おとらの古新聞

昭和09年12月07日「婦人によって銃後を固めよ」
昭和9年12月7日付 大阪毎日新聞。

大阪城東練兵場において、国防婦人会記念講演会が開かれ、荒木、近藤両将軍により講演が行われたようです。

記事の内容を抜粋しますと、
『…講演に入り近藤少将は、「非常時における婦人の覚悟」と題して、国策遂行に当たっては、婦人の助成なくして国家総動員の働きは望まれない意味を大戦当時の英国の実例によって説明、非常時婦人の覚悟を促し、次いで荒木大将は「日本婦人と国防」の題下に、非常時に慮する婦人のとるべき道は天職の家政のみでは十分でなく、日本精神の保存者として、またその培養者として軍国日本を認識した活動に出なければならぬ旨を力説…』
となっています。

昭和9年といいますと、その前年に国際連盟の脱退が行われ、二年後の昭和11年には2・26事件。そして翌12年、日中戦争勃発という時系列の中にありました。





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