03.7.26 ぽんちゃんの自転車
もうすぐ6歳になるぽんちゃん、ひらがな、カタカナも読み書きできるようになり、4月にはママと同じようにピアノも始めました。プールでも、ヘルパーを付ければ背の届かないところでも得意の犬かき(!?)で泳げるようになり、急にいろいろ出来るようになってきました。パパたちは、次は自転車の補助輪をはずして乗れるようになる事かなー、と思っていました。
しかし、パパたちの予想に反して、なかなかすぐにとは、いきませんでした。自転車は、アーちゃんが知り合いから古いのをもらってきてくれたので、練習する事は出来たのですが、補助輪を付けて前進するのが精一杯という状態が、もう4ヶ月も続いていたのです。他の子が4歳くらいから、乗れるようになっているので、そろそろ乗って欲しいなーと考えていました。
それで、1ヶ月くらい前から、補助輪をはずし、後ろを支えてやって練習を始めていたのですが、平衡感覚はまだ全然ないといった感じでした。また、やる気を起こさせようと、「乗れるようになったら新しいのを買ってあげる」と言って、自転車屋さんに見に行ったりしました。もらってきた自転車は錆び付いてハンドルやサドルの高さの調節が出来なくなっていたので、乗りにくかったのです。そこに買いに来ていたよそのお義母さんに聞いても、「今4歳だが、今度で2台目」、とか言っていました。パパもママも焦っているわけではありませんでしたが、ぽんちゃんの成長が見たかったのです。
7月に入っても相変わらず後ろを持ってやって練習を続けていましたが、あまり変わりありませんでした。変化が見え始めたのは7月17日頃でした。手を離しても少し進むようになってきました。するとみるみる上手になり、20日頃にはほぼ完全に乗れるようになったのです。ぽんちゃんはもちろん大喜びでしたが、パパたちは自転車を買ってあげたくて我慢が出来なくなってきました。
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楽しそうに乗るぽんちゃん。 |
この直後ぽんちゃんは車のバンパーに激突 |
1ヶ月待てば、ぽんちゃんの誕生日なので、それまで待つ、という案もあったのですが、パパは誕生日だからとか、成績が上がったから、というような理由で買うのはあまり好きではありませんでした。パパのお母さんは、必要なものなら買うし、誕生日でも必要がないものは買わないとという風にしてきたからです。また、何か買ってもらうために勉強するというのもおかしいからです。それに、弟の凌くんも自転車に乗るのが大好きなのですが、凌くんはまだ補助輪がいるので、共有は難しかったのです。補助輪をはずしたために、凌くんは自転車に乗れなくなっていたのです。ぽんちゃんが新しいのを買ってもらったら古い方を自分にもらえると言われ、それを楽しみにしている凌くんがかわいそうで、誕生日まで待たずに買ってやることにしました。
次の土曜日、みんなで自転車を買いに出かけました。イズミヤの角にある「サイクルベースあさひ」というところに行ったのですが、大胆にも、乗れるようになってまだ1週間くらいしか経っていないぽんちゃんに、家まで乗って帰らせるつもりで、みんなで自転車で行きました。ママが1台に乗り、パパが前と後ろに1人ずつ乗せて行きました。
お店に着くと、買う自転車はだいたい決めてあったので、じきに買って出発しました。パパが凌くんを乗せて前を走り、真ん中がぽんちゃん、その後ろからママが付いて走ったのですが、パパは心配で心配でしょっちゅう後ろを振り返りながら走ったので、首は痛くなるし、バス停のベンチにぶつかりそうなったりしてとても疲れました。
凌くんは、これで古い方の自転車がもらえると思い、こちらも嬉しそうです。帰りの自転車でもずっと「帰ったらコマ付けてよ。」と何度も念を押していました。「パパ、コマどうやって付けんの?」と聞くので、「ねじ回しで付けんのよ。」と言うと、「家にねじ回しある?」と聞くので「あるよ。」と言うと「やった!」と、とても嬉しそうです。
ぽんちゃんもさすがに疲れてきたようだったので、紀三井寺の王将で、少し早い晩ご飯を食べました。二人とも餃子をたくさん食べ、また出発しました。今度は危なくないように、中の道を通って帰りました。ぽんちゃんは家に帰ってからも、大喜びで家の前をずっと自転車で走っていました。凌くんも古い方の自転車に補助輪を付けてもらい、大喜びで乗って遊びました。
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新しい自転車に大喜びのぽんちゃん |
補助輪を付けてもらってご機嫌の凌くん |
その後も、ぽんちゃんは毎日、朝保育園に行く前と、夕方保育園から帰ってからと、夜寝る前に自転車に乗っています。