おとらの古新聞

昭和09年12月07日「三千九百円持ち逃げらる」((事件)
昭和9年12月7日付 大阪毎日新聞。

大阪市此花区で発生した事件です。
顛末はといいますと、5年間実直に働いていた男が、湯屋を始めたいので見せ金として少しの間、2千円貸して欲しいと社長に申し出たところ、預金通帳と印鑑を渡され、下ろしてくるよう命じられたそうです。しかし、男はそのうち三千九百円を下ろし、妻を置き去りにして持ち逃げしたというのです。
この社長はそれでも男を信じて3日間待ったそうですが…





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