上の画像で分かるでしょうか?
最終フレットの中央辺りがかなり浮き上がっています
このベースのオーナーはかなりフィンガーイーズを使われる方で
ヘッドからブリッジまでフィンガーイーズでベトベトでした
このフレット浮きはフィンガーイーズがフレット溝に染み込み
指板が緩くなって起きた可能性があります
この様に浮いたフレットは一旦抜き取ってからフレットの足を加工して再度打ち直します
私自身はフィンガーイーズを使わないのですが
よく練習スタジオに行っていた頃はスタジオから出てきた人が
ギターをケースにしまう前にギターにドバァーっとフィンガーイーズを吹き付ける
なんて光景をよく目撃し「ギョ!」っとした記憶があります
いったいアレは何のつもりでやっているのでしょうか??お手入れのつもり??
弾く前ならまだ意味も分かるんだけど…
しかし、弾く前にせよギターに直接フィンガーイーズを吹き付けるなんて
破壊行為に他ならないですぞ!!!!!!
ネックに余分な油分や水分は禁物!それは誰でも分かっているはずなのに…
ネックに余分な水分や油分を与え続けると反り、ねじれ、波打ち、フレット浮きの原因になり
音自体も抜けの悪い詰まったような音に変化する可能性があります
ネックだけでなくピックアップにもかかればコイルの中にフィンガーイーズが浸透し
コイルが腐食して音が出なくなる可能性だってあります
フィンガーイーズを使うときは必ず布などに一旦染み込ませてから
弦に擦りつけるようにして使用して下さい!
指板面の滑りが欲しい場合も同様に一旦布などに軽く染み込ませて
指板表面に擦りつけるようにして下さい
ま、今までギターに直接スプレーしていた人なら、
もう指板は充分にフィンガーイーズを吸い込んでいるので今更指板には必要ないでしょうが…
その分あなたのギターの音は油っぽい音になっているはず(^^;)


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