No19
2006年 9月30日
「京都の秋 音楽祭」より〜パイプ・オルガン
          〜ヘルムート・ドイチュ


9月最後の日、シリーズ30回記念コンサートが、
京都コンサートホールにて開催されました。

演奏者・ドイチュ氏は夫人がソプラノ・鮫島有美子氏。伴奏者としての活躍のみならず、ヨーロッパで活躍するオルガニスト。多数の器楽作品をオルガンに編曲。その中のリスト<レ・プレリュード>は
当日演奏され、圧巻!!

<プログラム>
1.バッハ・トッカータ ハ長調 BWV 564
 (バッハ・ワイマール時代の作品)
 トッカータ・アダージョ・フーガの3楽章形式)

2.バッハ/ビバルディによる協奏曲ニ短調                     BWV596
 (バッハによる編曲作品)

3.リスト・交響詩第三番 レ・プレリュード

(リストはベートーヴェン第9の交響曲以後、新しい標題音楽として生まれたベルリオーズ「幻想交響曲」に感銘を受け、単一楽章形式による「交響詩」
を生み出す。)

4.リスト・幻想曲とフーガ 〜コラール 「アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム」による
 
(私たちに魂の救いを求める人々に)
 この作品を同時代のサン・サーンスは「現存する
オルガン曲のなかでも最も素晴らしい作品」と絶賛

5.日本歌曲による即興演奏
          〜川の流れのように 
 優れたオルガニストは編曲だけでなく、即興演奏も得意とする。今回は「ドイチュ風にアレンジされ、モダンで斬新なハーモニーから、交響詩の要素を取り入れスケールの大きい、まさにリストのよう。

♪とにかく、凄いテクニックとすさまじい音量で圧倒
されました。ドイツ・フランスロマン派時代の作品が
コンサートホールで聴けたことで、教会とは異なる音響と巨大なサウンドを実感。
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