No27

   
 <NHK日曜美術館30年展>
              〜 京都文化博物館 〜

毎週日曜、教育TVでの長寿番組「日曜美術館」の名品と懐かしい出演者による、作者や作品の解説を映像でたどる、昨秋より話題の展覧会。

なるほど放送局主催だけあり、ハイビジョン薄型画面の映像は、各著名人の若々しいお元気な姿と共に、芸術に対するそれぞれの想いが伝わり、作品により具対的なイメージを膨らますことで、大変興味深いものになりました。

知識はあっても触れることがなかった作品に
思いがけずに出会い、全く知らなかった作者の作品に最も惹かれ、何回も見ている作品に改めて、
「さすが・・・」と感銘を受けたり・・・。
大いに感性を刺激される一時でした。

何を感じ、どう創造するか?」
「理屈ではなく体が感じ、体で表現する」
「身近なものの中に、何かを見出す感性」
「突き上げてくる自身の想い、欲求」


アーティスト ;批評者 コメント (参考)
関根正二 :(今東光 )高いバーミリオンを使えて嬉しかったのだろう。
八木和夫:( 司馬遼太郎) 彼が引っかくことで裸になってくる。
ルドン :(武満 徹) 今見えていないものを見えるようにした。
鳥羽僧正・鳥獣戯画( 手塚 治虫) アニメの手法を全部やられてしまったというショック。
ルオー:( 遠藤周作) オーケストラ(人間のすべて)を流す。
ピカソ・青の時代 :(五木寛之) 打ちひしがれて描いた青ではない。
棟方志功 :(池田万寿夫) いい兄貴だった。精神的なものを造形した。
横山 操 :(東山魁夷) どうして自分にこの絵が描けないのか。
中川一政 ー 身体全体で描く。
岡本太郎 ー 一心不乱な政策態度。
山口華楊 ー じっと見つめること。
小泉 清 ー 西洋的なものと日本的なものへの対応。
                     次に続く
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