ND(Navigation Display)

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シンボル及び文字表示例 解説 APP VOR MAP PLN
NDのレンジが320NM以下の時、MAPスイッチ(EFIS C/P参照)
『ARPT』をプッシュすると、NAVデータベースに収録されている空港
が表示される.
× × ×
(アクティブwptは
マゼンタ色)

(インアクティブwptは
白色)
フライトプラン中のルートwpt.“アクティブwpt”とはFMCが現在ター
ゲットとしているウェイポイントで、CDUのLEGSページ1/×ページ
LSK 1Lに表示されているウェイポイント.EFIS C/Pの『DATA』
スイッチをプッシュすると、各ルートウェイポイントの予想到達時刻及び
高度制限/指定通過高度が一緒に表示される.
× ×
EFIS C/Pの『WPT』スイッチをプッシュすると、フライトプラン・ルー
ト以外のwptのデータ(NAVデータベースに収録されているもの)が
表示される.
× × ×
・アルティチュード・レンジアーク
上昇・降下時、MCPのALTウインドウにセットした高度へ到達する地
点を現時点の対地速度と昇降速度から予測し、表示する.機体性能
や風の状況は予測データ算出の際に考慮されないので、外的・内的
要因によりレンジアークの位置が変動する.
× × ×
・T/C
・T/D
・E/D
・S/C
・T/C:トップ・オブ・クライム(巡航高度到達地点)
・T/D:トップ・オブ・ディセンド(降下開始地点)
・E/D:エンド・オブ・ディセント(降下終了地点)
・S/C:ステップ・クライム(段階的に高度を上げていく地点)
VNAVプロファイルが変化する地点に丸い小さな緑色の円と共に表
示される.S/Cはオプティマム・ステップ・クライム地点、つまりFM
Cが算出した最も効率の良いステップクライム地点の位置に表示さ
れる.但しPS1.2ではS/Cの表示はされない.
× × ×
・ルートがアクティブ(LEGSページのタイトルにACTが表示)な時、ル
 ートはマゼンタ色の連続した線で表示.
・ルートが修正(LEGSページのページタイトルにMODが表示)され
 ている時、ルートは白色の長い点線で表示.CDUのEXECキーを
 プッシュする事で修正データが変更され、LEGSページのページタ
 イトルがACT…に変わり、ルートがマゼンタ色の実線で表示される
 ようになる.
・ルートがインアクティブ(LEGSページのページタイトルにACTやMO
 Dが表示されていない)な時、ルートは青色の短い点線で表示.C
 DU RTEページ LSK 6Rの『ACTIVATE>』をプッシュした後
 EXECキーをプッシュ事によりルートがアクティブになる.
× ×
・オフセット・ルート
RTEページ LSK 6Rの『OFFSET』ラインにデータを入力する事に
より、フライトプラン・ルートの左右いずれかに並行ルートを作成する事
が出来る.EXECキーをプッシュすると、LNAVとA/Pをエンゲージし
ていればオフセット・ルートへ向けて旋回し、オフセット・ルート上を飛
行する.航路上の天候が悪くなり左右へ回避して飛行する時に作成
するもの.
× ×
(VOR)


(DMEか
TACAN)

(VORDMEか
VORTAC)
・CDUのNAV RADページにより受信中の各局は緑色で常時表示.
・EFIS C/Pの『STA』スイッチをプッシュすると、NDのレンジが3
20NM以下の時、NAVデータベースに収録されているエアウェイ用の
局を表示.NDのレンジが40NM以下の時はターミナル用の局も表示.
× × ×
EFIS C/Pの『POS』スイッチをプッシュすると、NAV RADページに
より受信中のVOR局までエアプレーン・シンボルから緑の直線
が引かれ、VOR局から自機までのラジアルが表示される.
× × ×
・CDUのNAV RADページでマニュアル入力したVOR局(LSK 1L
とLSK 1R)とコース(LSK 2LとLSK 2R)、それにレシプロカル(
入力したコースと正反対の方位)が緑色で表示される.
× × ×
VNAVによる降下の際にVDI(Vertical Deviation Indicator:垂直
方向偏位計)が表示され、VNAV降下プロファイル(VNAV PATH)か
らの偏位量を示す.スケール中央が正規のVNAV PATHで◇シンボ
ルは自機のポジションを表わす.つまりVNAV PATHよりも高いと中
央よりも上がり、低いと中央より下がる。スケール末端で±400FTで
ある.偏位量の具体的な数値はCDUのPROG2/2ページ LSK 2
R確認する事が出来る.
× × ×
NDがAPPモード及びVORモードの時に表示.マゼンタ色のCDIはセレク
トしたローカライザー・コース若しくはVORコースからの偏位量を示し、ス
ケール中央の位置がオンコース(正常にコースに乗っている状態)となる.
× ×
PFDのGSデビエーション・インジケーターと同一のもの.ILSのグライドス
ロープからの偏位量を示す.
× × ×
TOFROM NAV RADページLSK2Lに設定したVORコースに対して自機の位置
がVOR局よりも手前にいる時は『TO』が、前方にいる時は『FROM』が
表示される.
<参考>下に木更津VOR/DME周辺でテストしたデータを掲載.
× × ×
NDがセンターVORモードの時、エアプレーン・シンボル付近に表示され、
VOR局から遠ざかっているのか近づいているのかを示す.
× × ×
STA
WPT
ARPT
EFISコントロール・パネルのMAPスイッチでセレクトしたデータを表示. × × ×
WXR
+1
・ EFISコントロール・パネルのWXRスイッチをプッシュすると表示され、気
 象レーダーが作動する.又、気象レーダーのアンテナ角度も表示され
 る(実機ではアンテナ角度を調整するダイヤルがセンターペデスタルに
 備わっていますが、PS1では備わっていません.PS1ではアンテナ角
 度が常時+1度の位置にあるものとして設定されています).
・ 気象レーダーは強力な電磁波を発し人体に有害なので、エプロンエリ
 アでは使用出来ない.通常は早くても離陸前にオンにし、進入時にオ
 フとする.
×
エコー強(赤)
エコー中(黄)
エコー弱(緑)
気象レーダーによるエコーを表示.雨域の強さにより色が変化する. ×
IRS(3)
か (L)
か (C)
か (R)
 か (0) 
・ FMCポジションがどのIRU(Inertial Reference Unit:慣性航法基準装
 置/IRSの心臓部とも言うべき装置)によって決められているかを表示.
 IRS(IRU)は3基(L:左、C:真中、R:右)備わっている.
・ 通常、L CDU( 機長席側のCDU)はL FMC(左右2機あるFMCの内1つ)
 から、R CDU(副操縦士席側のCDU)はR FMCからデータの供給を受ける
 (いずれかのFMCが故障した場合でも、インストルメント・ソース・セレクタ
 ーの操作により残りのFMCからデータの供給を受ける事が可能).

【表示例】両ND(3) 3基全てのIRUが正常に作動し、両方のFMCにデータを
            供給している時.IRSポジションとして、3基のIRSの平均
            値が使用される.
機長席側ND(L)、 副操縦士側ND(R)  C IRUが故障している時
機長席側ND(L)、副操縦士側ND(C)  R  IRUが故障している時
機長席側ND(C)、副操縦士側ND(R)  L  IRUが故障している時
機長席側ND(L)、副操縦士側ND(L)  L IRUのみが正常な時
機長席側ND(C)、副操縦士側ND(C)  C  IRUのみが正常な時
機長席側ND(R)、副操縦士側ND(R)  R  IRUのみが正常な時
機長席側ND(0)、副操縦士側ND(0)  IRUが3基とも故障した時
※PS1のコクピットは機長席側の計器をシミュレートしている為、副操縦士側
 のNDについては見る事が出来ません.
× × ×
NDがPLNモードの時にのみ表示.飛行ルートがN(真北)かGRID(グリッド方
位上の北)のどちらを基にして表示されているのかを示す.
× × ×


<参考データ>