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第191話  まんぼうIII世号

1年半ほどママチャリで色々と走ってきたんやけど、ボチボチスポーツタイプの自転車が欲しいなぁと思ってきて、季候も良くなってくるんで、思い切って新しい自転車を買いやした( ̄m ̄)ノ

パソコンも買ったのに、今月は大赤字や(−。−)ボソッ

ま、それはさておき、新しく買ったのは、イタリアのビアンキていうメーカーのクロスバイク。パッと見はママチャリライクなんやけど、乗ってみるとかなりしっかりとしたスポーツバイク。ジャイアントとかルイガノはよく見かけるんで、変わったもん好きの魚としては、ちょい珍し目のを選んでみることにした( ̄m ̄)

色もなかなか派手で、駐輪場に置いてあっても、すぐにわかるんで便利(笑)。ま、その分、鍵もきちんと2個かけて、防犯対策もしてるけど。

スポーツバイクに乗ってみてわかったことは、同じような自転車でも、スポーツバイクとママチャリとは全然違うていうこと。これは別に、どちらが優れているとかいうわけではなくて(もちろん値段が高い分スポーツバイクの方が性能はえーんやろうけど、ママチャリにはママチャリの良さがあるのは再認識した)、スポーツバイクはホンマにスポーツをしてるていう実感がする。体全身を使って運転というか操縦するんで、疲れるけど無茶苦茶楽しい。

今まで走り慣れてたコースでも、乗ってるだけで楽しい。逆にまだあんまり遠出はできなさそうな気がするけど(笑)、まぁ、これはポジショニングとかを掴んで体が馴染んだら、たぶん遠距離も楽に乗れるようになるはず。

スポーツバイクに乗ってみて改めてわかったことは、

・ 思っていた以上に前傾姿勢になる

・ 思っていた以上にスピードが出る

・ 思っていた以上に軽い

・ 尻が痛い(笑)

ママチャリのときも、ある程度サドルを上げてハンドルを下げてかなり前傾姿勢やったんやけど、やっぱり全然ちゃう。スピードも半端やなく出て、平地や軽い登り程度でも少し気合いを入れてこいだら下り坂並に風を切って走ってしまう。なんというか、加速の仕方がちゃうねぇ。一気にトップスピードが来てしまう。これは真面目に自分が死んだり人を殺せたりできるスピードなんで、気をつけねば。

タイヤ自体はかなり太めでママチャリと同じぐらいなんで、ホンマはスピードが出るタイプではないんやけど、やっぱり構造が全然ちゃうんやろねぇ。後は、やっぱり段差にかなり気を遣ってしまう。たぶん、空気さえちゃんと入れていれば、それほど神経質にはならへんでえーんやろけど、どうしてもパンクしやすいていうイメージがあるんで、歩道の乗り上げとかには気を遣うなぁ。ま、でもこれは決して悪いことではないはずなんで、この心がけは大切にしておこう。

で、最後にお尻は厳しいなぁ(笑)。まぁ、慣れもあるんやろうけど、サドルが固くてバネもないんで、衝撃がもろにくるからかなり痛くなる。だいぶ腕にも体重を乗せて分散はしてるんやけどねぇ。ただ、サドルも白で変わったデザインでチト気に入ってるから、できれば変えずに使いたいんやけど…

ま、この辺はある程度乗りこなして、それでも慣れへんようやったら考えよう( ̄m ̄)

しばらくは、近場のサイクリングだけで十分楽しめそう(^^)、ぶくぶく。。。

2006/04/30

第192話  ゴールデンウイーク

今年のゴールデンウイークも、友人と一緒に車で旅行してきやした( ̄m ̄)ノ

今年は、島根、岡山、香川に行って、岡山で塾の同僚の人と合流してから、現在は香川県に移らはった塾の元同僚さんのところにお邪魔しました。

例のように、出発は夜中。魚ももう年なんで気にせずに車の中で寝るぞと宣言してたら、朝方鳥取のあたりで車のタイヤが突然パンク( ̄□ ̄;;。そのゴタゴタですっかり目が覚めてしまい、結局、完徹状態(¬。¬;;

うーむ、幸先が悪そうな旅やなぁ(゜゜)

でも、島根に着いたら、天気も晴れだし、えー感じ(^^)。毎年食べに行ってるラーメン屋さんでチャーシュー麺を食べて、満足満足。温泉にもたっぷり入って(2日で5回(笑))、結局はいい旅行になってきた(^^)

1泊目の松江のビジネスホテルは、なんと1泊シングル3800円の格安。確かに、部屋は狭くてボロいんやけど(笑)、サービスはまぁまぁよくて、朝にはちょっとしたお弁当もついてて快適やった。次に行くときも魚は利用したいなぁ。

で、翌日の昼も再びチャーシュー麺を食べて(笑)から、岡山に向けて出発。ここでは「鬼の舌震(したぶるい)」いう渓谷に行ってきたんやけど、とても綺麗なところで良かった(^^)

で、その後ここも毎回行ってる湯原温泉ていうところに行って、河原に作られた露天風呂に入ってくる。ここはホンマに自然の中なんで、景色が雄大ですごく気分がいい。一度、紅葉のシーズンに来たいなぁて友達と話してたんやけど、無事休みを取って来られるかなぁ?

で、その晩は岡山のホテルに泊まって、晩ご飯は居酒屋に。この居酒屋がむっちゃ面白くて、注文しても品切ればっかやったり、ビールを忘れられたりでひどいひどい(笑)。ファーストドリンク(とりあえずビール)から、忘れるかぁ?極めつけは、チャーハンとビビンバを締めで頼んだら、ご飯が切れてしまって今炊いてるから45分ほどかかると言われる始末。ご飯が切れてて、ご飯系のメニューがでーへんて初めての経験やぞ(−。−)ボソッ

でも、ここまできたら笑えておっけー(笑)。味も美味しかったんで、別に満足(^^)。次は、やからを効かせられる連れと行ければ面白いかもなぁ(笑)

で、翌朝、無事に同僚さんと合流していざ香川へ。香川にいる元同僚さんから、メールは随時にちょうだいと言われていたんで、要所でメールをしながら、瀬戸大橋に向かう。 児島から瀬戸大橋に乗るのでそこでメールし、坂出に着いたときにもメール(ちなみに待ち合わせ場所は坂出駅)。

ところが、そのときにゆっくりきてね、のメールが( ̄□ ̄;;

なんでも、風呂に入ってたとかでメールを見てなかったとか。いや、あんたが随時メールしろて言ってたんやん(−。−)ボソッ 。てなわけで、30分ほど駅前のサティで時間をつぶして無事合流。知人は相変わらずの知人で良かった(笑)

で、その後、早速本場さぬきうどんの店へ( ゚ロ゚)ノ 。やっぱ、さぬきうどんは美味いねぇ( ̄¬ ̄)ジュル。その後さらに2件目のうどん屋をはしごして(笑)、高松にある巨大な本屋さん(というか、卸売りの問屋さんらしい)に行って、色々と興味のある本を見る。 栗林公園にも繁華街にも行かず本屋に行くというのが知人らしい( ̄m ̄)

しかも、その方が喜ぶメンツていうんも素晴らしい( ̄m ̄)。魚は結局、京都でも買える普通の新書を土産に買った(笑)

で、その後、晩ご飯に焼き肉を食べて、知人の家に泊めてもらう。ちなみに、その日のご飯は全て知人の奢り。なんて、いい人なんだ(ノ;)グス

夜は酒を飲みながら、色々と積もる話。ちなみに、どうでもえープチトリビアで、アルプス一万尺のアルプスは日本アルプスのことやでぇ、てな話になり、アルプス山脈でハイジが子ヤギの上で飛び跳ねてるんとちゃうでぇ、と言ったら、元同僚さんが大受け。しばらく笑い転げてた。妙にツボやったらしい( ̄m ̄)

ちなみに、その言葉に対し、子ヤギの上で飛び跳ねたら動物虐待やんていうツッコミが特にツボやったらしい( ̄m ̄)

* ホンマの歌詞はアルプス一万尺、小槍(こやり)の上で≠ナ、小槍ていう槍ヶ岳のそばの山のことを表してるらしい。一万尺いうたら、一尺が約30cmなので、約3000m。本場のアルプスにしたら、チト低いよねぇ。

で、翌日は朝からうどん(笑)。近くにある釜揚げの有名な店に行って、タライうどんなるものを注文。1つのタライで6人前やったんやけど、4人やったからチトもの足りず。思い切って、12人前の大にしておけば良かった( ̄m ̄)

その後、元同僚さんも一緒に鳴門大橋・明石大橋と渡って、明石までドライブ。そこで二人と別れて、後は京都までいつものように友人と二人で帰路につく。亀岡の方で混むかもと思ったけど、特に混まずにすんだんで、夕方頃には帰れて良かった。

終わってみれば、えー旅行で良かったわぁ(^^)

2006/05/07

第193話  ニュースーパーマリオブラザーズ

ニンテンドーDSで出た、ニューマリオブラザーズ。発売日の5/25に買って、チマチマとやってたんやけど、今日ようやく、クリアした(^^)

僕は元々、64マリオなんかの3Dマリオが好きなんやけど、久しぶりの横スクロールマリオも面白かった(^^)

難易度は、単にクリアするだけなら低めで、ぬるい(笑)ゲーム好きの僕あたりにはちょうどえーぐらいやった。もちろん、上手い人には上手い人向けの要素もあるんで、いろんなレベルの人が楽しめると思う。

僕も、とりあえずクリアはしたんで、後はスターコイン集めていうチト難易度の上がることをやったり、隠しコース探しなんかをするつもり。

今のところは、なんの攻略情報を見ることもなく進められているんで、このまま自力でクリアしていきたいなぁ。

ファミコンのスーパーマリオにはまってた人にはとても懐かしさの感じられるゲームやと思う。任天堂が初代スーパーマリオの面白さをまた、ほんのちょっぴりDSに合わせて進化させて味わわせてくれるプレゼント。

これからも毎日、じっくりと味わわせてもらうことにしよう( ̄m ̄)、ぶくぶく。。。

* ちなみに、1面の最初に出てくるクリボーで速攻で死んだのは、お約束( ̄m ̄)

2006/05/31

第194話  人に歴史あり、魚にもあり

まぁ、あんまり意味はないんやが、昔の話。少し、自分語りを。

7,8年前ぐらいかなぁ。ネットで知り合った人がいて、最初はメールのやりとりをチョロチョロしてたんやけど、それでなんか話が合って、頻繁にやりとりしてたんやね。僕より、3つぐらい年上やったかなぁ。

で、実際に会ったりもして、少なくとも僕の方は好感を持ってた。向こうの方も、満更ではないような気がした。気のせいかもしれへんが( ̄m ̄)

で、その人に告白したんやね。年も年やったし、僕の方は結婚も前提に考えてた。

そしたら、「実は…私、結婚してるんです」と( ̄□ ̄;;

でも、夫とは別居してて、別れるつもりやと。

ふむ、まぁ、それならえーかぁ(゜゜)、と微妙な倫理観の魚(笑)

いや、関係が壊れてるんなら、別に人妻でも人の恋人でも気にならへんねんね。俺がもっと幸せにしてやるぜ( ゚ロ゚)ノ、てなノリなんで(笑)

しかし、さらに、「そして、子供が一人いて…。私が引き取るつもりなんです」と( ̄□ ̄;;

うーむ、子供がいるというのは、やっぱり悩む。付き合うことの重みが、少なくとも自分にとっては全然違うし、実際問題、結婚するにあたってのお金も全然違ってくる。その人のことは好きやったんやけど、やっぱり簡単には結論は出せないと思った。だから、その人には、少し考えさせて欲しいと言った。

でも、それが、その人にとっては、僕が真剣ではないと思われたんやろねぇ。振られてしまった。

別に、その人のことをどうこう言うつもりはない。そこで、ためらいもなく、子供と一緒に一生大切にするよと言われたら、そらその人も嬉しいやろうし、僕を選んだやろう。でも、僕は言えへんかった。なんの裏付けもなく、その場の勢いだけで言うのは、僕にとってはとても不誠実に思えた。これが、僕の誠実さの証明やった。

なので、それが通じなかったのは、仕方がない。後悔はしていない。ただ、やっぱり、そこまでその人のことを愛してなかったのかなぁ、とも今になったら思える。勢いで言っていたとしても、決して不可能な約束でもないわけやから。そんな、冷静さがあるようでは、恋してたうちに入らへんのかもねぇ(゜゜)

などと、およそキャラではない自分語りなどというものをしてしまった( ̄m ̄)。魚の、少しばかりほろ苦いエピソードやねぇ(゜゜)、ぶくぶく。。。

2006/06/22

第195話  志望校

塾講師をやってる魚。とりあえず、志望校の選び方について少し言いたいことがあるんで、書いてみやす( ̄m ̄)ノ

大学については、まぁ、基本的にはそれで上がり≠竄ゥら、自分の実力以上のトコに入れても問題はないと思うんやけど、高校の場合には、普通はさらに大学という目標があるんで、必ずしも自分の実力以上のトコに入れればいいていうわけではないと思うんやね。

無茶苦茶単純に言えば、必死で勉強して入れた高校では、そのときと同じぐらい必死に勉強しないと高校の授業について行けない。ましてや、奇蹟で入れたなんていうような場合は、奇蹟を起こし続けなければならない!!

まぁ、ほんまもんの進学校なんていうのは、ある程度は実力がないと入れへんので奇蹟なんていうことはまずないんやけど、中途半端な進学校やと、例えば社会なんかの暗記科目だけでそこそこいい点が取れて入れてしまうことがあるんで、要注意。入ってからの英語と数学のレベルがむっちゃ高くて、ひどい目に遭う例が枚挙にいとまがない。

特に数学は、今の指導要綱では(いわゆる、ゆとり世代の指導要綱)中学が異常に簡単で、その分高校にしわ寄せが来てるので、高校に入ってからの難しさが桁違いになってくる。進学校に共通しての特徴は、理系も文系も数学が難しいことなので、今の公立中学で数学がまぁまぁぐらい(定期テストで80点台ぐらい)やったていうレベルでは、まず進学校には入れたとしてもついて行けない。100点が当たり前で、たまに計算ミスで90点台があった程度でないと、よっぽど普段の授業から予習復習して自分の基礎体力をあげなついていけへんと思った方がいい。

厳しいようやけど、これが今の現実なんで、高校受験を考えたはる親御さんには、是非参考にしてもらいたい。毎年、自分の実力以上の高校に入ったはいいが、ついて行けずに大学進学どころか、日々の勉強に追われて悲惨な目にあってる子をよく見てるんで。しかも、そういう子らに限って、高校受験の段階で燃え尽きてしまったり、逆に部活も頑張ろうと張り切りすぎて空回りしてしまう子が多いんで。

塾なんかでは、進学実績を上げるために勉強させるんが仕事なわけで、当然、生徒らの実力以上のトコに入れようとするし、親御さんもそれを望むことが多いんやけど、勉強も部活も高校で楽しみたいと思うなら、中学時代に部活もしながら両立できるペースで入れる高校に行くことをお奨めします。もちろん、高校に入ってから、必死に勉強する気なら別に必死に勉強して、一つでも上の(という言い方が適切かはわからへんけど)高校を目指せばいいし、大学が私立でいいなら、その付属校を目指して頑張るのも悪くはない選択肢やと思う。

ただ、中途半端なプライドや見栄で、分不相応な高校に行くことは止めといた方がいいと思うよぉ。

一塾講師からのアドバイスでやした( ̄m ̄)ノ、ぶくぶく。。。

2006/06/23

第196話  温泉旅行

少し前になるけど、岐阜の奥飛騨の方へ家族で温泉旅行に行ってきやした( ̄m ̄)ノ→画像はこちら

家族での旅行は久しぶりやったんやけど、ひなびた温泉旅館で、雰囲気も良くて良かった(^^)

高速は使わずに、下の道を車で魚と母魚が交代で運転したんやけど、行きしは雨が強くて参った参った。土砂降りの中、長距離走るんは気を遣って、余計に疲れるねぇ。でも、下呂を越えたあたりから、雨も小降りになり出して、だいぶ快適になってきた(^^)

で、日本アルプスのふもとの方まで来ると、やっぱ気温が低くて涼しいねぇ。さっきまでつけてたクーラーを消して、窓を開けたら、むっちゃ気持ちいい。やっぱ、自然の風の方がえーねぇ。

場所は福地温泉て言う温泉の孫九郎≠トいう旅館。露天風呂が広くて、気分が良かった。料理も美味しくて、最高♪イワナの塩焼きに、飛騨牛のステーキに、山菜料理や川魚のお刺身なんかもあって、満足満足。

ここは、お米も美味しくて、翌朝は、朴葉味噌やらをおかずに、家族三人やのにおひつのお代わりまで頼んでしまった(笑)

さ、これでリフレッシュして、これからもまた、頑張るぞ( ゚ロ゚)ノ、ぶくぶく。。。

2006/07/20

第197話  税金

少し前の話になるんやけど、うちのサイトの常連さんから、税金ていうのは、そもそもなんや?てな質問があったんで、簡単に説明したいと思いやす( ̄m ̄)ノ

税金ていうのは、簡単に言うと、一人一人の力ではできないことが多いから、例えば国といった機関が多くの人々からお金をまとめて集めて、まとめて使うていう発想の元に考えられた制度のことなんやね。

例えば道路。こんなもん、個人が山を切り開いたり、谷に橋を架けたりして京都から東京までアスファルトを敷く、なんていうことはまずできひんし、仮にものすごい大金持ちがいたとして、こういった道路を作って独占して使うなんていうことになっても、多くの人々は不便で仕方がない。

そこで、例えば100万人の人から、一人1万円ずつ集めて100億円の現金にして道路を作り、その道路を出し合った人みんなで仲良く使おうていうのが、税金の古典的な発想なんやね。

また、警察や消防署、さらには軍隊といった機関で、個人のためではなく、国や国民全員のために働く人たちも僕らが生活していく上で必要なんやけど、そういった人たちのお給料をどうするかていうと、それもやはりみんなで出し合って、働いてもらおうていうんが国民全体にとって有益なことになる。だって、個人がお金を出して、お金を出した人の家だけ守るとか、火を消すなんてことされたら、貧乏人はたまらへんもんね。もちろん、警備会社なんかのサービスもあるけど、それも警察とかがきちんとあった上でのサービスなわけで、貧富の差なく、最低限の保障は受けておきたい。

こんな風に、全ての人にメリットのあることを、できるだけ効率よくまかなうために、税金ていう制度が必要になってくるねんね。

なので、基本的には税金ていうのは、お金を出すことによって、色々なサービスを受けるためにある。逆にいうと、様々なサービスを受けたいなら、きちんとお金を支払いなさいていうことにもなる。よく、アメリカの独立戦争のスローガン(「代表なくして課税なし」)を受けて、税金ていうのは選挙権の対価みたいに言わはる人がいるけど、そうじゃなくて、元々は公共サービスの対価としてあるもんなんやね。

もちろん、国がどうやって税金を使うかていうのを監視する権利の最大のものが選挙権なんやから、関係は深いといえるけれども、一応は別問題ということになる。

で、今度はその税金の集め方なんやけど、税金の最大の特徴は、強制的に¥Wめられることにある。早い話が、唯一合法的に認められてる強盗≠ネわけやね。払わへんかったら、牢屋に入れて、自由を奪うぞと脅すことによって、無理矢理金を奪うと。ところが、ない袖は振れへんわけで、お金のない者はどれだけ脅されても、払いようがない。また、ギリギリまでとられて生活できひんようになっても、困る。

てなわけで、例えば、人口百万人の国で予算が1兆必要やていう場合に、単純に割り算して一人頭、百万ずつとるなんていうことができひんから、その人らの払える能力に応じてうまく治まるようにお金をとっていくていうことになるねんね。例えば、この人はお金持ちやから、1千万、この人は貧乏やから10万てな具合。

これを累進課税(るいしんかぜい)ていうて、多くの国がこのとり方をしている。また、近代社会では、色々な会社ができて商売をしている。で、それらの会社が儲けを全部従業員や株主に支払っていれば、それらの個人から税金をとっても一緒なんやけど、たいていの会社はそんなことをせずに貯め込むんで、会社からも税金をとろうていう発想が出てくる。これを法人税ていうねんね。ちなみに、個人の収入に課せられる税金を所得税ていい、こんな風に税金を支払え言われる人と、実際に税金を支払う人が同じ場合を、直接税ていう。

ところが、こんな風に税金をとろうとすると、今度はたくさんお金を稼ぐ人から不満が出てくる。そら、人より多く払ってるのにもかかわらず、受けられるサービスは同じなんやから、文句も出るわなぁ。なので、あまりにも極端な税金の額の格差ができひんように、ある程度の金額までに税金は抑えて、その足りひん分は別の方法でとろうていう考え方が出てくる。

これを間接税ていうて、消費税や酒税、タバコ税なんていうんがその典型やね。これらは、直接買い物した人が国に税金を納めるんやなくて、買い物された店が間接的にまとめて納めるんで、間接税ていうねんね。

この間接税は、たくさんお金を使った者がたくさん税金をとられるいうわけで、多くの金を使える余裕があるなら、税金も多めでいいよね、てな考え方になる。これはこれで、まぁ、公平やと。ただ、あまりに税率が高いと、生活必需品しか買えへん貧乏な人もその人らにとっては大金を納めなければならなくなるんで、生活必需品については無税や低率にするていった配慮は必要になってくる。

とまぁ、大雑派に言って、こんな感じかな。こんなん違って、もっと別のことが聞きたいんやてな場合は、またご質問お待ちしていやす( ̄m ̄)ノ、ぶくぶく。。。

2006/09/19

第198話  自民党造反議員復党

こないだの衆院選で、郵政民営化反対を唱え、離党した議員の復党がほぼ決まりとか。

 安倍晋三首相は27日夕の自民党役員会で、郵政民営化に反対し、同党を離党した無所属衆院議員12人から復党願が提出されたことについて「(平沼赳夫元経済産業相を除く)11人の復党審査手続きに党紀委員会で入ってもらいたい」と指示した。誓約書を出さなかった平沼氏は、審査対象から外した。党内では新人議員らから反対論や慎重論が相次いだが、同党は早ければ月内にも党紀委員会を開き、復党を正式決定する運びだ。
 首相は同日夜、首相官邸で記者団に「総裁として責任をもって決断した。古い自民党に戻ることはない」と言明。復党条件に関しては「郵政民営化是か非かをあいまいにしてはならないと考えた」と国民の理解を求めた。また、復党問題での衆院解散を否定した (2006/11/27時事通信配信から、引用)。


もう、何おか言わんや。なにが、「古い自民党に戻ることはない」や。この行為そのものが古い自民党の、それも汚らしい唾棄(だき)すべき悪習やん。

せっかく、古い自民党の膿の一部が出て行ったのに、なんでわざわざその膿を戻すんだか。ここまで空気が読めへんとは思わへんかった。安倍総理の一連の対応を見ていても優柔不断≠フ一語しか出てきいひんし、あかんね、この人は。総理としてはさほど期待してへんかったけど、さらにその期待を下回った。うんざりや。

これでまた、自分的には小泉総理以前の森総理あたりの自民党に戻ったなぁ。あのときは、民主党がもう少しマシに見えてたんやけど、今はこのひどい自民党のさらに下にしか見えへんし、ホンマ入れる政党に困ったもんや。

やっぱ、次の選挙は困ったときの批判票受け皿の、あの赤いとこかなぁ(゜゜)、ぶくぶく。。。

2006/11/28

第199話  復党問題の追加

バタバタとしてて、なんかタイミングがずれたんやけど(笑)、198話で書いてる復党問題について、じゃあ、自民党はなんでこんなことをしたんや?ていうことについての自分なりの解釈を少しばかり書いておきやす。

まず、参院要職の青木や片山とかいった人らが復党を強く主張した理由は、単純に次回の参院選で勝ちたいから。僕自身は復党させることによって負けると思ってるんやけど、彼らは勝てると思ってるから、正確に言うと復党させへんと負けると思ってるから、ごり押しに近い形で復党させた。

このズレは、前回の衆院選で自民党というか、小泉政権を圧勝させた無党派層に対する考え方の違いがあるんやと思う。つまり、彼ら(自民党の参院幹部)にとって無党派層ていうのは、非常に頼りないものやということ。次の参院選で大きな争点が出てこなかった場合、無党派層の大半は棄権して、自民党に票を入れてくれず、従来型の組織に頼った選挙になると。そうすると、地方の一人区では郵政造反議員の力がまだまだ大きいところが多く、自民に敵対されてしまったら、民主に負ける可能性が高くなる。逆に、復党させたことによって無党派層の反感を買っても、その無党派層がわざわざ投票しに行って、民主党に入れることは少ないから大丈夫やろうていう読みなんやね。

だから、多数の得票も期待できるけど、可能性としては高くない無党派層の票より、少なくても確実に投票してくれる固定票を守りに行ったと。この読みに従えば、非常に理屈の通った計算ていうことになる。

ただ、個人的には、これは無党派層をかなり舐めたモノの見方やと思ってる。良くも悪くも小泉首相のやり方は国民の政治意識を変えたから、無党派層が批判票を入れに行かないて見るのはかなり甘いと思う。さらに、忘れてはいけないのは、小泉首相誕生以前の自民党は凋落傾向やったということ。森総理の下で選挙をおこなっていたら、確実に選挙に負ける情勢やったのを忘れたんやろうか?

自民・民主ともに旧来の組織力に頼る選挙手法では行き詰まっている中、無党派層へのアピールを成功させたものが覇権を握るのが、今の政治の状況やと思うんやが。

後、安倍首相を含めたいわゆる保守系の自民党議員にとっては、郵政造反議員の中に同じ保守指向の仲良し議員≠ェいるていうのも大きいやろね。それと、元々、郵政解散のときに、離党させるのは行き過ぎやて思っていた自民党議員が多いていうのも今回の温情≠ノつなげやすい下地やったやろう。

ただ、これらはあくまでも、身内≠フ理論であって、外≠ナある、有権者に対してはなんら説得力のある話ではない。

こういう言い方が適切かどうかは知らへんけど、民主より、自民党に投票するのがマシやろうていうムード≠自らの手で潰してしまったのが、今回の造反議員復党問題の結果やと思う。

党紀委に先立ち、安倍首相は首相官邸で「最終的には総裁として、私が責任を持って判断した。批判は甘んじて受けるが、新しい仲間を受け入れ政策を推進させていくことによって国民の理解を得たい」と記者団に語った(毎日新聞、2006年12月5日配信より一部引用)。

らしいが、自分の判断ミスをどこまで自覚したはるんかねぇ( ̄m ̄)、ぶくぶく。。。

2006/12/05

第200話  見えるけど見えないもの

別に答えは空気とかいうわけではなくて、魚なりのこの答えは「関心のないもの」。

実は、去年の秋頃からデジカメを買い換えて、前にも増して色々と写真を撮ってるんやけど、今度のカメラはズームも12倍あるし、マクロ撮影も5cmまで寄れるしで、近くの川をぶらついて撮影するだけでも、今まで撮れなかった鳥や草花の写真を撮ることができるんやね。

そうすると、面白いもんで、今まで全く興味の無かったものが、被写体として生き生きと姿を現すようになってきた。

「雑草という草はない」てな言葉があるんやけど、それがすごく実感できる。どんな草花もとても美しいし、どんな生き物も生気に満ちあふれている。確かに刺されるのが今でも恐いんやけど、花の蜜を吸っている蜂なんかを見るとその仕草を写真におさめたくなるし、不気味で忌み嫌われているカラスが、実はなかなか愛らしい顔をしていたりするのにも気付く。

今までなんてことなく見過ごしていた、視界には入っているけど見えていなかったものが、急にはっきりと目に見えるようになってきた。

これが良い≠ニか悪い≠ニかの価値判断のついた言葉で語るのが適切かどうかはわからへんにゃけど、僕にとっては、幸せな発見やった。

こんなんは、他にもいっぱいあると思うんやね。音楽とか芸術の世界とか、あるいは数学や科学といった学問の話。政治や法律なんていうのもそうやろう。無関心のままやと見過ごしてしまうことが、関心を持つことにより、はっきりと目に見えてくる。

それはきっと、人生をほんの少しばかり豊かにしてくれると思う。そして、それだけでも十分幸せを感じることができる。

また、何か自分の人生を豊かにしてくれるモノが見えますように…などと、なんのオチもなく書いてみた( ̄m ̄)、ぶくぶく。。。

2007/03/16

★ 第201話〜第210話