とぜんぐさ(不定期雑記)

a@010  カンパが街にやって来た

  寒波である。

  今朝、出勤しようと家を出たら、目の前を通り過ぎる車の屋根に雪が積もっていた。「ありゃあ?」と思っていたら、あちらこちらで雪を積んだ車が走っている。だけど足下はいつもの地面。天気もいい。
  う〜ん、夜のうちに雪でも降ったか、そう言えばいつもより今朝は寒いような気がする…
  と、いう程度で職場に到着すると、課長から電車が遅れて遅くなると連絡があったらしい。よくよくまわりに聞いてみると、大阪南部や奈良では、朝から雪が積もっていたという。

  報道によると奈良では積雪4センチだったほか、山陽新幹線も遅れているそうだし、中国自動車道も通行止めだそうな。おおっ、久しぶりの大雪なんだと思っていたら、秋田では24時間降雪量が54センチとな。ううむさすがは東北、ケタが違う。


  寒波というとなぜか「水道管」を連想してしまう。「寒くなると凍って破裂する」というのは幼い頃に親から叩き込まれた知識なのだが、ううむ、雪国でもないのにどうしてあんなに神経質だったんだろうか、うちの親は。
  念のために調べてみると、主に屋外で露出している水道管に破裂の危険性があるのだという。もちろん地面の下や家の中とて侮れないだろうけれど、そこは大阪。それほど神経質になることもないような気がする。でも昔の家は屋外にむき出しの水道管が結構あったような気もするので、そのあたりに原因があったのかもしれない。

  さて、大阪の天気予報をチェックしていたら、「低温注意報」なるものが出ていた。これはなんだろうと思い、また調べてみたところ、
  「低温によって、災害の起こるおそれがある場合にその旨 を注意して行う予報です。低温のため農作物などに著しい被害が予想される場合や、冬季の水道管の 凍結・破裂による著しい被害が予想される場合などに行います」
  と、解説されていた。すると大阪の水道管といえども破裂のおそれがあるということなのか。やっぱ「寒波=水道管」の図式はあながち間違いではないゾ。

  ところで、この「低温注意報」。地域によって基準が違うのだそうだ。たとえば大阪でこの注意報が発表されるのは、気温が「−5度以下」になるような場合とのことだが、これが札幌だと「最低気温が平年より8℃以上低い」場合(冬バージョンだよ。夏バージョンは別に基準があるそうだ)に発表されるという。「平年より…低い」というのがスゴイね。「平年」の段階ですでに、「−5度」なんか余裕で下回ってるような気がするぞ。 

  ウムム? そうすると札幌の水道管は大阪の水道管より頑丈にできているとでもいうのか?

  また謎が増えた…

(H15.01.29 記)

  追記。

  てなことを書いていたら、その二日後くらいに大阪のド真ん中で地中の水道管が破裂していた。原因は「寒さによる凍結」だそうだ。
  やはり大阪といえど侮ってはならないのだった。反省。
(H15.02.06 記)





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