冬虫夏草の効用
中国の歴代皇帝や貴族が冬虫夏草を不老長寿の秘薬としてこぞって求めたのは
継続的に摂取すると「力がみなぎり、気持ちが安定し、病気をしなくなる」
その、確かな薬効にあったといわれています。
今日の冬虫夏草の研究はこれらの効用を科学的に解明しました。
壮寿草に含まれる主な有効成分を効用別に纏めたものが次の表です。
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抗腫瘍、免疫力強化、抗がん剤副作用の軽減 |
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エルゴステロール、β−グルカン |
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セレン、アラニン |
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殺菌・抗菌作用 |
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マンニトール |
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活性酸素消去作用 |
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SOD酵素、ビタミンB6 |
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トコフェノール(ビタミンE) |
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リポフラボン(ビタミンB2) |
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抗アレルギー、免疫調整作用 |
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マンニトール、アスパラギン酸 |
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β−グルカン、ヒスチジン |
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ストレス緩和作用 |
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サイアミン(ビタミンB1) |
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リジン、チロシン |
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抗ウイルス作用 |
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マンニトール |
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血管強化、血流調整作用 |
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マグネシウム、カルシウム、グルタミン酸 |
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セリン、グリシン、銅 |
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内分泌、代謝改善作用 |
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マンニトール、エルゴステロール |
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イソロイシン、ロイシンン、バリン |
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鎮痛・消炎作用 |
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フェニルアラニン、SOD酵素 |
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組織再生作用 |
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亜鉛、アルギニン |
壮寿草の作用は「全身の細胞を活性化し」、「免疫機能を強化し」、また
「アトピーなど免疫機能の過剰反応の調整をし」、体内諸機能のバランス
を整える」ことに集約されますが、これは人間の持つ自然治癒力を高める
ことなのです。
つまり、壮寿草はどの成分がどの症状に効くと云う以上に、天然薬理成分
の宝庫といわれるほどの多数の成分が総合的に働き私達人間を健康にして
くれるのです。
<壮寿草の抗酸化作用>
活性酸素は過酸化脂質を形成し、細胞を損傷、老化を早めるほか、生活習慣病
など、さまざまな病気の原因となっています。そして、免疫力が落ちると活性
酸素が溜まり、活性酸素が溜まると免疫力が落ちるという悪循環に陥ります。
壮寿草は強力な抗酸化作用を持ち、免疫力強化成分との相乗作用で、私たちの
健康と老化防止に効果を発揮します。
α-リノレン酸自動酸化に対する抗酸化活性
(神戸大学農学部分析資料)

<免疫力賦活の仕組み>
βグルカンが免疫力を賦活させ、「がん」に対し抗腫瘍性を示す仕組みは、
未だ、解明されていません。
おそらく、βグルカンが(消化を受けずに)腸管のリンパ組織で免疫系の
細胞に取り込まれ、腸管系の免疫系を刺激する事で活性マクロファージを
分化し、インターロイキン(サイトカンの一種)を分泌しTリンパ球の中
のヘルパーT細胞を刺激するためだろうと云われています。
<フユムシナツクサタケ(中国チベット冬虫夏草)との成分比較>
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分析試験項目 |
壮寿草 |
フユムシナツクサタケ |
分析方法ほか |
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セレン |
1.56ppm |
0.06ppm |
蛍光光度法 |
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エルゴステロール |
406mg/100g |
311mg/100g |
高速度液体 |
滋養栄養補給を目的とした健康食品が多い中で壮寿草は人体の防衛と
強化を図る数少ない食品の一つです。
<学会発表など>
第123回日本薬学会(長崎市)
『ハナサナギタケ(Isaria Japonica
Yasuda)培養液の消化管免疫応答
に及ぼす影響』について
第124回 日本薬学会(大阪市)
『ハナサナギタケ(Isaria Japonica
Yasuda)培養液の抗腫瘍効果 』
について
東北大学企画展「冬虫夏草の世界」