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2005年 11月3日 文化の日
<京都御所 秋の一般公開>
近くに住んでいても、行く機会がないと知らないままに・・・・で、今回安政2年に再建から150年の節目、特別公開もある御所の一般公開に文化の日の今日、参りました。
日本各地のみならず、外人観光客も見受けられ、
玉砂利を踏み列をつくり、まず手荷物チェック。
宜秋門より順路に沿って見学。
まず立派な松があちこちに・・・。手入れも当然ながら行き届き、それぞれに芸術的。
建物は御車寄より重厚な金の彫りの玄関、屋根の勾配はどれも素晴らしく、<日本の美>の極致を
感じます。
建礼門を左にみると、何とも趣きのある美しさに思わずシャッターを!
赤いご門(承明門)からみる紫宸殿に多くのカメラマンがアングルを考え、全貌を捉えようと・・・。最も
美的魅力のある建物で、また右近の橘、左近の桜があり、即位礼などの重要な儀式が行われる格式
高い正殿。
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続いて日常の生活の場として使用された、清涼殿へ。また皇太子の元服の儀式に使われた小御所へと続く。
ふすま絵もそれぞれに見事で鮮やかな色彩やデザインも、時代を超えた魅力が・・・。
ちょうど紅葉はじめたもみじが彩る御池庭は、回遊式の庭園で秋を味わい深く鑑賞。
またお庭は御常御殿に御内庭があり、ここも紅葉が緑を際だし、日本庭園ならではの落ち着きが。
京都御所は1331年から1869年まで皇居とされ、
その間何度も火災により焼失し、その都度再建されたという。
京都の歴史とその魅力は、この長きにわたる都のあったことにより作られ、今なおその趣を残し、継がれていく由縁であろう。 |
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