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オルガンは楽器の「キング」ピアノは「クイーン」


オルガンの歴史は2000年ともいわれ、様々な時代を経て、今日へと継承されている楽器です。
その移り変わりは大変に興味深いもので、それぞれの時代の社会や経済、そして文化を知ることが出来ます。現在、建造物の一部としてのオルガンは教会、礼拝堂からコンサートホールにまで設置されるようになりました。

 またピアノは同じ鍵盤楽器でも演奏人口が圧倒的に多い。ピアノの歴史は300年余りといわれるが、これは現在のピアノ・アクションの原型ができあがってからで、比較すれば15世紀〜16世紀に普及したハープシコードまで遡ることになる。

18世紀にはハープシコードとオルガンを組み合わせた楽器が作られている。

色々な楽器の中でも、ピアノ、オルガン、ギターは
1台で旋律、伴奏、リズムが演奏できるだけでなく、他の旋律楽器や声に伴奏をつけ、ハーモニーで盛り上げる役割もする。




鍵盤楽器の発達とともに、素晴らしい作曲家が続々と誕生したのもそのためである。ピアノとオルガンが
存在しなかったら、近代音楽はここまで成長しなかったと思う。

「オルガンはキング、ピアノはクイーン」の称号を与えられているのは、それだけ多くの人に
愛されているからこそである。



 梯 郁太郎著
 <ライフ・ワークは音楽> 音楽之友社より
                        抜粋



今、オルガンは大きな変化を遂げ、時代に即した最新の技術の上に素晴らしく生まれ変わりました。

次はローランド・オルガン・<ミュージック・アトリエ>
の魅力についてのぺージです。
 
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