No44
 <アーティキュレーション・ボイス>

前回のこのコーナー書き込みより、はや2ヶ月。
ボーとさぼっていたわけではなく、色々と仕込んで
おりました。(-_-;)

やっと魅力の<アーティキュレーション・ボイス>
を使ったアレンジが仕上がり、練習中・・・苦戦しております。

曲目は「序奏とロンド・カプリチオーソ,op.28
 サン=サーンス名ヴァイオリニストで作曲家サラサーテのために作曲したヴァイオリン独奏のための名曲で、ツィゴイネル・ワイゼンと並ぶ人気曲となっています。

サラサーテのために書かれた曲だけあって技巧的に大変難しい曲です。ソロ・ヴァイオリンは郷愁の音色で最初のテーマを奏でます。この部分でのヴァイオリンのテーマは、基本的にアルペジオと半音階の変形によって成り立っています。

後半にはアルペジオ、スケールが、ピウ・アレグロで演奏する超絶技巧で、聴衆を圧倒する見せ場もあり、なんとも魅力的です。



この作品は音楽的であり技術的にも大変すぐれているため、昨今のヴァイオリニストたちにもよく演奏され、 私はハイフェッツのCDを繰り返し聴きつつ、ジプシー和声にエキゾチックな要素が加わり、また短調と長調の要素が入り混じり音階や響きを作り出すところが、はまっております。

また今年はサラサーテ(1844-1908)没後100年,
ゆかりの年でもあります。

あらためて縁ある音楽との出会い・・・そして振り返れば、クラシック音楽に目覚め、高校入学祝いに買ってもらった最初のレコード(ドーナツ盤)の曲。
(今も鳴ります)

新しい楽器のおかげで懐かしい想い出とともに、新たにヴァイオリンの魅力再発見をしています。

技術的にまだまだこれからですが、音楽に導かれ
歩んでいくところです。
     
                 2008盛夏
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