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<JAZZが好きになる大特集>〜4
モダン・ジャズ・カルテット
「THE LAST CONCERT」
情緒的な雰囲気を味わいたいとき
ジャズ界で最も長寿だったグループ、“MJQ”ことモダン・ジャズ・クァルテットは、ジャズの持つブルージーなノリと、クラシックの持つ繊細なアンサンブルを見事に融合し、独特のサウンドを作り上げていた。その上品で室内楽的なサウンドにはファンも多い。
特にミルト・ジャクソンのビブラフォンとジョン・ルイスのピアノのアンサンブルは、他に類を見ないオリジナリティ溢れるものだ。
52年の結成以来、不動のメンバーで活動してきた彼らだが、74年に一旦解散している(81年に再結成)。そのラスト・コンサートの模様を収めたのがこのアルバム。
ここではMJQの主要レパートリーがすべて収められている上に、4人の渾身のプレイが展開されており、MJQを代表する作品になった。ラスト・アルバムが入門用というのもヘンな話だが、初めての人には何といってもこのアルバムを勧めたい。
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マイルス・デイビス
「Cool And Collected - The Best of Miles Davis」
夜、一人、バーボンを飲みながら…
ジャズ史上最大の巨人がマイルス・デイビス。
彼は40年代から、91年に亡くなるまで、常にジャズ・シーンをリードし続けてきた。
彼のスタイルの変遷がそのままジャズの歴史になっていると言ってもいいほどだ。クール・ジャズ、ハード・バップ、モード、フュージョン、ジャズ・ヒップ・ホップなど、常に彼は新しいスタイルを産み出し、後のシーンに大きな影響を与えてきた。
また“マイルス・スクール”という言葉があるように、多くのトップ・ミュージシャンたちを、彼のグループから輩出している。このCDは、そんな彼の様々な時代の音源を集めたベスト・アルバム。今聴くと、カッコいいジャズという印象を受けると思うが、このスタイルのすべてを彼が作り出してきたのである。
またカルロス・サンタナが参加した最新リミックス・バージョンも収録されている。
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