No47
民音タンゴ・シリーズ〜創立45周年記念公演
  オスバルド・レケーナ(ピアノの巨匠)  
  スアレス・パス (ピアソラの朋友 )

タンゴ奇跡のデュオと情熱のタンゴダンス〜

今回のステージは、この二人の巨匠が、歌手、ダンスまで精魂込めて作り上げたステージ・・・という
見逃せないものであった。

オルガンを通してタンゴに出会ったのは、もう30年以上も前のこと・・・。
師匠(松波常雄氏)のおかげで、本格的なアルゼンチン・タンゴを勉強でき、後にピアソラの音楽にハマる事となる・・・。
その昔、京都のレコード店で何気なく新しいCDでも・・・と探していた折、ジャケット・タイトルに手が止まる。
<芸術にまで高められたモダン・タンゴ。アストル・ピアソラの代表作/アディオス・ノニーノ〜ライブ・イン・ウイーン>
解説つきで¥3300
そうして手に入れた初ピアソラのCDは<目から鱗>の衝撃。これがタンゴ??これがピアソラ??
目指していたクラシックとジャズの融合、その底辺にはタンゴが流れ、音楽的に新鮮でモダンでエネルギッシュでまさにこれこそ理想の音楽・・・と捉えた瞬間でした。

87年〜ピアソラの日本公演になんと感動したことか・・・。

その他、タンゴ・アルゼンチーノ、マリアーノ・モーレス、ネストル・マルコーニ〜コンチネンタル・タンゴのアルフレッド・ハウゼも〜等のコンサートが思い出される。
また「タンゴの夕べ」他80年代の自身のリサイタルでのタンゴナンバーが同時に甦り、本当に懐かしい。
タンゴステージは華やかで、ドラマティック。

オープニングに♪ラ・クンパルシータをゆったりしたテンポでスタート〜次にダンスが3曲入るが、
3曲目はテンポのあるナンバーで一気に盛り上がる。その後歌手が登場、そして楽団の演奏へ・・・。ミロンガやワルツ等、1曲ごとにダンサーも歌手も衣装が変わり、照明が変わり、視覚、聴覚とも楽しませお客様を退屈させない、プログラムの組み立て方!!
二部はコンチネンタルの代表曲♪ジェラシーでヴァイオリンスアレス・パスがフューチャーされ、その後、今回メインの二人の巨匠のデュオに続く、
素晴らしい時間だった。後半は♪タンゴ・マランボ・メドレーでダンサーも民族カラーたっぷりの芸も披露して大いに盛り上がり、ラストナンバーは♪ラ・クンパルシータ
初日1/13より最終4/2のびわ湖ホールまで、約3ヶ月かけて日本の津々浦々までの公演日程・・・。

プロたる素晴らしさ・・・!!!

                    2009  4/4
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