EFISコントロールパネル |
DH/MDAセレクター(外側のダイヤル)
*PS1操作*マウスのポインターをセレクター左側のスペース上に持っていき左or右クリック
@DH側にセレクターを合わせると、DH/MDAコントロールによりDH(Decision
Height:決心高)のセットが可能となる.
AMDA側にセレクターを合わせると、DH/MDAコントロールによりMDAのセットが可能となる.
DH/MDAコントロール(内側のダイヤル)
*PS1操作*マウスのポインターをセレクター右側のスペース上に持っていき左or右クリック
DH/MDAセレクターでDH若しくはMDAをセレクトすると、DH/MDAコントロールによりDH若しくはMDAのセットが可能となる.DHをセレクトしている時に0フィート未満にセットするとDHがPFDに表示されなくなる.またMDAをセレクトしている時に−100フィート未満にセットするとMDAがPFDに表示されなくなる。
DHリセットスイッチ(表面カバー部分)
*PS1操作*マウスのポインターをセレクターダイヤル上に持っていき、左or右クリック
(プッシュ)DHを通過して点滅したDH表示をリセットする.
FPVセレクター
(プッシュ)水平儀内にFPV(Flight Path
Vector)が表示される.
(もう一度プッシュ)FPVが表示されなくなる.
MTRS高度セレクター
(プッシュ)PFDの高度表示がメートル単位でも表示される.高度の単位にメートル法を採用しているロシアや中国上空を飛行する際に使用する.
(もう一度プッシュ)メートル単位の高度表示が表示されなくなる.
バロセレクター(外側のダイヤル)
*PS1操作*マウスのポインターをセレクター左側のスペース上に持っていき左or右クリック
@IN側にセレクターを合わせると、気圧の単位としてインチが選択される.
Ahpa側にセレクターを合わせると、気圧の単位としてヘクトパスカルが選択される.
バロコントロール(内側のダイヤル)
*PS1操作*マウスのポインターをセレクター右側のスペース上に持っていき左or右クリック
バロSTD(スタンダード)スイッチによりSTDをセレクトしている時は、バロコントロールにより気圧をプリセット(予めセットしておく事)する事が出来る.プリセットした気圧はPFDの『STD』表示の下に表示され、バロSTDスイッチをプッシュする事によりアクティブになる.またSTDをセレクトしていない時は、バロコントロールにより直接気圧をセットする事が出来る.
バロSTDスイッチ(表面カバー部分)
*PS1操作*マウスのポインターをセレクターダイヤル上に持っていき、左or右クリック
(プッシュ)気圧設定を標準大気圧(STD:2992インチ):QNEにセットするかマニュアルでQNHをセットするかを選択するスイッチ.TRANS ALT(トランジション高度)未満では報告されているQNH(離着陸空港や飛行している空域の大気圧)をセットし、TRANS ALT以上ではQNEとしてSTDをセレクトする.ちなみに日本のTRANS ALTは14000FTであるが、ヨーロッパでは4500FT〜8000FTである国もある.
センター(CTR)スイッチ(表面カバー部分)
*PS1操作*マウスのポインターをCTRスイッチ上に持っていき、左or右クリック
(プッシュ)押す度にND画面が拡大(エクスパンド表示)⇔全方位(センター:フルコンパスローズ表示に切り替わる.
但しPLNモードの時には常に拡大表示となる為CTRスイッチを押しても変化しない.
NDモードセレクター(ダイヤル)
*PS1操作*マウスのポインターをCTRスイッチ周辺に持っていき、左or右クリック
●APP(アプローチモード) | |
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エクスパンド・アプローチモード | センター・アプローチモード |
ILS進入の際のバックアップとして使用する.但しMAPモードでも必要な情報はPFD及びNDに表示されるので、通常のILS進入ではMAPモードを使用する.APPモードの際には、ND画面はHDG UP(ヘディング・アップ)表示となる.
●VOR(ブイオーアールモード) | |
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エクスパンド・ブイオーアールモード | センター・ブイオーアールモード |
飛行中にVORを用いた航法を行なう時はVORモードにする.但し−400はAFDSにNAVモードがない為VORのコースに乗って飛行するにはHDG SELモードを用いなければならない.VORモードの際には、ND画面はHDG UP(ヘディング・アップ)表示となる.
●MAP(マップモード) | |
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エクスパンド・マップモード | センター・マップモード |
通常使用するモード.FMCに入力したルートを地図のように表示させる事が出来る.MAPスイッチを押す事により、FMCのNAVデータベースに入っている空港、VOR、VOR/DME、TACAN、wpt(ウェイポイント)等の位置を表示させる事が可能.MAPモードの際にはND画面はTRK UP(トラック・アップ)表示となる.
●PLN(プランモード) | |
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プランモード | CDU LEGSページ |
通常はプリフライト時(出発前)に、FMCのNAVデータベースから呼び出したルートをチェックする際に使用する.PLNモードにするとND中央部にアクティブwpt(CDU LEGSページ1/Xの最初のwpt)が表示され、LEGSページのLSK6Rに表示されるSTEP>キーをプッシュする事により順次次のwptがND中央部に移動する.
PLNモードの時に注意しなければいけないのは、表示されるルートは現在飛行機がとっている方位に関係なく画面真上がが真北(北緯73°以北及び南緯60°以南ではグリッド方位)となるよう映し出されるということである.それなのに、コンパス部分とその上に表示される『TRK○○○MAG (or)
TRU』には、現在飛行機がとっている飛行方位を基準とした表示がなされる(つまりコンパスよりも上の部分はMAPモードと同じ内容が表示される)。
NDレンジセレクター
*PS1操作*マウスのポインターをセレクター上に置き、左or右クリック
NDの表示範囲を10〜640マイル間で選択する.通常離陸時は20マイルレンジを、飛行中は次のwptが画面上に見えるレンジを、着陸進入時は10マイルレンジを選択する.実機では(新型の−400では)5マイルレンジが選択可能なタイプも存在する.
ADF/VORスイッチ
*PS1操作*マウスのポインターをスイッチ上に置き、左or右クリック
−400のADF、VORは各々L(レフト)とR(ライト)の2種類を選択することが可能である.EFISコントロールパネル左側のスイッチはVOR L若しくはADF Lを、右側のスイッチはVOR R若しくはADF Rをセレクト出来る.システム上VOR LとADF L若しくはVOR RとADF Rを同時に使用出来ないようになっている.この為VORとADFを同時に使用したい場合は、VOR LとADF R若しくはVOR RとADF Lというように組み合わせて使う事になる.通常 機長席側のVOR/ADFスイッチはVOR LとADF R、副操縦士席側のVOR/ADFスイッチはVOR RとADF Lの組み合わせで使用する.
(VORを選択) 受信中のVORのポインター及びVOR局の名称をNDに表示する.DME局が併設されている場合には自機からDME局までの斜めの距離(スラントレンジ)も併せて表示する.
(ADFを選択) 受信中のADFのポインター及びADF局の名称をNDに表示する.
(OFFを選択) 受信中のVOR若しくは/及びADFのポインター及び名称が表示されなくなる.
MAPスイッチ
(プッシュ) 該当データを表示する.
(もう一度プッシュ) 該当データを表示しなくなる.
*PS1操作*マウスのポインターをスイッチ上に置き、左or右クリック
@セレクトしたスイッチのデータがND上に表示される.
A同時に2つ以上のMAPスイッチをセレクトする事が出来る.
Bデータの表示可能範囲を超えるとNDに『EXCESS DATA』(アンバー色)と表示される.
●WXR(ウェザーレーダー)
気象レーダーの画像がカラーで表示される(エコーの強弱により赤・黄・緑色の3段階).NDのモードがPLN,センターVOR,センターAPPモードの時にはウェザーレーダーは使用出来ない.
●STA(ステーション)
NDのレンジが40マイル以下の時は、FMCのNAVデータベース内にメモリーされている全てのVOR,VOR/DME,TACAN局のシンボルと名称がNDに表示される.レンジが80マイル以上の時は、エアウェイ用のVOR,VOR/DME,TACAN局のシンボルと名称が表示される.NDモードがMAPモードの時にのみ使用出来る.
●WPT(ウェイポイント)
NDのレンジが40マイル以下の時は、FMCのNAVデータベース内にメモリーされている5文字のwptのシンボルと名称が表示される.NDモードがMAPモードの時にのみ使用出来る.
●ARPT(エアポート)
NDのレンジが320マイル以下の時、FMCのNAVデータベース内にメモリーされている空港のシンボルと名称(4文字:4レターコード)が表示される.NDモードがMAPモードの時にのみ使用出来る.
●DATA(データ)
各ルートウェイポイント(CDU LEGSページに入力されているwpt)におけるETA(予想到達時刻)及び高度制限/指定通過高度が表示される(高度制限/指定通過高度が入力されていない時はブランクとなる).NDのモードがMAP,PLNモードの時に使用出来る.
●POS(ポジション)
CDUのNAV RAD(ナブレディオ)ページでセレクトした2つのVOR局(オートチューン:Aの場合は自動選局した局)までエアプレーンシンボルから緑色の直線が引かれ、そのVOR局から自機までの実際のラジアルが表示される.また実機では同時に、3基あるIRSの各々の位置を白色のシンボル(★)で表示する仕組みになっているがPS1.2では再現されていない.PS1.3では再現出来るようになる.NDモードがMAPモードのときにのみ使用出来る.