強迫の闇の中で得たこと

強迫行為は、嫌なモノの隔離行為だけじゃなく…


2003年04月16日(水)

1995年の過去メモから、嫌悪感に関する葛藤を抜粋…。
当時の生の感覚を、そのまま書き留めてみたいから。
未熟で攻撃的で、かなり恥なメモだけど。 o(- -;o
今も揉めるけど、当時も 親と揉めまくってたからか、
親に対する嫌悪感が肥大してた。

それより以前は、自分自身に対する嫌悪感の方が
強かったんだけどね。



1995/06/24
…昔、父親と祖母は、母親を愚かだと 毎日ののしっていたし、
…母親は、父親の悪口をたんまり 私にグチって聞かせた。
…結局、私は、自分自身を好きになれなかっただけじゃなく、
…自分の母親や 父親も、好きにはなれなかった。
…まず、自分を認められなかったし…、母親や父親と似てる部分を
…意識するたび、よけいに自分に嫌悪感をいだいてしまう。

…嫌いな人に似てる自分なんか、好きになれないよ。

…どうして、不安に突き動かされて 無茶するときの態度が、
…父親にそっくりなんだ? 言動の理由・動機は全然違っても、
…どうして現象だけは、見た目だけは、一緒なんだ?
…他人からは不安が見えない。 強迫は わがままとしか見えない。
…不安がベースにない父親のわがままと、同じにされる。

…しつこく不安解消を試みるところは、母親にそっくり。
…母親は、いつも 私にしつこかった。
…どうして嫌なとこばかり、症状は拡大して見せるのだろう。

1995/06/25
…まず、嫌いは嫌いと はっきり自覚するとこから、始まるのかな?
…いくら嫌いでも、縁を絶てないとこから、始まるのかな?
…血の繋がりは 消せない。 逃げられない。
…親を認められない限り、自分を認められないなんて、キツイぞ。
…あの親たちを、どうやって認めるんだ?

1995/08/10
…父親に似てようと、母親に似てようと、仕方ないじゃない。
…これが私なんだから。目をそむけずにいようと 思える事が嬉しい。

…症状は、毎日、私に私の正体を見せつける。
…今さら、自分にいい格好しても、しょうがない。
…これが私なんだから。 その代わり、これ以下でもないと思うよ。
…自分の愚かさを自覚してる分だけ、まだ救われる。

…友だちについてだって、そのコの全てが好きな訳じゃない。
…基本的に嫌なコだと思わない。 自分にも、そんな感じでいいのさ。
…私は、ずっと 自分から逃げてたのかもね。
…自分の嫌な部分を、自分から隔離したかったんだ。


1995/08/12
…どうして、「まぁ いいか」 って 思えるようになったんだ?
…自分の正体を、諦めて認めたからか?
…気に入らなくても、これが私を特徴づけるものなんだって、
…私が私である理由なんだって、思えるようになったからか?

…『企業戦士 ヤマザキ』 の作者の言葉によると…
…自分が皆と違っているとこは、最大の自尊心であると同時に、
…最大の劣等感でも あるらしい。
…違う部分は プライドであり、かつ、コンプレックス。
…「それらのバランスの 微妙な変化によって」
…「人の生き方は 大きく変わる」…心に残る言葉だった。



次の年も、また似たようなこと 書いてるんだよね。 o(- -;o
微妙に違うけど…。 進歩ない…。 o(- -;o
それとも、心の奥まで納得するには、やっぱり
時間と、たくさんの実感. または. 強烈な実感が必要なのかな。

強迫行為自体、「自分の嫌な部分を、自分から隔離」
を象徴している行為だと思うけど、
「自分から隔離 したい 自分の嫌な部分」 を
自分に見せつける行為にも思えた。

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