第111話 最近のニュース雑感
1.東京都が銀行創設
東京都と、数社の企業が出資して、主に中小企業への融資を目的とした新銀行を創設するとか。
いわゆる、「貸し剥がし」というものに泣いている中小企業にとって、無担保での融資もあるというのは非常にありがたい話やろねぇ。
もちろん、貸す方としては、それだけリスクもあるわけで、お金を貸してもそれを返してもらえなかったら、新銀行の単なる損失。出資金の半額ほどは東京都が出すわけで、その金額は1000億円ほどて言われてる。最悪の場合、そのお金がまるまる消えてしまう可能性もあるわけやから、単純に喜んでばかりもいられへん。
ただ、現時点で、負の資産がない銀行が、今、一番困っている中小企業に無担保でお金を貸してあげられる状況を作るていうのは、そんなデメリットを補ってあまりあるメリットやて思う。
なんとか成功させていただきたいものでやす。
2.ドレミの替え歌
どっかの校長先生が、ドレミの歌の替え歌で、「ドはドークローのド〜♪」などと縁起の悪い替え歌を生徒の前で歌って叩かれたというお話。
ニュース速報でも取り上げて、そこでもちょっと書いてたんやけど、魚としては面白いなぁと思っただけで、正直子供に悪影響を与えるとは思わへんかった。
魚の子供時代にも、「明かりをつけましょ、爆弾に〜♪」なんていう、ひな祭りの替え歌があったし、大体、子供て、縁起が悪かったり、汚かったりする言葉が好きなもの。
魚としては、あんなに叩くほどのことではないと思うんやけどねぇ。チト、校長先生が可哀想でやした( ̄m ̄)
3.教育と愛国心
教育基本法の改正で、その中に「国を愛する心」という表現を入れるかどうかで、色々と揉めているそうな。
魚としては、正直どっちでもいーんやけど、愛国心≠ニいうと、どうしても戦前の日本の思想教育を思い出して、嫌やていうアレルギー反応があるのも理解はできるところ。
ただ、思想の押しつけやなくて、理念の一つとして掲げられるぐらいなら、そんなにヒステリックにならへんでもえーんとちゃうかな?少なくとも、日本では、愛国心≠ニいうものがあまりにも否定的にとらえられすぎていたから、各国には普通にある愛国心やナショナリズムといったものに鈍感すぎるきらいもあるし。
特に、日の丸・君が代問題から、国旗・国歌そのものが軽んじられがちになって、オリンピックなんかで他国の選手や観客に不快感や屈辱感を無意識で与えたりなんていうこともあったらしいし(他国の選手の国旗掲揚の時に、表彰台で帽子を脱がずにぼーっと立ってたとか)。
個人の思想や良心の自由なんていうのは、最大限尊重されるべきやけど、常識≠教えるのは、やっぱり国や親の責任かと。あくまでも、常識を踏まえた上で、自分の頭で考えることが重要やと思う。
愛国心の押しつけなんていうのは困ったモノやし、反対するのはえーんやけど、だからといって、愛国心の否定をことさら強調するていうのも、それと同じぐらい困ったものやと思います。
もっとも、色んな現状を見てると、なんの予断も偏見もなく見ても、この国があんまり好きな国に思えへんていうところが、一番の問題なんやけど( ̄m ̄)。みんなで、この国を、もっと好きになれる国にいたしましょう♪、ぶくぶく。。。2003/06/02
第112話 塾講師の憂鬱
知ってる人は知っているように、魚はいい年をしてながら、塾講のバイトをやっていたりしやす。
塾講のバイトを始めて、早1年以上。いつの間にやら、最古参に近くなっていたり(笑)
ちなみに魚は、個別指導という形で、一人か二人の高校生を相手に教えていやす。
ま、やってて、嫌なこと、鬱陶しいこともそれなりにあるけれど、なんだかんだいって、1年以上も続けられてるていうことは、ひとえに生徒が可愛いから。やっぱ、愛着もわくし、学校の成績も上げてあげたいし、受験にも成功して欲しい。「先生、成績上がったぁ(^O^)」、ていう顔を見るのはやっぱり嬉しいものです。ま、「先生、あかんかったぁ(T_T)」、てなパターンもあるんやけど(¬。¬;;
だから、正直、時給が安くても(笑)、続けておりやす。
ただ、そんな魚でも、やっぱり憂鬱な気分になることはあるモノで。特に、今の梅雨時期。毎日毎日、ぐずついたお天気。空気だけでなく、頭の中までもジメジメしてくるこの季節。そんな中、どうしても魚を憂鬱にさせることが・・・。
それは・・・生徒の足が臭い(−。−)ボソッ
いや、そら、雨が降って靴下までびしょぬれになるし、蒸れるし、朝から動き回って汗もかくし、しゃーないんやけど、
でも・・・臭い(−。−)ボソッ
いや、ホンマ、鼻を刺すぐらい、強烈な臭いのときもあるもん(^^;;。でも、そんなん注意できひんしなぁ。
ということで、この時期、臭いに負けずに、頑張っています(ノ;)グス、ぶくぶく。。。2003/06/28
第113話 塾講師への告白
バイト先の塾の先生に、優しくて、生徒から慕われてる人がおりやす(男の先生ね)。
で、その人は基本的に集団の方の講師さんで、中学生を相手に教えたはるんやけど、たまに補習なんかで、数人を相手に、魚のいてる個別の方の教室で教えはることもありやす。
で、定期テスト前のある日、テスト対策ということで、女の子二人を個別の方の教室で、教えたはりやした。
とりあえず、時間がきたのか、その先生は授業を終わろうとしたんやけど、女の子二人は、
「いややー、○○せんせー、もう少し教えてーなー、お願い(><)」
と、その先生を離しやせん。で、その先生は優しいんで、仕方なく、
「しゃーないなぁ。じゃ、後、少しだけやでぇ」
と、授業を続けやした。
それを聞いて、女の子たちは、
「やったー、○○先生、だーいすきぃ(^O^)」
と、喜んでおりやした。うーん、ほほえましい光景や( ̄m ̄)
すると、そのうちの生徒の一人から、
「○○せんせーて、ホンマに優しいなぁ(^^)。私・・・、○○先生みたいな人が・・・」
との言葉が( ̄□ ̄;;
いきなり告白ですか?それも教室で。最近の中学生て、大胆(*ノノ)。なので、チト、聞き耳をたててしまうお魚( ̄m ̄)3
「私・・・、○○先生みたいな人が・・・お父さんやったら、良かったのに(*ノノ)」
・・・そーくるんや( ̄□ ̄;;(笑)
まー、スーツ着てるから、結構老けて見えるしねぇ、・・・でも、○○先生て、まだ、二十代前半やぞ(−。−)ボソッ
心優しき○○先生は、少し苦笑を浮かべたものの、そのまま優しく授業を続けておりやした。
現実って、こんなものでやす( ̄m ̄)、ぶくぶく。。。2003/07/12
第114話 辻元元議員逮捕
まぁ、ホンマはこれ以外に重要な事件が多かったような気はするんやけど、チト最近、バタバタと忙しいんで、一番書きやすいこの件から。少年犯罪については、少し余裕ができてから、自分なりの意見をまとめてみたいと思いやす。
で、この、辻元元議員の逮捕なんやけど、社民党は土井党首を始め、謝罪するよりも、警察による選挙妨害の因縁つけに忙しいようで、なかなか真摯な反省の弁は聞こえてきやせん。
一応、国会で謝罪はしたみたいやけど、結局、誰も責任を取ることなく、秘書がやったことだという、よくあるトカゲの尻尾切りのようで・・・。まぁ、別にえーんやけど、今までの言動を見ている限りでは、正直苦笑することしかできひんなぁ。
そもそも、警察による不当¢゚捕だと息巻いてるけど、警察の発表からすると、彼女らは決して協力的であったわけではなく、逆に、一人だけ自供している元政策秘書が口裏合わせで、口止めされるのでは、という証拠隠滅≠フ疑いがあるから逮捕したとか。これが事実なら、十分、理由のある逮捕なんやと思うんやけどねぇ。
どちらが正しいかは、もちろん、魚を初めとした国民にはよくわからへんことやけど、逮捕されてから、色々と自供しだしたところを見ると、少なくとも、今までは警察に協力的ではなかったんやろなぁとは思えるね。むしろ、逆に逮捕して正解やったんやろなぁと魚には思える。
ま、魚は社民党が嫌いやから、余計にそう思うんやろけど、別に、魚自身は、社民党以外の議員でも、こういった詐欺行為をしている議員がいれば、ビシバシ取り締まってもらいたいと思いやす。
「なんで他の議員もやってるのに辻元さんだけ」、ていう意見は、確かに「なんで自分の車のスピード違反だけ逮捕するんや」、ていう理由にならへんいちゃもんでもあるんやけど、でも、「悪いことをしている者は全て捕まえるべき」ていうのは、それはそれで正しいことやと思う。
ということで、警察、検察の方々には、さらに頑張ってもらいたいと思いやす、ぶくぶく。。。2003/07/23
第115話 最近のニュース雑感
1.自民党総裁選
自民党総裁選が、今日9月8日に告示されやした。投票は9月20日の予定とか。とりあえず、自民党総裁が事実上、日本の総理大臣になるので、結構大きな話題にはなってるんやけど、今度の選挙自体は、自民党の党員でないと参加できひんので、国民の大多数は蚊帳の外ということで。
ただ、まぁ、今なお支持率が60%ほどあるんで、小泉さんが再選されるんが一応世論と一致するところ、現在の情勢も再選に向かってるみたいやね。
自民党の議員にとっても、小泉さん以外が当選したら、次の衆議院総選挙で大敗するのが目に見えているわけで、本音としては小泉さんしかいないと思っているんやろねぇ。そんな中、亀井さん一人が張り切っていても、茶番にしか見えへんなぁ。見てる限り、亀井さんは本気で当選しようと思ってるみたいやけど、なんか、不憫な気も・・・。
それにしても、色んな新聞で書かれているけど、経済は不況、構造改革も停滞気味、失言もチラホラというのに、依然小泉首相の支持率が高いのは不思議なところ。まぁ、他に選択肢がないというのは大いにうなずくトコなんやけど、それにしても、ここまでマスコミ各社に叩かれていながら、支持率が高いていうのは、不思議不思議。得意技のミスリード( ̄m ̄)ができひんで、某新聞なんかは焦っているかも(笑)
そんな魚も、支持か不支持かと問われたら、小泉内閣支持なんやけどね(笑)。とりあえず、外交政策は同意するところが多いんで。ただ、首相になった当初の期待感が薄れているのも事実。今後の、具体的な行動はどうなんでしょ?
2.道頓堀ダイブ
ボチボチ、阪神優勝が決まり始めてきた今日この頃。それとともに、優勝決定の日の、道頓堀ダイブについての話題が、関西の方では結構話題になっておりやす。
個人的には、飛び込みたい人は飛び込ませたらエーと思うけどねぇ。それで死のうがケガしようが、本人の勝手やん。小さい子供なら、親とかが止めるべきやろうけど、そうでなければ、後は自己責任で。
3.世界陸上でのフライング
夜遅くというか、朝早くまで魚は見ていた世界陸上。末続さんの200m銅メダルとか、マラソン、ハンマー投げと、日本人選手も活躍した中、大きな騒ぎになったのが、100mのフライング騒動。
今回というか、今年からの新ルールで、1回フライングがあったら、それ以降のフライングは誰がやったにしても失格になるということになったため、1回フライングがあったら、みんなが怖がってスタートが遅れてしまうという事態が頻発。
それをワザと狙って、1回目のフライングをする選手もいるとかで、正直、ルールの改悪になった模様。実際、決勝でのタイムも相当遅かったみたいやし。
これはやっぱり、見てても面白くないなぁ。少なくとも決勝ぐらいは、従来通りのルールで、同一選手が2回フライングをした時点で失格にしておけば、今まで通りの面白いレースが見られると思うんやけど。
4.民主・自由党合併
結構、前のニュースで、普段なら単発であぶくにでも書いてそうなネタなんやけど、色々と忙しかったんで、今頃ちょろっとだけ(笑)
一言で言うと、選挙目当ての野合(笑)。ま、それは今に始まった話とちゃうし(新生党とか新進党とか)、自民党の方もやってたから(社会党とくっついて、村山内閣なんて言うのを作った)、別にことさら非難するものでもないんやけど、それでも、旧社会党出身で現在も社民党並みの政策を唱えている人らから、自民党よりも過激な外交・防衛政策を唱えている人らが同じ政党を構成するていうのはすごいなぁと思う。
きっと、小沢氏が掻き回すだけ掻き回して、また、新党結成をするんやろなぁ( ̄m ̄)。ま、今の彼に、そこまでの力があるかどうかは不明なんやけど。どちらにしても、菅氏には荷が重い相手を引き込んでしまったような気が・・・。
某、大物タレントの℃Q院出馬要請といい、目先の票に目をくらませるとろくなコトにならへんと思うけどねぇ( ̄m ̄)、ぶくぶく。。。2003/09/08
第116話 野中広務議員引退
とりあえず、手抜きで各人の発言をまとめてみやした( ̄m ̄)ノ
野中広務 「自ら退路を断ち、最後の情熱と志を、今回の小泉政権を否定する最大の戦いに燃焼し尽くしたい」「ポストで取り込まれたり、権力の権化みたいになっている姿を見て、政治家として悲しい」
まずは当事者。権力の権化て、今までのあなたのことでは・・・
菅直人(民主党代表) 「小泉首相の言葉だけの無責任な政治に我慢ならない思いが含まれているとしたら、その部分は共有できる」「自民党の中で比較的モノを見ることができた野中さんが、最期の勝負を挑むのだろう」
最初は苦笑やったけど、あらためて読むと、無茶苦茶偉そうな物言いやなぁ。
市田忠義(共産党書記局長) 「政治的立場は異なるが、保守政治家として気骨ある発言をされたこともある」
まぁ、確かに共産党とは、180度立場はちゃうわなぁ。結構まともな発言。
土井たか子(社民党党首) 「戦争をしてはならないという強い信念の持ち主。引退は誠に残念だ」
まぁ、この人の観点はこれしかないやろからなぁ。さすが、頑固に平和。ま、平和がいいのは魚も同じなんやけど、どうも、この政党とはずれる。
藤井裕久(自由党幹事長) 「引退は政治的に大きな意味を持つとは思えない。政治に動きが出ることはありえない。一人の国会議員が辞めるということに過ぎず、それ以上でも以下でもない」
ごもっとも。でも、野中さんに、はらわたの煮えくりかえる思いをさせられてきた人としての、精一杯の嫌味なんやろなぁ。
小泉純一郎(自民党総裁) 「小泉を倒すという執念に燃えておられるなら、引退しないでもっと頑張ってやる方法もあると思うんですけどね」「ポストで人を釣るようなことはしていない。そんな悪口を言うのはいけない」
ま、こんなもんでしょ。無難やね。
安倍晋三(自民党) 「大きく自民党が変わる。時代が変わる。新時代の到来を感じさせるものだ」
んな、大げさな(^^;;
福田康夫(自民党) 「まだ現役なんでしょ。せいぜい頑張っていただきたい」
福田官房長官、最高です( ゚ロ゚)ノ。ホンマ、こーゆーコメントを言わせたら天下一品やね。まぁ、友達には絶対にしたくないタイプやけど( ̄m ̄)、ぶくぶく。。。2003/09/11
第117話 小泉総裁再選
てなことで、今日の組閣まで待ってたので、これについてチョロチョロと。ちなみに、敬称略で( ̄m ̄)
まず、小泉総裁再選は、参院橋本派(青木主導派)が支持した段階でほぼ確定やったんで、これについては特に触れることもなし。高村の議員票が多かったのは、反小泉派の古賀が、亀井、藤井に回さずに、高村に回したからとか。噂では、亀井・藤井にダメージを与えるために小泉派が回したとかいう話しもあるけど(笑)、ま、無記名投票なんで詳細は不明。とにもかくにも、小泉再選が決定。
で、次に党三役人事。山崎幹事長を辞めさせろ、いや、続投だとの駆け引きの中、山崎幹事長を新設(正確には、再設)の副総裁ポストに上げて=A幹事長には安倍を抜擢。結果的に、森−青木の注文も聞き、山崎も更迭せず、抵抗勢力に屈したともみられず、むしろ国民的人気の高い安倍を選挙の顔に据えることにより、総選挙を有利に戦える布陣に仕立て上げたということで、さすがの人事。こういうのは、むちゃくちゃ上手いねぇ。
三役の残りの人事は、堀内は留任しただけやし、額賀も元々、幹事長になってもおかしくはないクラスの政治家。この程度の人事に、毒饅頭などというのはセンスがないなぁ(笑)。まぁ、堀内の場合は、財務省あたりの経済閣僚で入閣との話しもあったから、毒饅頭の噂で少しは割を食ったのかも知れへんけど。
ちなみに、会社の役職でたとえると、総裁が社長とすると、幹事長が経理部長兼務専務取締役(つまり、会社の金を握っている)、総務会長が総務部長兼務常務取締役(党内のまとめ役)、政調会長が企画開発部長兼務常務取締役(政策を立案、調整していく)といった感じ。副総裁は、副社長といったところか。これが名誉職になるのかどうかは、その人次第やね。個人的には、山崎は政治家としては有能な人やと思うんで、多分名誉職では終わらへんと思うけど。元々の安倍の役職は秘書室次長といった感じなんで、それから専務取締役クラスになるんやから、大抜擢やろねぇ。
てなことで、まずは永田町(いわゆる、政治家およびそれに関連する仕事をしている人たちの世界のこと)のド肝を抜き、今日の組閣に。
で、今回の組閣の特徴は、小泉が総裁選で出していた公約通りの布陣を敷いたていうこと。つまり、構造改革については、郵政事業に関わる総務大臣に麻生を、道路公団に関わる国土交通大臣に前行革担当大臣の石原を指名して、改革実行の意志を示した。経済政策については、竹中を金融・経済再生の兼務のまま残し、現在の経済政策を続ける意志を示した。外交についても、川口留任で現在の外交政策を続ける意志を明示した。
で、経済政策については、谷垣ていう財政の専門家を財務大臣に起用し手堅くサポート。北朝鮮問題については、頼りないて言われている川口を外務大臣に続投させるんで、拉致議連メンバーの中川、小池を新入閣させ、すでに防衛庁長官で入閣してて留任する石破と併せて、厳しい姿勢を堅持していることも対外的に(対北朝鮮に)示したと。また、外務副大臣をやっていた茂木を沖縄担当大臣にあてて、日米同盟についてもきちんとフォローしてるねぇ。
てなわけで、構造改革の推進(郵政、道路公団)と、現行の経済政策の維持、外交政策の継続(対北朝鮮妥協なし、日米の同盟関係の堅持)と、かなりメッセージ性のある組閣やと思う。小泉総理は、これを突きつけて、次回の衆院総選挙を戦うわけやから、選ぶ方としては支持する方にも、しない方にも、非常にわかりやすいメッセージやと思う。
後は、解散総選挙を待つだけやねぇ( ̄m ̄)、ぶくぶく。。。2003/09/22
第118話 ある新聞の小さな記事
チト前の話なんやけど(1ヶ月ほど前)、確か、ニュースステーションでも特集してたから、心当たりのある人も多いかな。前から少し書きたかったお話なんで、魚なりに少しばかり語りやす。
ある女の人がいました。彼女には、お兄さんが一人いました。お兄さんは、生まれつき重い知能障害を持っていて、ずっとずっと、家の中だけで過ごしていました。
そんなお兄さんを、彼女は愛していました。とてもとても大切に思っていました。彼女は、小学生の頃から、お兄さんの世話をし続けてきました。
彼女には、お母さんもいましたが、途中で別れ、彼女がお兄さんの世話を一人きりで続けることになりました。彼女は、お兄さんのことを「坊ちゃん」と呼んで、彼女一人だけで、介護し続けました。ずっと、ずっと、長い間。
彼女のことを愛してくれる男性もいました。結婚を申し込む男性もいました。でも、彼女は首を横に振りました。「私には、坊ちゃんがいるから・・・」
長い年月が流れ、お兄さんの容態は悪化していきました。お布団から、身を起こすこともできなくなりました。寝たきりの生活が続きました。でも、彼女は一人で介護を続けました。区役所の方が、彼女に介護施設の利用を勧めました。でも、彼女は首を縦に振りませんでした。「今まで、他人と接したことのない坊ちゃんに、相部屋生活はできない」と。
そんなある日、彼女は、お兄さんの首を締めました。愛するお兄さんの首を、彼女の生き甲斐だったお兄さんの首を、彼女は電気のコードで締めました。
彼女は、お兄さんを殺しました。
・・・そのとき、彼女の体は、癌に冒されていました。彼女は、自分の死期が近いと感じていました。彼女が死んだ後、お兄さんはどうなるんだろう?誰が、介護をするんだろう?今まで、他人と接したことのないお兄さんの介護を、彼女以外の誰に委ねられるのだろう?
彼女は、お兄さんを殺しました。彼女自身の手で。誰よりも愛していたお兄さんなのに、なぜだか、涙は流れませんでした。
彼女は、逮捕され、裁判を受けることになりました。もちろん、素直に罪を認めていました。裁判は早く進むはずでしたが、彼女の癌が進行し、公判中に2度、入院することになりました。
判決の言い渡される一週間前に、彼女は退院しました。しかし、判決の日の前日、彼女は朝から体調がすぐれなくなり、体のだるさを訴えました。
拘置所は、そんな彼女を医師に診せることもなく、ただ、檻の中に放置していました。彼女はその日、自分一人でトイレに行くことすらできず、一日中お布団の中で動けずにいましたが、それでも、そのまま放っておかれました。
そして、彼女はその日、そのままお布団の中で息を引き取りました。拘置所は、ようやく医師を呼びました。彼女の命を救うためではなく、彼女の死を確認するためだけに、医師を呼びました。
後の方の話(拘置所が放置して、見殺し同然にしていたこと)は、記事になった新聞すら少ない、小さな小さな事件なんやけど、色々と考えさせられる事件でやした。他人の人生が評価できるほど、傲慢なお魚ではありやせんが、それでも、彼女の一生について、色々と考えさせられてしまいやす。
あなたは自分の人生を、いかがお過ごしでしょうか?ぶくぶく。。。2003/10/05
第119話 政策選挙
衆議院選挙が近づいてきた今日この頃、テレビのニュースや新聞などで、各党の公約(マニフェスト)が矢継ぎ早に発表されてるねぇ。
で、色々なところで、今度の選挙は初めての政策選挙だ、政策で支持する政党・候補を決めよう!!と、喧伝(けんでん)されていやす。
いや、これ自体は全くごもっともなことで、確かに、選挙というもののあるべき姿なんやろう。しかし、ひねくれ者の魚は、これに異議を感じたりもしてしまいやす。
なんでかていうと、全く自分の考えと一致する政策を掲げた政党なんて、まず存在しーひんからやねんね。
例えば、魚の場合でいうと、年金制度は民主党案が一番近い(全く一緒ではないけど、不満はない)けど、高速道路無料化案なんてふざけんなていう思いやし(あれは、無料ではなく、国営化にするだけ。つまり、今まで利用者だけが払っていた料金を税金で補填することになる。あれを無料≠ネんていうのは詐欺同然やと個人的には思う)、外交でいうと、イラク派遣には、自衛隊員の武器携行が不十分やから反対やけど(その意味で、野党が反対する理由とは違うけど、結論は同じ)、北朝鮮政策については、完全に自民支持(日本単独で経済制裁しても意味がないと思うし、逆に、日本に戻ってきた拉致被害者を北朝鮮に帰すべきやったなんていう幹事長がいる民主党なんてのは論外)やと。
肝心というか、一番関心のある短期的な経済対策については、まともに案を出している政党はないから、現状維持の自民がまだ一番マシかなという程度。郵政民営化については、特に支持でも不支持でもないし。
この状況で、一体どうやって、政策≠ナ政党を選べというのか?結局、一番良いものではなく、一番マシ≠ネものを選べばいいとはいうことになり、そうすると、自分の命≠ェ一番大事やから、それをまだ守ってくれそうな政党に・・・てなことになってしまう。ま、お金よりも、命あっての物種やから。
アメリカやイギリスの二大政党制をよく例に出して、政権交代論が言われるけど、それらの国は、国家の基本的な安全保障に関してはどちらを選んでも同じで、経済や福祉で選べばえーだけやから、安心して選べるていう視点が、最近日本でかまびすしい政権交代論に抜けてるんとちゃうかなぁ。
結局、旧社会党の残滓(ざんし)ていうのが民主党に残っている間は、日本では魚にとって健全な二大政党制が望めへんにゃと思う。まぁ、魚の感覚が世間一般の人と一緒かどうかは知らへんけどね( ̄m ̄)、ぶくぶく。。。2003/10/16
第120話 受験余話
知っている人は知っているように、魚は家庭教師のバイトをしていやす( ̄m ̄)
で、その家庭教師先の生徒が、来月に本命校の公募推薦入試(指定校推薦ではない、単に早く受けられるだけの入試)を受けるとのこと。
その試験は、土日の2回あって、希望すれば2回とも受けられて、どちらか良い方の成績で判定されるとのこと。当然魚の受け持ち生徒は2回とも受けることに。
その大学は奈良県にあって、1日目は家(京都市内)から受けに行くけど、二日目は帰ってまた行ってだと時間の無駄だし、疲れも残るということで、その大学の近くのホテルに泊まるということで決定。
魚 「なるほど、じゃあ、普段は土曜日の授業ですけど、前日の金曜日に振り替えて授業しますね(^^)」
親 「いえ、それじゃ困ります」
魚 「え?。なんでですか?(−−?)」
親 「二日目のテスト対策はどうするんですか。土曜日もお願いします」
魚 「いや、でも、土曜日は奈良に泊まるんじゃ・・・」
親 「ホテル代とご飯代は別で持ちます。交通費込みで、日当2万円でいかがですか?(-_☆)キラリ」
魚 「引き受けます( ゚ロ゚)ノ>即答」
てなことで、来月、泊まり込みで家庭教してきます(笑)。お金持ちって、羨ましい(¬。¬)ぶくぶく。。。2003/10/23