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 財団法人 ローランド芸術文化振興財団
 エレクトロニクス・アーツ浜松賞 贈呈式

受賞:冨田 勲氏 [作曲家・編曲家]

受賞理由 :
「電子楽器演奏および音楽制作における先駆的貢献と、電子音楽分野の確立に貢献」



エレクトロニクス・アーツ浜松賞の贈呈式は、平成19年5月25日(金)ザ・プリンス パークタワー東京にて開催され、お招きを受け出席させていただきました。
リニューアルされたばかりのホテルの会場は素敵な空間で、最新のモダンな雰囲気の中、海外からのゲストも多く参列され、国際的な賞の重みを感じます。

ステージにはローランドオルガン、ミュージック・アトリエとドラムが置かれ、2つの大きなスクリーンが。
式典は、理事長である梯郁太郎氏のご挨拶より始まりました



「それぞれの楽器には、マザー・カントリーとよばれる、その楽器のルーツである都市や国ががイメージされる。そこで電子楽器にふさわしい都市として
楽器の街、浜松を世界に紹介するべく、エレクトロニクス・アーツ浜松賞として名づけ、第一回の受賞者に「冨田 勲氏」が満場一致で選考された。

梯氏にとっても、特にモーグ・シンセサイザーでの世界的に決定づけたドビッシー「月の光」は大いに刺激的で、音創りへの意欲となった。」と当時の想いを語られた。

スクリーンに今日までの冨田氏のミュージック・シーンが紹介され、数多くのジャケット、海外でのスケールの大きい作品、テーマ音楽等にいまさらながら偉大さを知る。

再放送された<仏法僧に捧げるシンフォニー>も心に残る作品で、自然のなかの響きや共鳴する音の空間に興味が湧く。子供達のわらべ歌のようなメロディーは、NHKみんなのうた6月放映予定。

幸運にも氏とお話でき、「自分の中にアコースティックな音と電子音楽との区別が全く無い・」とおっしゃたことに、大変励みを感じたことをお伝えしました。

                      次に・・・。

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