+++ リーメン生活4ヶ月目〜(ゆうみ生後6ヶ月〜) +++


いよいよリーメン生活3ヶ月間が終わって外せるかもしれない診察の日が来ました。外せると決まったわけではないし、先生も慎重な方だから、あまり期待せずに行こうとは思いつつやはり心の中ではドキドキでした。まずいつものように、正面からみた左右の股関節のエコー診察をしてもらい問題ないことが確認できました。次に右足横側からのエコー診察、これも問題ありませんでした。その次に悪い方の左足横側からのエコー診察が始まりました。「んー…」っといった感じで先生は画面を見て止まってしまいました。「前回の診察時からあまり進展していませんねぇ。まだ(横側の)目標角度60°にあと1、2°足りません。もう少しリーメンを着けて様子をみましょうか。。」

外せると決まったわけじゃないから…と自分に言い聞かせていたつもりでしたがやはりショックでした。反面、先月後半のミルクの飲みが悪かったことが気になっていたので、ああ…やっぱりか、とも思いました。またこの時、先生の治療方針ではリーメンは一度に外すのではなく、1ヶ月ほどかけて少しずつ外していく方法であることを教えてもらい、改めてリーメン生活ゴールはまだまだ遠いということを思い知らされました。ベルトはまた緩めてもらえましたが晴れない気持ちで家に帰りました。

この日の診察の後、なぜか急激にミルクの飲みが悪くなりました。それまで一日700ml〜800mlだった哺乳量が500を切ることもありました。乳首を変えたりミルクの種類を変えたり飲ませ方を変えたり…ありとあらゆることを試しましたが日に日に哺乳量は落ちていきます。リーメンを外せなかったショックと今こそたくさん飲んで骨を育てなければならないのに!という焦りで私自身も相当参りました。小児科に行ったりもしましたが特に体の異常はありませんでした。試行錯誤した結果、このころ軌道に乗ってきた離乳食が少し胃に負担になっていた&前回の診察で肩のベルトも長くしてもらったため胸のベルトが少し腹部に下がってきてミルクを飲むと圧迫してしまう、ということが原因らしいとわかり、何とか少しずつミルクの飲みは回復してきました。しかしこの事件でゆうみのほっぺたはまたもやほっそりしてしまいました。

外せなかった前回の診察から2週間後、今度はレントゲン診察もしてもらいましたがやはり左足の屋根の、横側の成育が思わしくありませんでした。しかも今までエコーでははっきりわからなかったのですが、屋根の横側の端が少し削れたような、せりあがった形になっていて、臼蓋の形としては若干不完全であることが明らかになりました。レントゲンの写真を穴があくほど見ているうちに、早くリーメンを外してやりたいという気持ちより、今頑張ってちゃんと骨を作り上げなければ…という気持ちになりました。これはもう少し時間がかかるぞ…という覚悟が出来ました。

屋根の角度的にはもうあまり外れる心配はないということで、お風呂上りに1時間だけ外してOKとの指示をもらいました。これだけでもゆうみにとっては大きな前進でした。幸い、ミルクの飲みも回復し、飲む量も着実に増えました。離乳食の食べっぷりもずいぶん良くなって、ほっそりしていたほっぺたも一気にふくらみ、この時期妙に大きくなったように思えました。



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