強迫の根っこに関わる、育った家庭環境 etc.

嫁の苦労 ・ 母親の事情


2003年03月31日(月)

昨日の続きー。
母親の実家は、農家ではなかった。
農作業のできない母は、人間扱いされなかったらしい。
家事を支えていても、遊んでいると みなされたという。

ウチが農業をやめてからは、
すぐ近所で小売店をしてて、共働きだった。
でも、家事は全部 母親の仕事で、母親だけが大忙し。
それなのに 父親は、母親を けなしてばかりいた。
子ども心にも、ずるいと思ってた。

父親は、毎日 子供の前で、
母親は こんなに劣っていて、それに比べ、
自分は こんなにエライと、卑怯な宣伝をしなければ、
自分を保てないほど、自己評価の低い人間だった。

母親は、祖母の機嫌を損ねないよう、
常に 最大限の気を使っていた。



そんな家の中で、母親は 黙り込んで、
全てを他人のせいにすることで、自分を守ってきたんだと思う。
祖母や父親に 言いたいことがあっても、何か言えば、
何倍にもなって返ってきただろうから。

私は、母親は自分では気づかなくても、
父方の血を憎んでいたと思う。

母親は、家では、滅多に しゃべらなかったから、
私は、母親の話し方、プラス、父親や祖母の話し方の
クセを学習してしまったと思う。
幼い頃、人は そうやって、まずは自分の身の回りから、
学習を始めるものだから。
TVは、ほとんど見せてもらえなかったし。

母親は、時々、祖母と似た話し方をする私に、
嫌悪感を 覚えたのだと思う。
直接、祖母や父親に言えない鬱憤が、私に回ってきた。

母親は、いつも不機嫌で、
毎日のように、「お前は 意地の悪い子だ」
「きっと、祖母や父親に似た子なんだ」 と言われた。
自分では、そうは思えなかったんだけど…。



病気の根っこに関する話は続くけど、
ここでは、母親には 母親の事情があったという話。
母親は、自分の事情や気持ちを
私が少しも理解してないと、思い込んでるけどね。

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