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第31話  靖国神社首相参拝問題その1

小泉首相が今年の8月13日におこなった、靖国神社への参拝がなんでこんなに大騒ぎになるんやろぉ?といった疑問がうちのホームページの常連さんからあったんで、今回はそれについて解説してみるねぇ(デリケートなテーマなんで、かなり長いっす(^^;;)。

とりあえず、小泉さんに限らず、首相が靖国神社を参拝することについて生じる問題というか、反発は大きく分けて2点あって、一つが、「政教分離」という日本国内での憲法問題。もう一つが、外国(主に韓国と中国)をも含めた、先の戦争についての感情的な問題なんやねんね。

で、それらの解説の前に念のために断っておくと、首相が参拝せーへんかったら、せーへんで反発する人たちていうのもいるのはいるからね。それと、まぁ、調査はしてへんけど(笑)、いこうがいくまいが首相の勝手やんて考え方の人が多分、一番多いと思うしね。

ただ、日本の有力メディア(ようは朝日及び毎日系列の新聞、テレビ、雑誌)が思いっきり反対の立場をとってるから、メディア上で大きく騒がれて、首相の参拝なんてとんでもない、おこなうべきではないていう論調が目立つだけやしね(別にマスコミが独自の意見を持つこと自体は悪いことではないよ。ただ、自分たちの意見が公正やていうのは思いこみかもしれへんけど、嘘。マスコミそれぞれの傾向は、僕らそれぞれが知識としては知っておいた方がえーとは思うよぉ)。

で、話を戻して、まずは「政教分離」の方の解説から。政教分離ていうのは、国家機関(政)が特定の宗教団体(教)に関わり合ってはあかん、分かれてへんとあかん(分離)、ていう意味やねんね。

これは、戦前の日本では、神道を日本の国教のようにして、天皇中心の国家を作っていたことから、戦後は同じ過ちを繰り返さへんためにも、宗教と政治とはわけとかなあかんていう理由と、信教の自由ていうのは国民に対して平等に認められるべきであって、国家が特定の宗教を保護したり優遇したりするのは、必然的にどうしても個々人の信教に影響を与えるから、その信教の自由の観点からもおかしいていうような理由から定められてるねんね。

で、総理大臣ていうのは、日本の国家の代表であって、その人が一宗教法人である靖国神社(神道系)に参拝するていうことは、特定の宗教団体を特別扱いすることになるから、政教分離の観点からおかしいんやないのか?ていう意見があるわけなんやねんね。

そこから、公式参拝と私的参拝なんていう区別が出てきて、公式やと国家の代表者が公務としていくんやからあかんけど、私的なら、首相ではなく、今回の場合なら、たまたま首相でもある、小泉純一郎という人間が個人として参拝するんやから、別にえーやろという解釈が出てきたりすんねんね。

あるいは、公式も私的も関係なく、あくまでも戦前の国家の犠牲となり、戦争で亡くなられた軍人の方々を追悼するために、神社でもある靖国神社を訪れるんで、参拝といっても、宗教性はない、単なる儀式をこなすにすぎないと、「政」のほうでなく、「教」の方の宗教性を否定したりする考え方もあると。

今回の小泉さんの場合は、後者の方で、神道の儀礼にも乗っ取らず、玉串料ていう神道独特のお金も払わずに参拝した代わりに、公私の区別は付けない、総理大臣小泉純一郎が参拝したていったはるね。

まぁ、このあたりは法律的にも難しくて、神道と政治の関係は、裁判でも色々ともめてるんやけど、それぞれの判決でも意見がバラバラやねんね。それは、日本では、神道の儀式も日常の慣習と混ざってる部分があって、区別しにくいていう問題があるからやねんね。

で、一応は、現状では最高裁判所の判例(靖国神社の問題そのものではないんで、確定ではないんやけど)に基づいて、今回の小泉首相のとった方法で憲法には違反しいひんていうことにはなってる。

てなことで、まず一つ目の問題として、「政教分離」ていう問題が出てくるていうんがわからはったかな?

では、かなり長いんでひとまず、このあたりで。続きはまたすぐに、アップしやす( ̄m ̄)、ぶくぶく。。。

2001/08/14

第32話  靖国神社首相参拝問題その2

では、今回は前回の続きで、靖国神社参拝問題のうち、先の戦争における感情的な問題についてのお話をするね。

で、この話をする前の前提条件として、靖国神社の性格について説明する必要があるんで、まずはそれの話から。

靖国神社の歴史ていうんは、結構浅くて、明治に入ってすぐくらいのときに作られてんねん。元々は戊辰戦争あたりの明治政府を作るにあたっての戦争というか、内戦で戦った人たちの霊を祀るために作ったのが始まりで、それ以降、当時の国策(天皇を中心とした国家を作る、国を発展させるために軍事力を強化する)を補うための精神的な支えとして、軍人を祀るための神社として特化した存在になっていったんやね。

時代による意識の差ていうのはあるにしても、元々は、人間ていうのは死ぬのが怖いし、自ら死にたくもない。やけど、当時の国際情勢としては、他の何はさておいても軍事力を増強せな、いつ植民地にされるかもわからへんし、逆に、周辺国よりも軍事力が強ければ、周辺国を占領することによって、日本自体は豊かになる(いい悪いの価値判断は別のお話ね)。そのためには、本来は恐ろしいことであるはずの「死」というものをも恐れない軍人さんが必要で、そのための精神的な支えとして、お国のために、天皇陛下のために命を懸けて他国と戦ったものは、たとえ死んでも、いや、それ以上に積極的に死ぬという行為をすればするほど、英霊、つまり神様として靖国神社に祀られる、だから、安心して死んでいきなさいという理屈が作られたわけなんやね。

ま、この理屈については、多分、戦後生まれの人(もちろん魚も含む)にはかなり違和感が強いと思うし、それ以上に拒否感や嫌悪感すら抱くかもしれへんけど(魚自体は気色悪くて仕方がない考え方)、少なくとも、一つの考え方ではあるし、当時の人にはそれなりに受け入れられてた考え方ではあったらしい。これについて、今の人間が、今の感覚で、当時の人々を否定までするのは、ちと、傲慢かなという気はするね(これは本旨からずれた余談やけど)。

で、話を戻して、つまり、そういうことで、靖国神社ていうのは、戦争を肯定していた時代の(繰り返しになるけど、これについての価値判断は別ね)軍人を祀っているということで、その意味から、軍国主義というものの象徴ともみなされてんねんね。

それに、軍人さんていうのは、基本的には、敵国の人を殺すのが仕事なわけで、自国から見ればそれで命を落としたらお国のための犠牲とかいうことになるんやけど、敵国からすれば、自分たちを殺そうとしたとんでもない奴ら、殺されて当然やという理屈になると。

そのあたりの感覚の差が、日本人と他国、つまり韓国や中国の人々との靖国参拝に対する考え方の一番大きな違いなんやろうね。日本人にとっては、当時の国策の犠牲者とされる軍人さんも、敵国の人にとっては、単なる人殺し≠ノすぎひん。遺族が祀る気持ち自体は、理解はできても、感情的には、納得はいかないと。ましてや、国の代表者である首相ていうのがそれら人殺し≠追悼するなんて、俺たち被害者の感情を逆撫でするのかと。

とまぁ、そういうわけで、韓国や中国といった、先の戦争で大きな被害を出した国の人たちは首相の靖国参拝というものに対して激しく反発するわけやね。で、それをもっともやて思う日本の人たちや、先に述べた軍国主義の思想に非常な嫌悪感を抱く人たちも反対すると。

もっとも、これはあくまでも、なんで首相の靖国参拝についてあんなに反発する人がいるんやて疑問の説明やから、反対する人の側からの説明をしてるだけで、むしろ逆に、首相には、積極的に靖国神社に参拝して欲しい、当時の国の犠牲になった人々を、愚直なまでに純粋な心がために国に殺されて≠オまった人々を、せめて、現在平和となった国の代表として謝り、追悼して欲しいていう遺族の人々の願いていうのも、魚が日本人やからかしらへんけど、それはそれでよくわかんねんね。

ということで、賛否両論、それぞれの立場からそれなりに説得力のある理由があって、しかも、それらの当事者がまず妥協できない、歩み寄れない溝があるから、この靖国神社参拝問題ていうのは、非常に難しい問題なんやねんね。

とりあえずは、これで靖国神社参拝問題についての説明は終わるけど、それに関連して「戦犯問題(A級戦犯とかの戦犯ね)」についても説明する必要があるんで、また、すぐにでもアップしやす、ぶくぶく。。。

2001/08/15

第33話  祝!!開通( ̄m ̄)

ちょっと重い話が続いてたんで、インターバルに軽めのお話を。

お魚は、ついにADSL接続に変更いたしやした( ̄m ̄)。これで、常時接続に、高速インターネットでスーイスイ(^O^)。

思い起こせば、わずか1ヶ月前にはアップグレードしててもK6-2・400のCPUに、33.6Kのアナログ接続やったお魚の接続環境が、今や、ペン3・1ギガのCPUに、ADSL接続。まるで、兎と亀のよう。

ADSLは、高速でえーねぇ(^^)。HDDから読み込んでるかと思うぐらい、素早くホームページが表示できてしまう。これで、重たいエロ画像も集め放題(^O^)・・・て、おひっ( ̄□ ̄;;、ぶくぶく。。。

2001/08/17

第34話  私は貝になりたい

このドラマ(やったと思う)を知ってる人ているかな?本来は、だいぶん昔のドラマで、白黒やったと思うんやけど、前に昭和天皇が亡くなったときの特番体制(CMなしの真面目なテレビ番組ばっか)で流れてたときに、魚は何の気なしに見ててん。

あらすじは、戦時中、戦争にかり出された兵隊さん(確かフランキー堺がやってたと思う)が、米兵かなんかの捕虜を、上官の命令で殺すように命じられて、拒否しても殴られて、ののしられ、結局その捕虜を仕方なしに殺すねんね。

で、戦争が終わって、その兵士も普段の平和な生活に戻って、確か散髪屋さんやったかの仕事に戻らはるねん。ところが、ある日、GHQ(当時日本を占領してた連合軍)の警察みたいなんがきて、彼は、戦時中に捕虜を殺したという理由で、逮捕されんねん。

んで、結局、死刑判決が下されんねんね。そして最後、彼が、世の無情を感じて、生まれ変わるなら、私は海の中でひっそりと静かに暮らす貝になりたい・・・ていうような内容のセリフで終わるんやけど、とりあえず、そのドラマの話はおいといて、その死刑になった彼みたいな人のことを、C級戦犯ていうんやね。

戦犯ていうのは、戦争犯罪者のことで、この場合の彼は、捕虜を虐待・殺害したという理由で死刑になったんやね。で、B級戦犯ていうのは、そういう彼らみたいな下級兵に捕虜を殺すよう命令した上級兵のことをいうねん。

そして、靖国参拝でも話題になったA級戦犯ていうのは、そもそも、そういった戦争を引き起こした人たち、当時の首相東条英機をはじめとした軍や政府の偉いさんたちのことをいうんやね。

例えていえば、会社でいうと、平社員がC級戦犯、管理職がB級戦犯、取締役がA級戦犯ていう感じになるのかな。もっとも、別にA級やから罪が重い、C級やから軽いていうわけでもなくて、C級でも死刑になった人がいれば、A級でも禁固ぐらいですんでる人もいる。なので、そういった不公平感からも、こんなドラマが作られたりもしたんやろーね。

ただ、これらA級戦犯は、先の戦争の一番の責任者で、象徴的な存在であると。例えばナチのヒトラーや、アイヒマンみたいなもんやと韓国や中国の人々からは特に憎まれてるんで、こんな奴らが神様として祀られてる靖国神社に首相が参拝するとは何事やと、特に反感をかう一つの要素にもなってんねんね。

ちなみに、A級戦犯を裁いた裁判を「東京裁判」ていうんやけど、これは、うーん、少なくとも法律を勉強した人間からはとてもまともな裁判ていえるようなものではなくて、戦勝国による、せいぜい会議みたいなもんやったんやね。まぁ、勝てば官軍ていうことわざ通り、裁判としては変やていうだけで、むちゃくちゃおかしなもんでもないんやけど、こんな裁判≠根拠にA級戦犯やとか定められてもねぇて批判があるのもしゃあないやろねぇ。

元々、戦争自体は、当時としては悪ではなくて、政治責任はあるやろうけど、犯罪としての責任はないていうのが一般的なものやったから、戦争責任者を法≠竍裁判≠ナ裁くていうのは、おかしな話やと思うなぁ。それなら、ナポレオンや、アヘン戦争でつい最近まで香港を占領してたイギリスはどうやねんて話になるから。

なので、戦勝国や、韓国・中国といった日本の被害国やった国々の復讐感情を満足させる働きはさておき、東京裁判を元にした犯罪者≠フレッテルをずっと引きずられても困るていうのも、魚としては、よくわかるお話やねぇ。やのに、なぜ、憲法学者の土井さんはひっかかりを感じひんにゃろーか(−−?)?ぶくぶく。。。

2001/08/18

第35話  稲垣メンバー

まぁ、タイムリーネタなんやけど、スマップの稲垣吾郎が、駐車違反で切符を切られたんで、車で逃げて婦警さんにケガをさせた事件。事件自体のおかしさもさることながら、なぜに、テレビでの呼称が稲垣メンバーなんや(−−?)?

あまりに変すぎて、むっちゃ違和感を覚えるんやけど・・・。

別に、稲垣容疑者のままでえーやん。まだ、容疑者なんやから。あ、ちなみに、釈放されたていうても、あれは、無罪やから釈放されたんやなくて、警察署に閉じこめて取り調べ(これを勾留(こうりゅう)ていうねんね)、せーへんでも、罪も素直に認めてるし、逃げることもまぁ、ないやろう、ていう理由なだけで、容疑が晴れたから釈放になったわけじゃないからね。

自宅で、取り調べは受けるんやから、依然、容疑者のままなんやけどねぇ(法律的には容疑者ではなくて被疑者ていうんやけど、ま、これはどーでもいい話(笑))。

容疑者ていう呼称はイメージが悪いから、マスコミが自主的にか(笑)、メンバーていう呼称に変えたんやろけど、魚的には、かえってイメージが悪く感じられるんやけどねぇ。

後、テレビのコメンテーターとか、稲垣吾郎に同情すなよ(笑)。駐車違反だけなら、魚も同情するけど(運転する人は多分、たいてい同情すると思う)、逃げて、車で人にぶつけるなんて、ムッチャ悪質やん(^^;;。

ワイドショーとかならさておき、まともなはずの報道番組ぐらい、他の人と差別をせーへん報道せーよなぁ、ぶくぶく。。。

2001/08/28

第36話  四季のうつろい

この間の8月31日、ふと空を見上げたときに、あー、秋やなぁ、と、突然、感じてん。

あの、秋独特の高い青空が空に広がってて、うっすらとしたすじ雲ができてて。

最近、季節感がなくなってきたていわれてるけど、五感で結構、季節て感じられるもんなんやねぇ。

お魚は、特に、四季それぞれの匂いが好きやねん(^^)。

春の日だまりのお日様の匂い、夜桜を眺めているときの、少し霞みをおびた、生ぬるい空気の中に漂った花の匂い、梅雨の夜の、雨の匂い、夏の木陰の草木の匂い、秋の澄んだ風の匂い、冬の夜の凍った空の匂い。

ま、これはお魚の個人的な感覚なんやけど、こーゆー匂いが、ふと、してくると、その季節を実感するんやねぇ(^^)。

もちろん、目でも、耳でも、肌触りでも、色々と季節を実感できるし、そのそれぞれの感触も大好きなんやけど。

やっぱ、自然て、好きやなぁ(^O^)・・・などと、ちょっと詩的になったお魚でやした( ̄m ̄)、ぶくぶく。。。

2001/09/05

第37話  航空機テロ事件

個人的には、あまりに評論家的な説明で不謹慎かもしれへんて思うんやけど、わかりにくいていう人がいるかもしれへんので、事件の簡単な解説を。

まず、テロをおこなったのは、おそらく、イスラム系の過激派で、間違いがないんやと思う。

で、なんで、イスラム系の過激派組織が、アメリカにテロを仕掛けるかていうと、その背景には、イスラエルの問題があるねんね。

イスラエルていうのは、知ってる人も多いかと思うんやけど、中東諸国の中で、唯一といっていい、イスラム教を信奉してへん国で、独特のユダヤ教ていうのを信奉している国やねんね。

で、イスラエルていうのは、第2次世界大戦後、周りのアラブ諸国からすると、強引に、今の場所に建国された国やねん。それで、今まで、イスラエルができる前にそこで生活していたアラブ系で、もちろんイスラム教徒のパレスチナ人が、そこから追い出されたと。

それで、周りのイスラム系のアラブ諸国がイスラエルに反発して、いわゆる中東戦争ていう戦争が、過去に数回、繰り返されてきてんね。

もっとも、これについての価値判断は難しくて、少なくとも、イスラエルが一方的に悪いわけでもないねんね。

で、この問題については、世界的にも、世論が分裂してて、とりあえず現状としては、イスラエルが依然として現在の位置に国を構え、パレスチナ(ここの代表組織がアラファト氏を代表とするPLO)を含む、周辺のイスラム諸国と緊張関係にあるままなんやね。

で、このイスラエルの味方をしてる最大の国が、アメリカやねん。なので、反イスラエルの国、組織にとっては、アメリカもイスラエルと同様の敵≠ナあるわけなんやね。むしろ、場合によっては、同胞を殺害してる武器を供給してるアメリカこそが、一番の悪なんやと。

やので、反イスラエルのテロとして、イスラエル本国だけではなく、アメリカも標的にされることが、過去にも何度かあったんやね。

で、今回の事件が起こったと。おりしも、ここ最近、イスラエルとパレスチナの緊張が再び高まってきてて、つい最近おこなわれた、人種差別に関する世界会議も、アメリカが原因で、そのイスラエル問題でしこりを残したまま、閉幕したと。

やから、これは、やはり、イスラエル問題を軸とした、イスラム系過激派のテロと見るのが妥当なんやろうね。やからこそ、アメリカの象徴的な建物である、貿易センタービルや、ペンタゴンを狙ったと。少なくとも、死者の数を増やすだけなら、例えば数万人単位で集まる野球場など、もっと人が多くて、簡単にテロをおこなえる場所はあるわけやからね。だから、今回のテロは、アメリカ全土に一番衝撃を与えるテロ行為は何かという観点からだけで、おこなわれたんやろうね。

で、今後の予測としては、アメリカは間違いなく報復措置はとると思うけど、とりあえず、第3次世界大戦なんていうものはおこらへんと思う。少なくとも、背後にロシアや中国といった軍事大国の影がない以上、世界大戦には、なりえへん。湾岸戦争ぐらいの、局地戦争はあるかもしれへんけど。

むしろ、世界的に不景気の今、世界恐慌の再来の方がはるかに可能性が高くて、怖いかなと思う。

後、世界大戦はなくても、世界的なテロ活動がおこなわれる危険性は、高いと思う。日本も同盟国で、米軍施設や、大使館もあるし、アメリカを支持するということで、日本そのものを敵国として、テロ組織が考えるかもしれへんね。

以上、魚の主観を排した、評論家的な解説でやした。不快感を持たれた方には、失礼しますm(_ _)m、ぶくぶく。。。

2001/09/12

第38話  航空機テロ事件2

今回のテロについて、当然やろうけど色々と意見があって、それらを色んな媒体(新聞、テレビ、インターネットなど)で見かけるんやけど、ちょっと勘違いしてるんちゃうかなぁ、て思う意見もちらほらあるんで、魚なりの説明を。

まず、多分、一番の勘違いは、アメリカは、武力による報復より、法的措置をとるべきや、ていう意見について(もちろん、勘違いせずに言ってる人もいるんやろうけど)。

別に、アメリカ自体は、何が何でも武力による報復をしたいていうわけではないからね。法的な措置で解決できるなら(感情的な問題はさておき)それが望ましいとは、考えているからね。今朝の新聞(読売)の投書欄で見かけた意見に、「日本の連合赤軍がテロ攻撃をしたときに、報復措置として日本が攻撃されることはなかった」ていうような具体例があって、だから、アメリカはテロ集団を法律的に制裁すべきていう意見があったんやけど、これは、どう見ても勘違い。だって、アメリカかて、ビンラーディンの出身国であるサウジアラビアに報復攻撃するて言ってるわけではないんやから。

今回の事件は、あくまでもビンラーディンが主犯であって(これが違う場合には問題なんやけど、報復反対意見としても、これを前提にしてもされてるから、とりあえず断定で)、基本的には、アメリカ自身は自国の法で、彼およびその他の共犯者を裁きたいねん。あくまでも、可能ならば、法的措置で、解決したいねん。やけど、彼を保護しているアフガニスタン=タリバンが彼の引き渡しを認めない。むしろ、国家的にテロを支援すらしていると。

つまり、アメリカの思惑とは別に、この段階で、テロリストおよびその支援者側で、法的解決の道を閉ざしてるねんね。そやのに、法的解決をしろ、それができないのはアメリカのせいやて言われても、これは、言う相手が違う。言うんやったら、武力によらない外交による♂決をしろと言うべきであって、法的解決≠ナは、すでにない。このことを、勘違いしてる人が多いような気はする。少なくとも、アメリカは戦争をしたくはない。より、正確には、自国民が戦死するのを望んでいない(タリバン側の犠牲者は気にはしていない)んやろうけど、とにかく、無駄な戦争はしたくはない。

やからこそ、色んな外交ルートを使って、ビンラーディンの引き渡しを画策してるんやね。なので、馬鹿の一つ覚えみたいに法的措置、法的措置ていうてんのは、魚としては、ちょっと勘違いしてるんやと思う。

次に、暴力に対して、暴力で報復するのは、短絡的≠竄トいう意見。暴力による報復が正しい≠ゥどうか。それは、非常に難しい問題やて、魚も思う。でも、短絡的≠トいう批判は、勘違い。テロていうのが、こないだの事件で歴史上初めておこなわれたんなら別やけど、そやなくて、テロていうのは、今までにも数え切れへんほどおこなわれてきている。そして、それに対して、報復も話し合いも、色んな対応がとられてきた。それらの蓄積があった上での今回の報復もやむなしていう判断なんやから、それが妥当≠ゥどうかはさておき、短絡的≠ナはない。

やので、これは、使ってはいけない批判やと思う。少なくとも、今までテロに巻き込まれたこともなくて、海外のテロ事件も対岸の火事のように思って、のほほんと過ごしてきた人が、なんら熟慮することなく、短絡的の一言で片づけるのは、魚としては、おかしいと思う。魚も他人のことは全然いえへんにゃけど、それでも、にわか評論家気取りで、安易にこんな表現を使うのは、失礼やと思うなぁ。

そして、最後に、いわゆる聖戦(ジハード)思想について。これを、自爆なんかのテロ行為についていわゆる狂信者としてすましてしまうこと。もちろん、イスラム教の教義ていうのは彼らのテロリズムに対して大きな影響を与えていると思う。でも、その背景には、リアルな死≠トいうのもあるねんね。パレスチナ紛争にしても、湾岸戦争にしても、アフガニスタン侵攻にしても、そこには、実際の人間の死というものがあって、家族を、恋人を、友人を、その他大切な人たちを実際に失ったていう現実がある。それの延長線での、聖戦なんやね。

それを無視して、宗教戦争というくくりにしてしまうのは、本質から、大きな部分でずれてしまうと思う。背景にあるのは、結局はリアルな死≠フ現実ていうものなんやと、魚は思う。

・・・暴力に対して、暴力で解決はできない。魚自身は、そう思う。やけど、話し合いなら解決できるかていうたら、それも違うと思う。残念やけど。

結局、国家としては、同じく解決できないなら、自国民についてどれだけ犠牲を少なくするかで考えざるを得ないと思う。そうすると、アメリカとしては、敵対勢力を根絶やしにするべきていうのは、至極当然の結論やと思う。あくまでも、正しい=A正しくない≠ヘ、別にして。

憎しみと悲しみは、理性よりも狂気に相性がえーのかもしれへんねぇ。それも含めて人間やと。・・・事件も、対応も、魚の考えも、何から何まで嫌になんなぁ・・・ぶくぶく。。。

2001/09/18

第39話  運動会

この間の土曜日、姪っ子まんぼうと甥っ子まんぼうの運動会(2匹とも同じ小学校)の応援に、行ってきやした。

2匹とも、頑張って走って一等賞( ̄m ̄)。うんうん、よー頑張ったねぇ(^O^)、とお魚はデジカメ片手に喜んでおりやした。

ところが、その日は真っ晴れの一日。季節はずれにジリジリと音がしそうな日射し。目が弱い(笑)、お魚は、当然、サングラスをかけて見ていやした。

すると、帰ってから、鏡を見ると・・・( ̄□ ̄;;ガーンッ

グラサンの部分だけ白く、他が真っ赤な逆パンダ状態・・・(TOT)。

お魚は、しばらく外に出られません(ノ;)グス、ぶくぶく。。。

2001/09/25

第40話  ジョギング、再び

ぼちぼち、気温も下がり、走るのにいい気候になってきたんで、魚は再びジョギングを始めやした( ̄m ̄)。

心地よい汗に、さわやかな風。秋の日射しもそんなにきつくなくて、えー感じ(^^)。やっぱ、走るのはえーねぇ(うんうん)。

ところが、この間、雨上がりに走ってみると、半袖から突き出たヒレに多数の虫さされの痕が( ̄□ ̄;;。

走ってる間から、痒い、痒い。さては、準備運動中に( ̄^ ̄;;。おのれ、虫けら、許すまじっ凸( ̄□ ̄#

でも、時すでに遅く、魚の血をたらふく飲んだ虫たちの姿はどこにもあるはずがなく、魚は痒さをこらえながら、黙々とジョギングを続けやした(ノ;)グス。

なんで、こんな涼しくなってんのに、血を吸うような虫が出現すんねんっ(●`ε´●)、ぶくぶく。。。

2001/10/04

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