No29


<ベルギー・フラワーアーティスト
ダニエル・オスト エキシビション〜 東寺・春
     2007年3/22〜27 13:00〜21:00

2004、仁和寺でのイベントが放映された折、凄い感性に驚き、アーティストとしての素晴らしさを認識。
今回またアンコールとして企画された春のイベントで本物を見る機会に恵まれました。

東寺灌頂院の外と内に、東洋と西洋の2つの感性が見事に溶け合い、何とも想像を絶する素晴らしい世界が・・・。

竹と苔を中心に太いものから、裂いてまた新しい斬新なフォームを創り出し、その緻密な完成度が創造
の極みを感じさせる。

菖蒲の葉を波に見立てたオブジェ、柳の枝を束ねたもの、白い椿や桜の小枝の可憐さが日本の情緒を醸し出す。

大きな作品にも繊細さがあり、数知れない人の作業の大変さが想像できる。

準備にはボランティアの力が大きいと聞く。



不眠不休でこの日の作品を生み出し、1週間後には、跡形も無くなる?

写真や映像では残っても作品そのものは、生きている植物。小さなガラスの試験管のようなものに、
水をいれ、咲かせているだけに、短い命・・・。

ダニエル氏はもう次のことを考えるという。

色彩とバランスと造形のトータルした美の追求は
やはり自然を感じさせ、また建物の歴史〜密教美術の宝庫、弘法大使空海の伝えた密教の道場〜の持つ貴重な建築物の奥深さの中に、命をみなぎらせたような、一体感があり、見事な芸術作品に
会うことができました。
またダニエル・オスト氏も会場入りされて、私達に気軽に「こんちにわ」と挨拶!

丁度、東寺は「春の特別拝観」期間中で宝物館、
観智院、五重塔
等拝観。日本の美をお庭や、建物、仏像等再認識。
こんな言葉がありました。

十界 人間-堕落することもできるし悟ることもできる。そういう間的存在。地獄と仏の間、人と人の間、生と死の間。
参考http://www.danielost.jp/event/index.html
http://www.danielost.jp/works/index.html

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