どんぐりさんへの道
動くくるま

02.12.22 2回目のおつかい(後編)

前回と同じようにパパがカメラを用意している間に、ママは子供たちを送り出しました。子供たちは初め、「(自分たちだけで行くから)ママ来んといて!」と言ってママを押し戻して、元気に走っていきました。でもパパがカメラを手に、外に出てみると、ママはずーっと遠くにいて、こちらに走って戻ってくるところでした。ママの話によると、
 子供たちは初め、元気に走り出しましたが、しばらくすると二人で走って戻ってきて、「どこで曲がったらいいか、分からん。」と言うので、最初の曲がり角 (地図の@) の近くまで一緒に行った。とのことでした。その後二人はまた元気に走り出したとのことでした。
 そこでパパとママは車を取りに戻り、車で先回りをして、曲がり角の少し先で隠れて待っていました。しかしいくら待っても子供たちは見えてきません。@で間違えることはないだろうから、車を取りに行っている間に先に行ってしまったに違いない。Aの辺りは少しややこしいので、そこで迷っているに違いない。そこでパパたちは車で岡田八幡神社まで行き、周辺を探してみました。しかし子供たちは見あたりません。車でゆっくり@まで戻ってみると、子供たちを発見! なんと、@で右に曲がらずにまっすぐ行っていたのでした! 工業団地の中で迷ってしまい、よその人に手を引かれて歩いていました。子供たちをもう一度@まで連れて行き、再び(三たびかな?) 送り出しました。

パパたちはまた、八幡神社の近くに車を止め、子供たちを待っていました。すると子供たちは歩いてやってきましたが、やはり道がややこしいので迷っている様子です。道が三角形になったところであっちに行ったりこっちに行ったり、神社に入っていったりしています。でも今更、姿を見せて教えに行くこともできないので、そのまま見ていました。すると二人はもと来た道を戻りはじめたではありませんか!

 パパたちはあわてました。どうしようか考えましたが、こうなっては仕方がありません。おつかいはいったんあきらめることにして、車でまた、急いで先回りをして、(家から来たように見せるため)ぽんちゃんたちの進む先の方から、ぽんちゃんたちを拾いに行きました。近づいてみると、なんと凌くんが顔をくしゃくしゃにして泣いています。やはり寂しくなってしまったのでしょうか。そうではありません。ぽんちゃんが冷静に教えてくれました。「凌くん、うんこしたいんやて」。
 凌くんに聞いてみると、泣きじゃくりながら「う・ん・こ、出・て・も・た・・・。」
 凌くんは、途中でうんこがしたくなってしまって、うんこを我慢しきれなくて、トレーニングパンツの中にしてしまったことが悲しくて泣いていたのでした。ママは凌くんがかわいそうで、しゃがんで凌くんをぎゅっと抱きしめました。

 凌くんのパンツを替えるために、パパが車に乗せて、家に連れて帰ることにしました。ママは、ぽんちゃんを連れて歩いてどんぐりさんまで行くことにしました。もうどんぐりさんには電話してしまっているし、一度歩かせて、道を覚えてもらうためです。

 パパは、凌くんを車に乗せました。凌くんは座れないので、助手席に後ろ向きに手をついて立たせて、帰りました。凌くんはもう泣きやんでいましたが、両方のほっぺたには涙のすじが付いていました。家に帰り、凌くんのおしりをきれいにすると、パパはもう一度ママとぽんちゃんのところへ連れていきました。ママたちはすでにどんぐりさんでおつかい(?)を済ませ、帰り道でした。
 
子供たちは歩き疲れて、途中何度も「抱っこしてー」とぐずりましたが、何とかママと歩いて家に帰りました。

お疲れさまでした。

子供というのは本当に予想通りに動かないものですね。
と言うわけで、今回は写真を撮る余裕がありませんでした。。


戻る ホーム 次へ