比叡の山に琵琶湖の姿を求めて

(比叡山)

マクド!
  のっけから余談ですが、京都のマクド(関東
ではマックとか言うらしい)は、茶色なんですな
あ。景観に配慮してて...

  と、街並みを眺めながらのドライブは平成13年11月4日、比叡山へ向かうわたしたちでし
た。昨日、兵庫県香住町へ向かい(時をかけるおとら 「余部の空に駆けた汽車」 を見て
ね)、そのまま親戚の家(ゆきちゃんの家なんですが)に泊めていただいた翌日の日曜日、朝
から比叡山へ絵はがきの風景を求めて車を走らせているのでした。同行者は助手(に格上
げ。ありがたく思え)のゆきちゃんです。
  うう、それにしても昨夜のおでんはおいしかったなあ。叔母さんありがとう。(大阪ではホント
は「関東煮」と言うのです。「カントダキ」。わたしはあんまり使いませんが)
  お酒もおいしかったなあ。叔父さんありがとう。などと、お気楽なことを言っているからエライ
目にあうのですよ。この後。

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  比叡山は京都府と滋賀県の県境にあります。わたしは絵はがきの分類上、主要な道路(比
叡山ドライブウエイ)がある方、滋賀県としました。

  比叡山と言えば延暦寺。なんですが、実は比叡山のどこを探しても「延暦寺」って看板を出
している建物としてのお寺はありません。山そのものが延暦寺で、山中、随所にお堂があるわ
けです。伝教大師最澄は、延暦4年(785)7月中旬に初めて比叡山に草庵を結び、延暦7年
薬師如来を本尊とする一乗止観院(「いちじょうしかんいん」後の根本中堂)を建立しました。こ
こから、比叡山三塔と称される堂塔伽藍が始まったのです。
(参考:「地方史事典」地方史研究協議会編 弘文堂 平成9年刊)


料金所近く
  比叡山への山道を機嫌良く走っていたわたしたちですが、比叡山ドライブウエイ料金所にさしかかろうかという頃、重大なことに気が付いたのです。ガソリンがない! そうです。昨日の香住行きからこっち、給油を忘れていたのです。山の上にガソリンスタンドはありません。料金所入り口を横目に見ながら、大事をとってそのまま滋賀県大津市側へ降りることにしたのでした。トホホ。
 大津市で給油後、ふたたび来た道を戻り、比叡山へのぼります。う〜ん、滋賀側からのほうが走りやすいぞ。

  と、いきなりウロウロする旅の始まりは、思えば『のぼったりくだったり』という今回の旅の様子を、暗示していたのかも知れません。

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  ところで、今回追いかける絵はがきの風景を見ていただきましょう。

琵琶湖遠望(左)
琵琶湖遠望(右)
四明ヶ獄ヨリ琵琶湖遠望(左右)

  琵琶湖の眺望を是非、見たかったのです。さて、どうなりましたやら。