「やった!すごいレコードを作ったぞ!って思ったよ。音楽も歌詞もわかりやすくなって、どの曲も前作 "スティーブ・マックイーン" を上回ってるってね。もちろんこれは意図的にやったことで、ちょっとひねった複雑な言い回しよりシンプルでわかりやすいほうがいいってことに気付いたんだ。」( NME, February, 6, 1988)
1.The King Of Rock'n Roll
「ある日バスを降りて、ギターを手にして20分で書き上げたんだ。でもあまりにも変な曲なんで誰にも聴かすことはないだろうって思ってた。こいつはお蔵入り間違いなしだってね。今から思うと馬鹿げてるかもしれないけど...」(雑誌名不明)
「ポール・マッカートニーがクリケッツのドラマーに僕を紹介してくれた時のことなんだけど、”君はこの男の歌を聴いたことがあるだろう?”って言って、この曲のコーラス部分 ”ホットドック!ジャンピング・フロッグ!アルバーカーキ!”を歌い出したんだ。僕は ”その曲のせいでみんなは僕らことを変なレコードを作ってるって奴らだって思ってるみたい” 言ったら、マッカートニーは ”でもパディ、僕は楽しくて愉快な歌だと思うよ” って言ってくれたんだ」( Rolling Stone, March 7, 1991)
2.Cars And Girls
「この曲はアンチ・ロックソングなんかじゃない。ブルース・スプリングスティーンが言うところの"人生はハイウェイ"的なメタファーでこの複雑で悲哀に満ちた世の中を表現するのは無理があるってことを言いたかっただけなんだ。」(NME, March 25, 1989)
3.I Remember That
「"アイ・リメンバー・ザット"っていうフレーズはしみっれたお涙頂戴とは違うロマンティシズムに近い言葉なんだけど、それこそまさに僕の表現したかったことなんだ。」(Epic promo flier,1995)
4.Enchanted
「この曲は歳をとってから熱中できるものを見つけることについて歌ってる。18の時にもってたパワーは歳をとるにつれて失われていく。でも18の時にはまだ自分でなにもかもやることができるって思ってるんだ。」(雑誌名不明)
5.Nightingales
6.Hey Manhattan !
「ニューヨークのことをよく知らないのに、こんな歌を作ってみんなに聴いてもらうのは申しわけないんだけど。僕は5番街を歩いていても、カーライルホテルがどこにあるか本で見なきゃなんないほどこの街について何にも知らないんだ。この歌の中で歌われているのは
カンサスの田舎から出てきた18、9の少年で、彼にとってはニューヨークで暮らすってことがすべてなんだ。新しい場所、子供のころに見たあらゆるラッキーなチャンスが転がっているニューヨークで生きるってことがね。でもラッキーなチャンスなんてあっという間に過ぎ去ってしまうもんなんだよ。」(Sounds, May 14, 1988)
「この曲はぜひアメリカ人の歌手に歌ってほしかったんだけどうまくいかなかったね。アイザック・ヘイズがぴったりだと思って、彼に頼もうとしたらレコード会社にだめだって言われたよ。」(Epic promo flier, 1995)
7.Knock On Wood
8.The Golden Calf
「19歳の時書いた曲で、結成当時パブで演奏してた頃のレパートリーの中のひとつ。当時好きだったバリバリのロックンロールっぽい曲だったんだ。でもどんな曲かよく覚えてないから、カバーバージョンをやってるような感じだったよ。」(i-D: The Tribal Issue)
9.Nancy (Let Your Hair Down For Me)
10.The Venus Of The Soup Kitchen
「スープキッチンのヴィーナスでは不安な感情について歌ってる。」(NME, March 25, 1989)
Nero the Zero(アルバム未収録曲)
「地元ダーラムのちっちゃなパブで昔よく演奏していた曲のひとつで、ニューキャッスルのスタジオにこもって、アレンジも全然考えないで2日間で6曲っていう手っ取り早さで録音したんだ。18か19ぐらいの時に書いたのかなあ。ダーラムでやってたあの時のことをそのままの歌ってるおかしな歌詞だよね。」(Creem 年月日不明)
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