No45
 <オーケストラの為の編曲
ショスタコ−ヴッチ タヒチ・トロット 作品16>

1928年秋、20代初めの若きショスタコ−ヴッチ
(1906〜1975)は、指揮者ニコライ・マルコの注文により、わずか40分で「Tea For Two」のスコアを完成させたという。
今日でもジャズのスタンダードナンバーとして演奏されたり、チャチャチャのラテンリズムの演奏もありますが、このオケ用の編曲に、大いに興味を持ちオルガンアレンジにと取り組みました。。

まず、DVD<ショスタコ−ヴッチ ヴィオラ・ソナタ>より、生き方や音楽観に興味を持ち、シンフォニーからピアノ曲、さらに映画音楽やジャズまでの幅広い作曲の世界にますます惹かれます。(^^♪
映画音楽では「ハムレット」をDVDで鑑賞し、悲劇をより一層の音楽の力で表現!

その後< ピアノ作品集>を勉強会で取り上げ、初期の作品ながら大変に柔軟な読譜力と表現力を要求される作品の数々に、小品ながら完成された音楽を感じることが出来、新鮮な感動と魅力にはまりました!!


バレエ音楽に使われる<舞曲>はじめ、<プレリュード>による調性を追求した作品等、彼の音楽を読み取る作業は、まるでパズルを解くごとく、日を追って<解決>に向かう楽しい作業でした。

そこで出会った作品が<タヒチ・トロット>
もちろん、「二人でお茶を」のタイトルでは演奏済みですが、このオーケストレーションをCDで聴き、スコアで確認したことで素晴らしい<音創り>を発見!(^^)!

シンプルなスコアは意外で、様々な楽器の個性が
そのまま生かされ、毎日何度も繰り返し聴いたり読んだりをしつつ、オルガン用とピアノ用のアレンジ譜を書き終えました。
演奏がまた大変ですが、アトリエのサウンドが気持ちを盛り上げてくれます。
ピアノは生徒さんにも課題としてコピーし、今月の
レッスンでどんな演奏が聴けるか・・・?というところ。
   
                2008 秋
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