No5
2005年 10月14日
<ルーブル美術館展>
  19世紀フランス絵画 
          新古典主義からロマン主義へ

フランス革命が生んだ美の殿堂「ルーブル」。
あふれる名作、絵画を35万点以上も所蔵する巨大美術館より、日本初公開の作品56点を含む73点が
京都市美術館で16日まで公開されています。

絵画も見るのは大好きで、やはり音楽とは異なる、芸術に、また<表現すること>を学び、画家の人生や背景の社会に、大いに興味が湧きます。

フランス旅行ではもちろん立ち寄り、ガラスのピラミッドに驚きつつ、モナリザ他何点かのお目当ての絵画とご対面・・・。余りの広さと大きさ、そして自由に
鑑賞できる雰囲気に、芸術を愛するお国柄を再認識。

またそれらの名画が鑑賞できる機会と、まだ暑さの残る京都に出かけました。







入り口は超満員!車椅子を押すボランティアの方も
多くて、その人気にあらためて驚きです!

19世紀前半のフランス絵画は、市民社会から生まれ、理性を重んじる新古典主義、情熱に憧れたロマン主義、そして、現実直視の写実主義へと展開。
やがて印象派に代表される近代絵画へ・・・。

この潮流は音楽の歴史と重なり、同時代のいわゆるクラシック音楽と共通性を感じます。
 タンバリンやギターで楽しく踊る絵画から舞曲の生まれた背景を感じたり、肌の艶や、衣装のドレープが、本当にリアルで<完成された美>に言葉を呑みます。

ヴィーナスや<トルコ風呂>シリーズの女性の裸体や、肖像画の追求、また動物等にも、時代の持つ美意識と人間の美の追求を感じました。

自然と共存する中から培ってきた営みが、次の時代へ継承され、永遠に続くであろう<人間の生命力>を見た想い・・・です。


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