02.5.19 はじめての大冒険 (後編)
以前、よねだで自転車を直してもらった時、確かに日曜日でした。でもいつも開いているかどうかは分かりません。パパはそれがずっと心配でした。もし閉まっていたら、もう一度自転車を押して帰る気力は残っていません。しかし祈る思いのパパが見たものはサイクルショップよねだの店のシャッターでした。
その瞬間パパは、重い体とパンクした自転車を支えたまま途方に暮れました。すぐ横では何も知らない子供たちが機嫌良くはしゃいでいました。どうすればいいか、もうろうとする頭でパパは考えました。自転車を店の前に置いてタクシーで帰るか。でもそうすると、帰った後どこも行けません。いったいどうしたらいいんだー!。
その時パパの頭にある事がひらめきました。以前すぐ近くにあったがしばらく休業していたバイク屋さんが、たしか最近またやっていたはずだ。開いているかどうか分からないが行ってみよう。開いていても自転車は扱っていないかもしれない。もし扱っていてもうちの自転車に合う部品があるとは限らない。パパは子供たちを連れ、重たい足を引きずりながら、文字通り祈りながらバイク屋さんまで歩きました。そして幸運にもそのバイク屋さんは開いていて、パンクを直してくれたのです!!
5分くらいで自転車は復活しました。パパも元気を取り戻し、二人を乗せバイク屋さんを出発しました。3人はその足でダイエーへ行き、ぽんちゃんと凌くんはそれぞれひとつずつソフトクリームを、パパはクレープを食べました。食べた後、子供たちはダイエーの中の遊び場へ行き、ご機嫌で遊びました。凌くんは途中でお昼寝になったので、遊び場のベンチへ寝かせてパパはその間ダイエーの中をぶらぶらして、のんびり少し買い物をしました。4時半頃、子供たちも少し飽きてきたのでダイエーを出て、夕食を食べることにしました。すぐ近くに長浜ラーメンの店があり、そこで食べました。パパがラーメンにゴマをかけるのを見ると、大喜びで二人とも自分のお茶碗にもゴマをかけ、たくさん食べてくれました。凌くんは「たまご、たまご!」と言ってゆで玉子も食べました。帰り道、凌くんは元気でしたがぽんちゃんは眠くなってきて自転車の上で寝そうになってきました。何とか頑張りましたが、家に着いた時、ぽんちゃんはすでにもうろうとしていました。パパたちより少し早くママも帰ってきていて、3人を迎えてくれました。やっぱり、よっぽど疲れたんでしょうね。お風呂に入った後、ふたりともいつもより早く眠りについた事は言うまでもありません。今日は頑張ったね。ぽんちゃん、凌くん・・・。
