2006年1月上旬

2006-01-01「一月一日」
謹賀新年。
今年も宜しくお願いしまっす!
そんな訳で新年は結局、ロンブーとナイナイをザッピングしながら迎える。
で8時起床。
あけましておめでとうの挨拶を家族で交わし、「爆笑ヒットパレード」見ながら白味噌仕立てのお雑煮を。
で近くの神社で初詣してそのまま京都の実家へ。
今日はのんびり電車で。
まずは駅前の祖母宅に寄ってご挨拶。
生菓子を一つとバラ寿司を食べる。
でそのまま実家へ。
テーブルの上に「阿闍梨餅」を発見したのでまず一つ。
それから母手製のお節を一通り食べる。
さらに白菜の漬物がやけに美味かったので、ご飯1杯もらって茶漬け。
親父、娘とDSの脳を鍛えるとかいうやつやる。
脳年齢は33歳!いや、一回目は52歳で、奮起して二回目の結果なんだが。
ソファーでボケーッテレビ観ながらうたた寝。
目覚めて「阿闍梨餅」をもう一つ。
娘の食べ残したケーキを半分。
さすがに食べすぎなんじゃないのと思ってるうちに夕食のすき焼き。
ビール飲みながら。
でやっぱり白菜の漬物で茶漬けを一杯。
もう食べられないよーと言いつつサーティーワンの抹茶アイス(スモールサイズ)をデザートに。
でお節や餅、みかん持たされ帰る。
で家で自分の誕生日に自分で買ったショートケーキが残ってたので一個。
以上、ただ食って食って食う元旦。


2006-01-02「猫のあくび」
9時起床。
お節&お雑煮の朝食。
朝から家族でパルコ覗く。
結局娘に本を買ったぐらいで大した買い物せず。
で妻の実家へ。
昼からカニ鍋、引き続いてフグ投入。
そして最後は激ウマの雑炊。
ビール&日本酒が効いて横になった途端、熟睡してしまう。
1時間ばかり後、目覚める。
その後もダラダラ。
昨日に続いてDSで脳年齢チェック。
22歳という結果。
若いぞ、俺の脳!
で夜はすき焼き。
2夜連続。
食っちゃ寝、食っちゃ寝な正月。
チョッチュネ、これでは間違いなく太りますな。
さて明日で正月休みも終り。
なんか年々ゆっくりできなくなってるなぁ。
って十分だらけてるか。


2006-01-03「休日」
9時起床。
もはや正月感ゼロ。
ホットドックの朝食を娘と頬張って、トイザらスへ出かける。
いろいろ見て回った末、娘がお年玉で買ったのは200円の猫フィギュアに300円のプチスーパー。
それからお昼に100円のチーズバーガーを食べてご満悦。
で上司からTEL。
ま、大したことじゃないんだが、休み明けバタバタするのイヤなのでちょっと会社に出て処理。
結局こうなる。
2時間ばかりでちゃっちゃとやっつけて終了。
どうも休めない性質なんだな。
で帰って家族で買い物行ったらもう夜。
カーネーションのDVDも、友達に借りた「少年頭脳カトリ」のDVDも、年末に録画した「楽屋ニュース」「オールザッツ漫才」などなども未見。
休みといえど、一人でゆっくり出来ないとこがまたどうにも。
夕飯はブリ大根を作る。
いつもは料理本見ながらもイロイロはしょって作るんだが、今日は本に忠実に下ごしらえもしっかりして作ってみる。
さすがに美味しく出来た。
大根の味の沁み具合に自画自賛。
こういうの達成感あるんだよね。
さて明日からは通常営業で仕事。
今日は早く寝ることにしよう。


2006-01-04「Bookshelf」
昨日は古畑任三郎観る。
三谷幸喜、石坂浩二使いたかったんだろうな。
田村正和と石坂浩二が同じ画面にいる妙味。
このシリーズはなんつってもキャスティングが肝だもんね。
で仕事始め。
8時半からコツコツ、淡々と仕事こなしていく。
内勤なので特に挨拶回りもないしただひたすら働く感じで。
昼休みは「ほぼ日」の「はじめての中沢新一」年末・年始分をまとめ読み。
オモロ、静かに興奮。
知識の幅を拡げる、いやそんなコトじゃなくて、ただ知らないことを知るってことは快楽なのである。
で午後からもひたすらお仕事して、今日は早めに終了。
7時には会社出る。
とりあえず今日は悩んだ末、ドリームマッチを録画して、古畑任三郎をリアルタイムで観ることにしよう。
あっ始まっちゃった。


2006-01-06「グレイト・ノスタルジア」
昨日は珍しくネット繋がず就寝。
ま、そういう日もたまには。
で今日は朝から滋賀会館シネマホールへ。
休みで映画観に行ってたわけではなくお仕事絡みで。
金になる大作ばかりが映画ではない、映画ってもっと多様なものでそれに触れる場を大切にしたいという館長さんの熱い想いに深く共感。
映画でも音楽でもそうなんだけど、安易に与えられるものだけじゃなくて、もっと多様で面白いものがあるんだよと次の世代に伝えたい。
それが希望を伝えるってことだと僕も信じてる。
でその後、社に戻りひたすらお仕事。
まー次から次へと仕事出てきやがるな。
で今日はやっぱり映画観たくなってレイトショーで山崎貴監督「ALWAYS三丁目の夕日」観る。
正直、かなりナナメ目線で観る必要なし判断してたんだが、江口寿史が絶賛してたので俄然興味湧く。
で結論から言うと、いい映画だったんだこれが。
That's“ちょっといい話”で、昭和33年を生きる役者さんが皆良かった。
吉岡秀隆には内田有紀のことなんかもう忘れちゃえよ!と言ってやりたい。
堤真一、薬師丸ひろ子、堀北真希(絶品!)、三浦友和、あの小雪すらその世界にイキイキと生きていた。
大泣きするよな話じゃなくて、ホント“ちょっといい話”なんだよ。
それがボディーブロウのごとく小出しに連打されるもんだから、後半涙腺のパッキン緩みっぱなしになっちゃう。
みうらじゅん曰く「涙のカツアゲ」状態に入ってしまうのだ。
でこの山崎監督、はっきり言ってドラマより映像に向かってて、その突き放しぶりが好転したんだろうな。
いくらでも感情移入してベタベタに出来るドラマなんだけど、そこは限りなく俯瞰で捉えてて、それよりも昭和33年の風景を徹底して撮りあげてやろうという方が強い。
ロバートロドリゲス監督がアメコミをまんま再現した「SIN CITY」に近い感覚なんじゃないかと思う。
そこもまた面白かった。
昭和33年なんて僕もまだ生まれてないんだよ。
でもなんだろうあの感じ。
ほら、子供の頃の写真見て、映りこんでるまだ舗装されてない道とかから受ける郷愁。
あのなんとも懐かしいよな気持ちが柔らかくなる感じがあった。
が一つ文句つけるとしたら、主題歌。
なんだよ、あの当り障りないクッサイ歌は!ガッカリだよ。
俺ならあそこはスタンダードナンバー、そうだなシナトラとかエルビスでもいいな、そこらで決めるけどなぁ。
で上の画像は実家から一冊だけ持ってきたアルバムの中の一枚。
なんとなく眺めてみたらグッときた。
抱っこされてる“いい顔”の赤ちゃんは1971年の僕。
抱いている母はまだ20代前半。
道は舗装されていないジャリ道である。


2006-01-07「やつでの葉っぱ」
会社からの電話で叩き起こされる。
もぉっ!って気持ちだが、なんとか対処してそれから朝食。
外は雪。
うわっ凄く降ってるな。
早速娘は友達たちと外に飛び出していった。
で僕は暖かい部屋で、やっとカーネーションのDVD「Hurricane Festival」観る。
ライブ&ドキュメントってことで満足いく内容。
「からまわる世界」かっこいい!
でカレーの昼食の後、ビデオで「ドリームマッチ」。
打ち合わせ3時間ということで「地肩の強さ」が出るな。
この短時間だから0から生みだすことは不可能だろうから、頭の中にある笑いの部品、そのストックを使っていかに構成していけるかが勝負か。
当然、作家型と役者型では作り方も違ってくるだろう。
にしてもプロだなぁ、基本的に安心できるもん。
ロンブー淳&浜田は浜田の演技者としての懐の深さが決め。
淳のツッコミは全て想定内だろうが、そこを自分のキャラを理解した上でレベル落として受けに回った浜田さすが。
でもこれは「ネタ」じゃないね。
ぐっさん&天野はそつがない。
ぐっさんはいつでもどこでもぐっさん。
作・演出・主演こなせるがゆえに、一人で完結しちゃう。
また天野が技術あるから世界を壊さずにきっちり繋いで行くんだ。
ぐっさん気持ちよかったろうな。
宮迫&ロンブー亮はこれはもう宮迫ショー。
自分が一番気持ちよく面白くできる安全パイ使って笑わせていく。
結局、誰と組んでもこうなるだろう。
出川&ウドちゃんも嫌いじゃないな。
っつーかネタとか別次元でウドちゃんが画面に映ってるだけでもう満足なんだよね。
幸せな気持ちになっちゃう。
松本&三村は期待値当然高くなるがどうころんでもちゃんと応えてくれる。
しかしこれも松本らしい一ネタ。
松本コントの基本中の基本って感じ。
こういう松本の一筆書きみたいなコント、久しく見る機会ないからなぁ。
なんか懐かしく嬉しかった。
ブーイングが出たあのオチなんか、まさに松本的。
三村はもうね、とりあえずオモロイよなぁ。
ココリコ田中&ホトちゃんは前回の田中&三村のようなミラクル起せなかったなぁ。
田中のスタンスは同じなんだけど、ホトちゃんに瞬発力無しだった。
遠藤&大竹、これも大竹ワールド。
遠藤が上手いから一番まとまっていたように思う。
ただ大竹ワールドは元々大爆笑狙うもんじゃないからなぁ。
とかまぁこんなこと思いながら鑑賞。
でササミのフライ、白菜と油揚げの煮びたしという自分の中での定番中の定番メニューの夕食。
そして滋賀会館シネマホールに行っちゃう。
竹中直人監督「サヨナラCOLOR」やっと観る。
原田知世、原田知世、原田知世…ってノートに書き綴ったような映画。
ジャンルで言うと大林監督の「時をかける少女」、大森一樹監督の「満月」なんかと同じ「原田知世モノ」。
もうこれは一ジャンルだよ。
ま、大好きなんだけど。
で内容は「初恋」いや「初恋してた頃の俺」へのオマージュって感じ。
竹中監督の女性へ向ける眼差しに共感できるかどうか。
ま、僕としては「原田知世」をキャスティングしてる時点で間違いなく共感なんだが。
でなんつーかもの凄くクサく言うと「恋」を越えていく「愛」の映画。
それに尽きる。
そしてそれは竹中監督のロマンティックな妄想爆発でもある。
で役者では、原田知世は別枠として、内村光良と中島唱子が良かった。
スウィングガールズでベース弾いてた水田芙美子ちゃんも存在感あったなぁ。
そして当然のごとくナタリーワイズ、ハナレグミ、クラムボンという今最強のチームによる音楽が最高。
忌野清志郎から高野寛、ビッケ、原田郁子に永積タカシ、田島貴男、斎藤和義、浜崎貴司、Leyonaなどなどのカメオ出演も音楽ファンには嬉しいところ。
にしても原田知世の保存状態の良さよ。
彼女の笑顔だけ2時間の映画があったとしても、飽きずに観れる自信がある。


2006-01-08「感情のタマゴ」
10時起床。
昨日の残りのササミフライにソースをいっぱいかけてトーストに挟む。
これが美味い。
下品な舌なもんで。
で友達に借りたDVD「少年頭脳カトリ」見る。
うわっ懐かしい!
大好きで毎週チェックしてたんだよなぁ。
当時シティボーイズショー手掛けてた三木聡作、音楽は小西康陽。
このテーマソングはCD化されてないんだよね。
今、見てもオモロいなー。
でもなんで特典映像がキムタク出演の回なのか。
笑瓶ちゃんが「時をかける少女」のエンディング完コピしてるやつとかオモロイのいっぱいあったのにー。
午後から家族で買い物。
おもちゃ屋とか電器屋とかイロイロ回る。
スーパーでレタスが199円、即買い。
めちゃめちゃ値上がりしてるからねぇ。
安いの見たら即買わなきゃ。
夜、「スタメン」で太田光と三谷幸喜。
太田の三谷に対する愛憎入り乱れた感情にグッとくる。
屈折なき屈折が三谷のおもしろさであり、屈折に向かわざるを得ない太田のグツグツと煮えたぎる挫折感がまた太田の魅力でもあるのだ。


2006-01-09「晴れた日に」
昨晩の「情熱大陸」春風亭昇太(チビ)師匠。
昭和40年代の家具に囲まれた呑気な独身ライフがいい感じ。
「目玉焼き早く作って〜」という娘の声にせかされて9時起床。
小学校から、お子さんと一緒に通学路を歩いて危険な場所などないかチェックして下さいっていうのがあって、娘と一緒に散歩がてら。
わずかな距離だけど、娘一人にするのは正直怖い。
大人側の問題を子供に押し付けてるようで嫌になるな。
そのまま娘と町を散歩。
静かな休日の午前。
この穏やかさが本物であってほしい。
釜揚げうどんの昼食の後、娘が観たいというので再び「ドリームマッチ」ビデオで。
松本-三村やっぱオモロイなぁ。
で娘は同じマンションの友達んちに。
それから「めちゃイケ」とか「ガキの使い〜」とかビデオチェックしてたらもう夕方。
「ABCお笑い新人コンクール」はチェックせず。
なんか小粒すぎて見たいと思えなかった。
夕飯は和風おろしハンバーグにする。
それなりに出来るんだけど、なんかこうもう一歩先の美味しさに辿り着かないなぁ。
焼き方の問題か?


2006-01-10「Love Is Life To Women」
口内炎が3つもできてる。
それだけでひどくブルー。
心も身体もすっきりしない。
仕事は比較的穏やかだったが、なんとなく調子悪し。
7時過ぎ退社。
で帰りにパルコ寄り道。
タワーでgirl it's U「Lonely Buffalo」購入。
girl it's Uは元ラブ・タンバリンズのellieと斉藤圭一のユニット。
実に10年ぶり、二人が再び邂逅して出来たユニット。
ジャケットのellieの笑顔がまぶしい。
93年、ヴァージンメガストア京都の試聴機でラブタンバリンズの「Cherish Our Love」を聴いた時の衝撃。
ellieの歌声はひどくパワフルで痛々しいまでに切実で誠実だった。
突然の解散、その後のellieは完全に迷走している感じで、ソロ作も聴いてはみたものの、なにか人を寄せ付けないような冷ややかなオーラがあって好きになれなかった。
帰って早速数回聴く。
アコースティックギターのアーシーな音、太く、強く、そして痛々しいまでに切実で誠実な歌声が響く。
3曲目「never die 4eva」、圧巻。
歌の前で身動きが取れなくなるほど。


2006-01-11「万事快調」
口の中がイタイ…。
それだけが原因ってわけでもないのだが、なんか調子が出ない。
変に仕事も穏やかで、逆に調子悪い。
うー、なんだこのモヤモヤは。
くそー、くだらねーや、おもしろくもねーことばっかりだぜっと意味なく毒づきたくなるような一日。
とにかく、何だろう、血の滴るような分厚いステーキにがっついて、無になりたい気分。
なんか喰わせろっ!
…でも口内炎がイタクて喰えないんだよ。
で仕事はサッサと切り上げて帰る。
少し気分を落ち着かせようと昨日も行ったのにパルコに寄り道。
紀伊国屋で雑誌をパラパラ眺めて、服屋でセール品、500円(3500円が500円!ホントかよ)のシャツ購入。
ま、とにかく落ち着け。
蹴飛ばされた石コロみたいに、やさぐれて、なんだかわけもなくイラついちまう日もあるさ。
で家帰って小西康陽が立ち上げた[columbia readymade]の第一弾配信、野本かりあ「東京は夜の7時」(PV)を購入。
うーん、こうして楽曲だけを買う時代になったんだなぁ。
ピチ版から歌詞も一新、BPMも早くよりソリッドになった「東京は夜の7時」。
PVはピチ版をまんま野本かりあで完コピ、これにはやられた!
昨日のgirl it's Uといい、この野本かりあといい、これは90年代を再検証せよということか?
2006年早々、90年代を巡る旅の始まりだ。


2006-01-12「THIS YEAR'S GIRL #1」
あー、調子が…。
で早速ですが帰りの音楽はピチカート・ファイヴ「INSTANT REPLAY」。
ちょっと変化球ということで、この93年のライブ盤を。
とにかく90年代はピチカートの時代だった。
はぁ、もうこれだけでわかるでしょって感じだ。
だって「キャッチー」なんて言葉すらピチカートが居なければ誰も使ってないよ。
91年7月22日心斎橋クラブクアトロ、「超音速のピチカートファイヴ」発売直後、野宮真貴お披露目ライブツアー。
80年代、大好きだったバンド「ポータブル・ロック」のヴォーカリスト・野宮真貴がピチに加入ってニュースに喜んだのは91年の初めだったか。
そしてこの日、“動く”野宮真貴を間近で見て、あまりの美しさに卒倒しそうになった。
この時のライブは、小西康陽がベースを、高浪敬太郎がギターを弾くバンド形式のライブだった。
結果的にピチがバンド形式でやる最後のライブでもあった。
あの時のクアトロの空気、あの時の「サンキュー」。
もう15年も前なのにね、憶えてるもんだな。


2006-01-13「暗闇から手を伸ばせ」
やっと金曜。
口内炎直らず…。
で早速ですが、今日聴いてたのは小沢健二「犬は吠えるがキャラバンは進む」。
93年作品。
93年はちょうどサラリーマンになった年。
夢と希望に満ちていた!
…なんてのはウソ。
現実的過ぎる現実の前で、夢や希望なんかコンビニのレシートといっしょにくちゃくちゃに握りつぶしてポケットの奥に突っ込むほかなかった。
そうでもしなきゃ、とても立ってられなかった。
子供だった僕は梅田の地下道に響く足音にせかされるように、大人のフリをし続けた。
フリッパーズギターを解散した後に、小沢健二はシンプルな言葉と音で、すくっと一人立ち上がってみせた。
故・青木達之のドラムを基調として、彼は真っ直ぐに歌い始めた。
このアルバムがあるから、今でもずっと小沢健二の音楽を信用してる。
通勤の電車の中で、何度も何度もこのアルバムを聴いた。
何者でもない自分を思い知らされ、打ちのめされてた頃。
シンプルな言葉と音は、でも力強かった。
こんな風に立ち上がりたいって思った。
これもまた大切な一枚。
でもうすぐニューアルバム出るんだって。
それもインストアルバム。
信用してるよ。
金曜の夜は、なんでこんなに喉が渇くんだろう。
あと何回、こんな気持ち噛み締めなくちゃなんないんだろうな。
会社を出たら、外は雨だった。
でもって夜、ドラマ「時効警察」観る。
作・演出は三木聡。
オダギリジョー&麻生久美子出演。
小ネタ満載、ツボを突くキャスティング。
さすがにオモロイっ!
でさらにというか、やっと2005年ベストアルバム選出!
こんな感じで、詳しくはコチラ]をどうぞ!


2006-01-14「LOVESONG LOVESONG」
会社からの電話で起床。
ここんとここればっか。
ま、今日のは問題発生って訳ではなかったので一安心。
で娘に目玉焼き作って、土曜日の朝が始まる。
おっ、今日のタマゴは双子だ。
朝からビデオで一応「西遊記」チェック。
大倉孝二がコメディリリーフで笑わせる。
ここだけがポイントか。
あっ、キムタ出演部は蛇足、当然早送りの刑だ。
で娘と昇太の落語聞きながら京都の実家へ。
実家に帰るとついつい冷蔵庫開けちゃう。
漬物各種、佃煮各種、ご飯のスーパーサブ軍団が充実してるのが嬉しいな。
しばしのんびり過ごして、娘はそのままお泊り、僕は大津へ戻る。
ブックオフであだち充の短編立ち読みしたり、バイトの妻を迎えに行ったりしたらもう夜。
夕飯は簡単にパスタにした。
でレイトショー観にいく。
三谷幸喜監督「The有頂天ホテル」。
初日レイトショーとは言え随分なお客さん。
普段、平均5人という状況下で映画観ること多いので、これだけ人が居るとなんか不思議な感じ。
で映画は、「あーおもしろかった」って感想だけを残す見事なコメディー。
それしか残らない潔さ。
錚々たるオールスターキャスト、三谷幸喜の技が存分に詰め込まれ、何層もの物語が絡み合い進行していくのに、シンプルに笑える。
そこに帰着するとこが凄い。
物凄く晴れ晴れとした幸せ感だけが心の中にふわっと残って、後なんにも残らない。
「バッド・ニュース☆グッド・タイミング」って三谷作品の中でもとりわけ好きな作品があるんだけど、それをさらに発展させたような感じ。
ワンカット、長回し中心で舞台的といえばそうなんだけど、これは間違いなく映画でしか表現できない作品になってる。
役者陣はもちろん素晴らしい。
特に二人のベテラン、「バッドニュース〜」のコンビでもある、伊東四朗&角野卓造が最高。
動き回って、笑わせ倒してくれるから嬉しい。
四朗さんファンは必見!
まだ初日なんで多くは語りませんが、三谷幸喜監督作としては最新にして最高作でしょ。


2006-01-15「AROUND THE WORLD」
9時起床。
ピザトーストの朝食とって、大阪へ。
今日はドラマシティで「12人の優しい日本人」。
思えば「三谷幸喜」の名前を最初に知ったのは映画版「12人の優しい日本人」だった。
「桜の園」で映画賞を総なめした後の中原俊監督91年作品。
で2006年にして初三谷作品、生観劇となった。
まー、よく出来た脚本だわ、これは。
部屋の中に12人が登場して、12人が去っていくまで、この密室での約2時間の会話だけが全て。
舞台に12人の役者が揃い話は始まる。
もう完璧な脚本、全く無駄がない。
この2時間の中で12人それぞれの個性が際立つ群集劇であり、スリリングな展開で進む推理劇であり、めちゃめちゃ笑える喜劇であり…。
昨日、「The 有頂天ホテル」観て、これ三谷幸喜の集大成だなぁと思ったが、なにこの原点とも言える芝居に既に全部あんじゃん。
しかし12人が一堂に会してという中で、全員にちゃんと見せ場があり、それぞれにそれぞれがそこに生きてる。
でまた役者陣がいいんだわ。
生瀬勝久、小日向文世、「The 有頂天ホテル」でも好演していた堀内敬子(今年要注目)はもとより江口洋介も初評価。
そして山寺宏一が素晴らしかった。
シンプルすぎるほどの一幕劇でありながら、芝居自体の持つ力に圧倒されたな。
終演後の鳴り止まないスタンディングオベーションにも感激。
皆が皆、いい芝居ありがとー!って気持ちでの心地よい拍手の渦。
これだけの拍手はそうはない。


2006年1月下旬の日記へ


今あなたがご覧になっているHPは「OFF! 音楽と笑いの日々」です。
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