世界一の生産高を誇るアッサム地方は、お茶の栽培に最適な気象条件に恵まれた、北東インドのプラマプートラ河流域の両岸に広がる大平原地域。
アッサム地方は 自然環境・気象条件ともに 理想的な紅茶産地です。
そんなアッサムの茶園の独特の風景は、背の高い樹 (シェード・ツリー) と茶樹のコントラスト。
強い直射日光から茶葉を保護するために、一定間隔で植えられているのが見られます。
また、アッサム種には10mを超える大きな茶樹もありますが、耐寒性が弱く霜の降りるところでは育つことが出来ないという特徴もあります。
茶葉自体が大きく肉厚。
クセがないにもかかわらず 強い味と芳醇な香りがあるアッサムは、濃厚で飲みごたえがあり、ミルクとの相性が抜群。
牛乳で煮込むロイヤルミルクティーや、ミルクをたっぷり入れる英国流のミルクティに最適です。
ただし、 クリームダウン が起きやすいので、アイスティーには不向きと言えるでしょう。
アッサムには製法により、下記の種類があります。
産地 | 北インド 、アッサム地方 |
色 | 明るく鮮やかな水色 |
入れ方 | ミルクティー |
特長 | 芳香な香りとコクとまろやかさをあわせもつ紅茶 |
【 メモ 】 「オーソドックス製法」でリーフタイプに仕上げたものです。 摘み取った茶葉をじっくりしおらせ、揉み、発酵させてつくるオーソドックス製法のアッサムは、独特のコクや甘さを持つ 味わい豊かな紅茶です。 |
産地 | 北東インド、アッサム地方 |
色 | 深く鮮やかな赤褐色 |
入れ方 | ミルクティー、チャイ | 特長 | 強い香りとコクのあるストロングタイプ |
【 メモ 】 品質が最も充実する 6〜7月のクオリティシーズンに収穫された茶葉を、クルクルとした形の1〜2mmの粒状に丸める 「CTC製法」で仕上げたものです。 茶葉が細かく、チャイ ( たき込み式ミルクティ ) に最適です。 蒸らし時間は、ストレートは短めに。 ミルクを入れると渋味の抽出が押さえられます。 |
参考:紅茶の辞典