強迫の根っこに関わる、育った家庭環境 etc.

思い込みは消えない


2003年04月03日(木)

昨日の続きー。 小学5年の時の話。
休み時間、教室で壁にもたれて、
ひとりぽつん〜って 立ってる私の足元に、
ピンポン玉が 跳ねて向かってくる。

クラスで、卓球もどきが流行っていたのだ。
おもしろそう…、やってみたかった。 でも 私は見てるだけ。
誰かが打ち返し損ねて、こっちに来たピンポン玉を
拾って渡しても いいのかどうか、迷った。

拾えば、「触るな。汚い」 って言われそうな気がするし、
拾わなければ、「拾わないなんて、性格わる〜」 って
言われそうな気がするし、どうしたらいいんだろう…。
私は、拾って渡したいんだけど…。

でも、どっちの行動をとっても、何をしても、
結局、悪く言われるような気がした。

なぜ無視するのか聞いても、黙ったまま 教えてくれないし、
自分では、いくら考えても心あたりないし…、
自分が悪いに違いないと、思い込んだものの、
どこが悪いか わかんないから、
どういう行動をとったらいいのか、わかんなかった。




ずーっと、ずーっと、後になってから聞いた。
無視のわけ。 高校生くらいの時だったかな…。

…私の成績が気にくわなかったから…だそうだ。
どうしても 信じられなかった。 なんで? そんなことで?
何年間も、自分が嫌な奴なんだと 信じ切ってしまっていた私には、
どうしても 信じられなかった。


私は、子供の頃 嫉妬の感情っていうのが、
理解できなかった。 なぜか嫉妬したこと なかったから。

成績は、いつも妹の方がよかったけど、
そんなもんだ〜って思ってたし、
私が良い点とっても、誉められた覚えないし、
小学校の通信簿は、その子自身が頑張ったかどうかを
基準にしていたから、人とは関係ないって思ってたし。

綺麗な服を着てる子を見ても、
裕福なら そんなもんだ〜って思ってたし、
かわいい子を見ても、かわいいな〜って思うだけだったし。

でも それって、ちょっと不自然だよね。
やっぱり小さい頃から、感情を抑えるクセがついてたのかな。
病気になってから、嫉妬はするようになったけどね。 o(- -;o



私個人の成績なのに、
他人が嫌な思いをするなんて、思いも寄らなかった。
そんなの嘘だ、私が嫌な奴だからだ…
っていう思いは、何年間も消えなかった。


ただ、こういう想像はできたけど。
聞いたのが、高校くらいだったから。

たとえば、成績を持って帰った時、
親から、みぃちゃんみたいに頑張りなさいよ、みたいに、
名前を出されて比較されたら、おもしろくないだろうな…とか。

たとえば、先生が友達と話してる時、
私を誉めたりしたら、友達は おもしろくないだろうな…とか。

でも 友達に、直接 何もしてないのに、
あんな思いをさせられるなんて…、
ほんとに妬みが原因?って、心は納得してくれなかった。
強迫になって何年間か経つまで。


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