ぽんちゃんが生まれてじきに、ぽんちゃんのおばちゃんの友美ちゃん(パパの妹)のところにも赤ちゃんが生まれました。そしてその後すぐに友美ちゃんのおなかに2人目もできました。パパたちはそろそろうちも2人目が欲しいな、と思い始めました。しかしなかなか2人目はできなかったので、ぽんちゃんのときにお世話になった産婦人科の先生のところへ言って調べてもらいました。するとまた、ぽんちゃんのときと同じように子供ができにくい病気になっていたので、前回と同じ薬をもらって飲み始めました。
しばらくしてママは体の調子から、(もしかして赤ちゃんができたかも!?)という気がしてきました。パパもそれに気がつきましたが、2人ともそのことについて、お互いに何にも言わずに知らん振りをしていました。当たっていたらいいけど、もし違ったらがっかりするからです。何しろ、薬を飲むだけでできることは滅多にないからです。そういう訳で、病院に行って2人目がおなかにいるとわかった時は、すでに4ヶ月目になっていました。
ぽんちゃんの時は、本を見ながら、今何センチくらいだとか、そろそろ胎動があるとか言っていましたが、2人目になると、どうもこれは、ほっといても勝手に成長していくなと、いうのがわかってきたので、生まれる時も、ほっといてもその時になったらわかるやろ、という感じで、あんまり気にしなくなりました。
その代わり、パパには、名前を考えるという仕事ができました。ぽんちゃんの時には、前にも書いたように高校生の頃から考えていたので、あまり悩まずにすみました。しかし今回は男の子というのが分かっていました。男の子の名前は考えていませんでしたし、女の子と違い、男の子の名前はちゃんとしたものでないと、と思っていたので、パパは悩みました。
凌くんがおなかにできてから、パパはいつも心の中で考えていたのですが、ある日パパが病院で当直をしていると、ママから電話がかかってきて、もうすぐ生まれるかもしれない、と言ってきたのです! パパは焦って、その夜、朝までかかって名前を考えました。なんと漢和辞典の字を初めから終わりまで全部見て、良い字を書き出して考えたのです。結局、その日は生まれなかったので、パパは助かりました。
![]() |
![]() |
![]() |