も祝日となり、今日はお休みです。
近くのスーパーも二日間休業となります。
昨日は先週と同じ近くの教会の礼拝に出席、聖餐式に預かりました。
ハンガリー改革派教会の聖餐式のやり方はいくつかありますが、陪餐者自身が聖餐卓まで進み出て、パンと杯に預かる部分はどこも同じです。
今日月曜日も、どの教会でも礼拝が持たれる予定です。
昨日はまた、ブダペスト市内で行われた日本夏祭りに参加してきました。
日本食レストランが昨年から開催しているイベントで、空手や舞踊、和太鼓、コスプレコンテストなど様々なイベントと共に、たこ焼き、焼きそば、綿あめなどの屋台も出され、大勢の人が集まっていました。
日本文化(特にアニメ)は若い人たちを中心に非常に人気があるようです。
子どもたちも、久しぶりの日本語や日本食にちょっとほっとしたようです。
         


Yo napot!  ここ数日はとても忙しい日が続いています。
 ◇ 1日は様々な手続きに必要になる住所取得半日費やしました。私たちが住んでいる場所にある役所が面倒くさがって文句を言うので、隣町の役所で手続きしました。
その日はヨハンナの10歳の誕生日
ハンガリーで最初の誕生日をスイカケーキでお祝いしました。
 昨日は女の子たちが通う事になる改革派教会所属の学校を訪れました。
学校建設に多額の寄付をしたオランダの女王ユリアンナの名前がつけられており、幼稚園から9年生まで同じ学校で過ごします。各学年20人から30人程度の小さな学校です。
なおみとヨハンナはハンガリー語を学ぶために、一つ下の学年からスタートする事になります。その方が良いと私たちも思いますが、本人達はちょっとがっかりしている様子ですので、お祈りください。
現在、志恩の音楽学校入学のために必要な楽典やソルフェージュを教えてくださる先生の家に来ています。かつてその音楽学校で長く教えておられた方で、非常に教え方の上手な先生だと感じています。
ただ、試験はなかなか厳しそうです。準備が間に合いますようお祈りください。
               

●Yo napot !
 ◇昨日はようやくブダペストの町へ少しだけですが、外出することができました。
最寄り駅より電車にのり、ブダペスト市内へ。
それから地下鉄に乗り換えて訪れたのは、国会議事堂です。
世界で最も美しい国会議事堂だと思います。(個人の意見です)
すぐ横をドナウ川が流れていますので、ご挨拶してきました。
観光客はパラパラといましたが、まだかなり少ない印象です。
そして帰り際に観光名所にもなっている中央市場に。
ハンガリーはお店の開店時間は大きなスーパーでも午前6時と早いのですが、閉まるのも午後5時、6時と早いのが特徴です。
夕方に訪れた中央市場はもうほとんど閉店していました。
ブダペスト市内は落ち着いている印象でした。
隣国で戦争をしているとは思えない雰囲気です。
ただ、町中のスーパーでウクライナ語で話している若い女性がおり、難民の一人だと思われます。
私たちと同様に、新しい土地での生活に必死で馴染もうとしている様子でした。
         

  


●東部中会執事会定例会でハンガリー人宣教についてお話をさせていただきました。
Jo Napot!
本日はハンガリー時間の午前7時半より、東部中会執事会定例会でハンガリー人宣教についてお話をさせていただきました。何名の方が出席されたのか分かりませんが、沢山の兄弟姉妹と私たちのビジョンについてお分かちでき、感謝です。本当は現地の様子を含めてお伝えできれば良かったのですが、病気のためほとんど何もお伝えできず。次の機会に繰越し、とさせていただきます。
終わってからすぐ、自宅から歩いて15分ほどの改革派教会に行ってきました。
先日の伝統的な教会と打って変わって、こちらは超モダンな建物で、賛美もピアノとギターによる演奏。
でも、歌っているのは詩篇歌です。
私は俐咲と一緒に日曜学校に出席をしましたが、とても自由な雰囲気で楽しめました。
この教会だけで複数の牧師がおり(私が把握しただけで5人!?男性3人、女性2人)、それぞれが別々の役割を担っているようです。
私たちが一緒に働くことになるCsillagpontのリーダー達のことをよく知っている方もおられ、私たちの今後の働きについて聞くと、とても興奮していました。今後が楽しみです。

               

●ハンガリー到着後、最初の訪問者がありました。
◇昨日、ハンガリー到着後、最初の訪問者がありました。
ルーマニアのハンガリー人教会で出会ったCsongor(チョンゴール)兄。
共に教会で青年の働きをした仲間の一人です。
音楽好きで、教会ではよく賛美奉仕もしました。
現在はブダペストに住んでおり、今後の交わりが楽しみです。

昨日は洗濯機の設置を手伝ってくれました。
昔の写真も一緒にご覧ください。
立ち位置が変わっただけで、二人ともあまり変わりませんね!?
家のほうは、ようやく必要性最低限の家電も入り、不自由をしながらもなんとか暮らせるようになってきました。
   


Jo napot  ヨーナポット
◇Jo napot ヨーナポット (ハンガリー語でこんにちわ)
出発直後から皆さんには大変ご心配をおかけしました。
最後に病気になった志恩とお姉さんも回復し、ようやく動き出しました。
本来は必要な家具が搬入される今日、家に入居するつもりでしたが、お姉さん宅に病弱な6人がずっと泊まることもお互い良くないと思い、昨日から家のほうに移り住みました。
お姉さんの家から車で15分ほどで、ブダペストの中心には公共交通機関を使うと1時間弱かかる場所です。
早速IKEAで購入したベッドを組み立てて、ともかく寝る場所だけは確保しました。 とても素敵な庭付きの家になります。 ただ、庭に大きな杉の木が二本、春先の花粉がちょっと心配です。 
今週始めるはずだった様々な手続きは、来週に延期しました。
まだ同僚たちにも会えていません。 ただ、今日は午後からルーマニア時代の友人が訪ねてきてくれる予定となっています。 久しぶりの再会、楽しみです。



●沢山の方にお祈りに覚えていただき、ありがとうございます。

◇ なかなか投稿できなかった理由は、末っ子俐咲から始まったお腹の風邪にお姉さん夫婦を含め、全滅してしまったからです。
志恩は昨日39度の高熱を出し、お姉さんも嘔吐と熱のため小学校のお仕事をお休み、私も熱だけですが一日ダウンしました。
きっと元気ならブダペストの町にでも繰り出して、友人や仕事仲間と会っていたのでしょうが、休みなさいという神様からの合図なのでしょう。
幸い二日ほどで症状は良くなり、一人ずつ完治し始めています。
今は生活に必要なものを買い、お姉さんと自宅を言ったり来たりしながら、少しずつ新生活のための準備をしているところです。
今はお届けできるような写真がないため(みんな顔が疲れ切っています)、元気になりましたら写真を含め投稿をします。


●2022年5月17日深夜に関空からハンガリーに向けて出発しました。

 ◇ 昨夜、無事にハンガリーに到着しました!
末っ子の俐咲(りさ)は長旅にも関わらず終始ご機嫌でしたが、さすがに最後のフライトは疲れのために、泣き叫び続けました。
今朝も意識はまだもうろうとしており、自分がどこにいるのか分かっていない様子。
深夜、日付が変わっていたにも関わらず、エダのお姉さんが空港まで迎えに来てくれ、家に着いたのは午前2時過ぎ。
預けた沢山の荷物はともかく全部無事にブダペストに到着しました。(中身を全部調べたわけではありませんが)
数日間はお姉さんの家でゆっくりと過ごしながら、家電や家具などを準備し、それから入居となります。
ここまでの旅路を神様が守ってくださったこと、また皆さんからの沢山の励ましのメッセージに心から感謝しています。
ここから新たな生活と働きがスタートします。
引き続き覚えてお祈りください。
皆さんの上にも神様の豊かな祝福と導きをお祈りしています。


●ハンガリーに来て初めての礼拝

  ◇ ハンガリーに来てから初めての礼拝は、お姉さん夫婦の住む郊外の町 Torokbalint(かつては村)の改革派教会に出席しました。  ざっと200人くらいの出席でしょうか。
改革派教会の中では標準の大きさの教会です。
ハンガリーではもう誰もマスクをしていません。
2年以上ぶりにマスクなしの礼拝は、少し違和感もありましたが、これが普通だったと考えると不思議です。
朝10時からの礼拝は、招きと賛美に続き、幼児洗礼が行われました。
日本の教会と異なる部分は、プログラムの中で立つ部分が多いことです。
賛美や祝祷の部分だけではなく、全ての祈り、聖書朗読、信仰告白は起立して行われます。
幼児洗礼の誓約の時にも、全員が両親と共に立ちます。
両親と共に教会全体が誓約をするという意味合いもあるかもしれません。
今回参加したのは比較的伝統的な教会の礼拝です。
もっと現代的な礼拝をしている改革派教会もあります。
またご紹介しますのでお楽しみに!



●お祈りください。

 ◇お祈りください。
俐咲(りさ)から始まった胃腸風邪が、家族内で蔓延しています。
昨日の午後から、なおみ、ヨハンナ、そしてイシュトバーン兄の三人がひどい嘔吐に見舞われています。
エダ姉もあまり体調が良くありません。
一番ひどいのはイシュトバーン兄で、夜中になっても吐き気と下痢が止まらず、心配をしています。
癒やしのために覚えてお祈りください。
また、今のところ無事である私、志恩、カタリン姉の体調も守られるようにお祈りください。
ハンガリー人宣教は出だしから、かなり厳しいものになっています。
召しを受けた時から常に厳しい道程でしたが、ここまで驚くべき方法で導いてくださった神様に祈りつつ、今日も歩みます。
皆様の体調も守られますように。



 ●これまでハンガリー宣教のアピールをさせて頂い
  た教会と、今後の予定です。

ZOOMによるアピール>
宝塚教会(21128日 水曜祈祷会)、鈴蘭台教会(19日 礼拝後)、銚子栄光教会(123日 礼拝後)、名古屋岩の上教会(126日 水曜祈祷会)、松戸小金原教会中高生会(219日)、
堺みくに教会(220日 礼拝後)
<訪問した教会>
千里摂理教会(116日 日曜礼拝)、園田教会(213日 日曜礼拝)、千里山教会(227日 日曜夕拝)
<その他>
西部中会青年会(211229日 青年リトリート参加)、東部中会長老会総会(213日 ZOOM

これからの予定
<今後訪問予定の教会>
那覇伝道所(312日 日曜礼拝)、花小金井教会(327日 日曜礼拝)、川越教会(330日 水曜祈祷会)、
北神戸キリスト伝道所(410日 日曜礼拝)、板宿教会(51日 日曜礼拝)、徳島教会(58日 日曜礼拝)、
神港教会(515日 日曜礼拝)
ZOOMによるアピール>
湖北台教会(36日 礼拝後)、日本基督教団箕面教会(、大阪教会(43日 礼拝後)
<その他>  東部中会執事会(529日 ZOOM


 
 
  
お祈りください
 今年の5月から、西部中会よりハンガリーへ宣教師として遣わされる予定の川瀬弓弦です。
今日は、特にウクライナの状況を覚えて祈りを合わせていただきたく、皆様にご連絡をさせていただいています。
 ここ数日の間に突如として起こったロシアとウクライナによる全面戦争に、世界中がショックを受けました。
 2014年に起こったロシアによるクリミア併合からくすぶっていたロシアとウクライナ(西欧)との関係が、ロシアによるウクライナ全土への攻撃という最悪の結果に至ってしまいました。
 私達が現在目指していますハンガリー人宣教とウクライナ情勢は無関係ではありません。
 それは、単にウクライナがハンガリーの隣国であるというだけの理由によるものではありません。
 私の妻エダ姉はウクライナに生まれ育ったウクライナ国籍のハンガリー人です。
 これまでのハンガリーの複雑な歴史の中で、多くのハンガリー人が今もなおウクライナやルーマニアなどの周辺国家に住んでいます。
 妻の村はハンガリーの国境から近く、首都キエフからは遠く離れていますが、その村からそう遠く離れていない都市にも、ミサイルによる攻撃があり、空港も破壊されました。
 ウクライナ全土でパニックが起きており、多くの人々が国外へと退避しようと国境へと向かっていますが、あまりに突然のことで国境は大混乱に陥り、正常に機能していません。
 そのため、逃げたくても逃げることができず、人々は不安の中に取り残されています。
 ウクライナの大統領は、戦争が始まると全土に国家総動員令を発令しました。
 これはウクライナ国籍の18歳から60歳までの男性が国外へと脱出することを禁じるもので、民族に関係なく戦場へと送られる可能性があります。
 実際、クリミア危機の時にも妻の村からハンガリー人の若者たちが戦場へと送られました。
 これはハンガリー人にも深く関わる事態です。
 ぜひ、ハンガリー人宣教の実現と共に、私達の故郷でもあるウクライナのためにも祈っていただけますと幸いです。
 ● 祈りの課題  
 1.ロシアがこれ以上ウクライナに侵攻することなく、直ちに撤退するように。特に各国の為政者たちが、自分たちの思惑の実現のためではなく、最も弱い者に寄り添う政治と判断を行うことができるように。
 2.戦争のために家族が引き離されたり、多くの難民が生み出されてしまうことがないように。
 3.まだウクライナに残されている多くの親族、友人、知人の命と生活が守られるように。
 4.難民を受け入れる用意のある周辺国家の対応のために。
 5.ウクライナ人にとっては兄弟でもあるロシアの国民の良心のために。
 6.ハンガリー宣教が御心にかなって導かれますように


アクロス・ザ・ランド活動内容

活動報告写真

 現在、川瀬弓弦教師の東欧ハンガリーでの青年伝道に献身を表明されたのに伴い、この活動を支えるために支援会を立ち上げ、日本キリスト改革派教会内外の多くの方に支援の輪を広げていただくために支援賛助会員を募っています。

ご案内(information)からご支援くださる方は登録をお願いします。
支援の方法は様々な形を考えています。
また、登録しなくても、支援献金を随時受け付けています。


アクロス・ザ・ランド

〒655-0014
神戸市垂水区大町3-2-16

TEL 078-752-4148