No7

再現部(139〜236)

ここから最初の第一主題が再現、スムーズな自然な流れはさすが!ですね。
(159〜)フルートC#-Cより提示部と異なるメロディーに移行(要注意)

第二主題、(172〜220)転調なし、ニ長調へ
172〜
提示部と同型で弦と管の掛け合い、管の3度(ハーモニーインテリジェンスDUet使用)等、音色は提示部が繰り返され、主調によるD音がクライマックスのカデンツ(206〜208)へ。

この後、終結部への移行部(208〜220)は提示部
同様、同じ形が2回繰り返され、3回目はマイナーに変化されるという、モーツアルトらしい穏やかで繊細な動きが魅力的!(音の違いによる感情の変化を味わって!)

終結部(220〜236)この箇所も提示部と同形ながら、やはり微妙に異なり、弦が中心で管はサポート的に使われている。(見逃さずに!)

コーダ(236〜294)
ここからいよいよ一気に盛り上がりへのスタート!
PPで始まる第一バイオリン2小節のメロディーから、第二バイオリンが同じメロディーを追いかけ、3度のハーモニーを創ったまま、上昇・・・。


途中よりヴィオラとバスーンがコードを変化させつつ加わり、ホルン、オーボエ、フルートと時間差で、Tutiiへ!(249)
ここで<f>になりその間、バスはD音のみ!

この山場はフルートとヴァイオリンがD音をキープ!この高音Dでピーンと張った緊張の中、Cl,Bn,Stが強く、歯切れの良いリズムで(シ・ラ・ファ#・シ・ラ・ファ#)で応答。
ティンパニーも加わり、華やかで自信に満ち溢れた感情が最高潮に・・・
さらにA7、Dの繰り返しでfがキープされ、そのままストリングスとウッドウインドがDスケール下降のあざやかなる、掛け合いへ。

ヘクターは弦を右手と左手で弾分け、soloToLowerにwoodwindを使い、LMにはホルン等ブラスで響きを創る。
ここは最も緊張感があり、上鍵盤、下鍵盤、
それぞれを駆使し、さらに音色チエンジが必要。
(至難の業)

そして最後のクライマックス終結(282〜294)へ
最後にティンパニーロールを何とヘクタ-はsoloToLoweを使い、左手親指で弾くという手法を使って、
<目からうろこ>でした!

以上、お伝えする難しさを感じつつ、大切なことは音の微妙な変化を作曲者のメッセージとして大切にしたいこと、そして、こだわりの無い<柔らか頭>で音創りすること。

♪モーツアルト音楽の<素晴らしさ>〜様々な
変化の多様性〜を再認識!


<知る楽しみ>をこれからもお届けしますね。
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