とぜんぐさ(不定期雑記)

a@023  鳥インフルエンザ

  京都府丹波町の鳥インフルエンザ問題は、鶏の大量死に加えて、兵庫、滋賀、京都、大阪、島根の5府県に出荷していたということで、なんかえらい展開になりそうである。その行為の是非を問うというのは、もちろん問題外なのだが、地域という視点で見てみれば、非常に大きな影響が周囲に及ぶのであるから、正しい行動をとるというのは、本当に勇気と根性が必要なのだなと感じるのです。

  気になるのは、「丹波」ってのは鶏だけではなくいろんな物産のブランドでもあるので、そういった「丹波産」ブランド全体のイメージダウンにつながったりはしないかと、それが心配なのですよ。丹波の黒豆はなかなかおいしいですしねえ。丹波牛も高級品だし(なかなか口にできないけど)、松茸も地酒も、野菜もなかなかに良いのです。がんばれ「丹波」。

  さて、鳥インフルエンザだけれど、Yahoo!ニュース のトピックスでここ数日を振り返ってみると、やはり多いです。わんさか出てきます。

  京都市立病院感染症科部長の話をまとめた記事では、人体への感染の危険性は少ないとされていますが、しかし用心には越したことはないように思えます。

  さらに30q圏内の一覧も出ていて、それによると、4府県の計37市町村が該当しているそうで、
  【京都府】京都市、亀岡市、福知山市、舞鶴市、綾部市、美山町、和知町、三和町、京北町、丹波町、日吉町、八木町、園部町、瑞穂町、大江町
  【大阪府】茨木市、箕面市、高槻市、能勢町、豊能町
  【兵庫県】宝塚市、三田市、川西市、篠山市、西脇市、猪名川町、吉川町、市島町、春日町、氷上町、柏原町、山南町、黒田庄町、社町、東条町、青垣町
  【福井県】名田庄村
  だそうです。なんかなじみのある地名が一杯である。

  そしてスーパーマーケットからの自主撤去の記事もありましたが、その中でも、
  『丹波地方を中心に展開するスーパーマツモト(本社・亀岡市)は、取り扱うほぼ100%の卵が丹波産を中心にした府内産品で、午前中に30キロ圏内の養鶏場から出荷された卵と鶏肉をすべて撤去した。松本隆文社長は「地産地消運動を進めてきただけにまさか京都産で出るとは」と話した。』
  というのは京都新聞の記事のようですが、この「マツモト」にはわたしもよく行くのですよ。なんせ、野菜が安い。しかも地場産ものなので安心感があるのですが、それが今回は裏目に出てしまったようです。

  ところで京都の鳥インフルエンザが報道され始めたのは27日の午前からと思われますが、土曜日(28日)に配達された「マツモト」の広告には29日の特売品の中に「卵、1パック68円」というのがありまして、これが堂々と「丹波町・三和町・舞鶴市産」とあったのでした。おいおい。まさか在庫処分じゃねえだろうな、さっきの引用記事は27日の午後の記事だぞ。どうなってんだと思っておりまして、実はワクワクしながら、本日、「マツモト」へ行って参りました。いや、ホントは「ぶなしめじ」が50円だったので買いに行っただけなのですが、卵はしっかり他県産のものになっておりました。広告の印刷手配が間に合わなかっただけなんだろうと、そう解釈しておきます。でも今朝(29日)の広告にも、まだ「丹波町・三和町・舞鶴市産」があったんだけどなあ(笑)。



  あと、心配なのが八木町のダチョウである。あの連中、大丈夫かねえ。来週あたり様子見に行こうかねえ。

(H16.02.29 記)





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